くしろバス

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テンプレート:Mboxテンプレート:Infobox テンプレート:ウィキプロジェクトリンク テンプレート:ウィキポータルリンク くしろバス株式会社は、北海道釧路市に本社を置くバス会社。

概要

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沿革

  • 1925年(大正14年)3月20日 - 釧路自動車株式会社設立[1]
  • 1934年(昭和9年)3月15日 - 釧路乗合自動車株式会社に社名変更[1]
  • 1944年(昭和19年)4月15日 - 北海道における旅客自動車運輸事業統合要綱により釧路地区の乗合バス会社を統合し、東邦交通株式会社設立[1]
  • 1951年(昭和26年) - 白糠営業所開設。
  • 1953年(昭和28年)12月25日 - 観光バス部門を分社化して阿寒バスを設立[1]
  • 1955年(昭和30年) - 阿寒バス分社のため阿寒・弟子屈営業所廃止。厚岸出張所開設。
  • 1956年(昭和31年) - 厚岸出張所を営業所に格上げ。
  • 1959年(昭和34年) - 釧路駅前案内所開設。
  • 1960年(昭和35年) - 別保・米町営業所開設。
  • 1962年(昭和37年)
    • 11月17日 - 米町線で北海道内初のワンマンカー運行を開始[1]
    • 益浦・音別営業所開設。
  • 1964年(昭和39年) - 釧路駅前バスターミナル使用開始。堀川町第二車庫を総合営業所として使用開始。
  • 1967年(昭和42年) - 米町営業所廃止。
  • 1970年(昭和45年)4月1日 - 東北海道貸切バス事業協同組合発足、加盟。
  • 1976年(昭和51年)
    • 6月1日 - 阿寒バスと市内路線定期券・回数券を共通化[1]
    • 厚岸営業所移転。
  • 1980年(昭和55年) - 堀川営業所、愛国車庫を集約し、釧路町桂木1丁目に営業所を移転。
  • 1989年(平成元年)5月15日 - 社名をくしろバス株式会社に変更[1]
  • 1991年(平成3年) - 隣接するニチイ(現・イオン)釧路店の、釧路サティへの移行に伴う増築・改装の為、釧路町の総合営業所を釧路市愛国191番地(現・文苑2丁目)に移転して本社機能を集約化。
  • 1997年(平成9年) - JR北海道厚岸自動車営業所廃止により、建物と路線を譲受。厚岸営業所を移転。
  • 2000年(平成12年) - 道東地区初のノンステップバスを1両導入。2004年と2005年、2006年にも各1両導入。
  • 2005年(平成17年) - 原油価格高騰に伴う燃料代高騰で釧路市内線を大幅減便。
  • 2006年(平成18年) - 国内旅行業に参入。
  • 2007年(平成19年)12月25日 - 老朽化した釧路駅前複合ビルを改築し阿寒バスと待合所を統合した釧路駅前バスターミナルを設置[2]
  • 2008年(平成20年)
    • 1月1日 - 釧路市・釧路町管内のくしろバスと阿寒バス乗り放題パス「マイパ」を発売。
    • 2月21日 - 釧路駅前複合ビル内に「スーパーホテル釧路駅前禁煙館」開業[3](同年8月に「スーパーホテル釧路駅前」へ改称(全館禁煙を取り止め))。

事業所

本社
  • 北海道釧路市文苑2丁目1番1号
釧路整備工場を併設。
釧路駅前ターミナル
  • 北海道釧路市末広町14丁目1番2号 釧路駅前複合ビル
白糠営業所
厚岸営業所
浜中出張所
事務員のみ配置で、車両・乗務員は厚岸営業所から回送で送り込んでいる。

路線バス

路線バス車両は87台保有する[4]

都市間バス

ファイル:KUSHIRO BUS「釧路200 か・384」LKG-MS96VP QUEEN HR..jpg
「スターライト釧路号」釧路駅前にて
ファイル:Kushiro-bus kushiro200ka129.jpg
「特急ねむろ号」釧路駅前にて

2009年7月1日現在。

スターライト釧路号

1987年(昭和62年)8月6日の開設当初は北海道中央バス単独運行であった。1992年(平成4年)7月11日より阿寒バスとともに参入する。詳細は当該項目を参照。

特急ねむろ号

1988年(昭和63年)11月10日に直行で運行を開始。順次停留所を増設している。2012年(平成24年)現在で平日3往復、土日祝2往復運行される。一部の便は厚岸町内で乗務員交替が行われる。
予約制都市間バスではあるが従来より生活交通路線として補助を受けており、根室市・浜中町より釧路市内通院者への利便性確保のため主要病院5箇所を効率良く経由している。

一般路線バス

2011年10月1日改正。運行日や詳細な経路は公式サイト等で確認されたい。

ファイル:Kushiro-bus 54.jpg
たくぼく線専用車両(いすゞエルガミオ)JR釧路駅前にて
ファイル:Kushiro bus Kōritsudaigakumae01.JPG
丹頂鶴をイメージした形状の停留所ポール
  • 1 たくぼく循環線
上記2系統は外回り経路。その逆を回る内回り系統もある。釧路三慈会病院は内回り系統のみ停車。
    • 釧路駅 - 啄木ゆめ公園 - 米町公園 - 弁天ヶ浜
  • 2 若草団地線
    • 釧路駅 - 十字街 - 釧路三慈会病院 - 市立病院 - 湖陵高校 - みなみ病院 - 若草坂下 - 武佐団地入口 - 武佐4丁目 - 第2若草団地
    • 釧路駅 - 北陽高校 - 湖陵高校
  • 3 武佐線
    • 釧路駅 - 城山十字路 - 北陽高校 - 武佐団地入口 - 武佐4丁目 - 第2若草団地
    • 釧路駅 - 城山十字路 - 北陽高校 - 武佐団地入口 - 武佐4丁目 - 武佐高台 - 曙団地入口 - 春採SC
    • 愛国 - 新橋大通6 - 日赤病院 - 土木現業所 - 三共 - 釧路駅 - 城山十字路 - 北陽高校 - 武佐団地入口 - 武佐4丁目 - 第2若草団地
  • 5 鶴ヶ岱線
    • 大楽毛分岐 - 鶴見橋通 - 景雲中学校 - 明輝高校 - 東高校
    • 白糠駅前 - 大楽毛分岐 - 鶴見橋通 - 景雲中学校 - 入江町14 - 市立病院
  • 6 明輝高校線
    • 釧路駅 - 釧路中央郵便局 - 北中 - 若竹町7 - 共栄中学校 - 愛国 - 愛国商店街 - 明輝高校
  • 7 学園線
    • 雁来 - 市民球場入口 - 美原1 - 公立大学 - 新開2 - 市立病院
  • 10 豊美線
一部は大規模運動公園(陸上競技場・湿原の風アリーナ)経由(第2系統)
  • 12 文苑・公住線
    • 孝仁会記念病院 - くしろバス本社 - 新橋大通6/協立病院 - 北中 - 釧路駅前 - 十字街 - 生涯学習センター - 市立病院 - 湖陵高校 - 変電所 - 緑ヶ岡
    • くしろバス本社 - 協立病院 - 北中 - 釧路駅前 - 十字街 - 生涯学習センター - 市立病院 - 湖陵高校 - 曙団地入口 - 益浦入口 - 白樺入口
  • 17 白樺線(市立病院経由)
    • 釧路駅 - 釧路三慈会病院 - 市立病院 - 湖陵高校 - みなみ病院 - 曙団地入口 - スカイロード - 附属小学校 - 白樺台
    • 釧路駅 - 生涯学習センター - 市立病院 - 春採公園 - コーチャンフォー - 曙団地入口 - スカイロード - 附属小学校 - 白樺台
    • 釧路駅 - 釧路三慈会病院 - 市立病院 - 湖陵高校 - コーチャンフォー - 春中横 - 晴海団地 - 益浦 - 白樺台
  • 18 白樺線(千代の浦経由)
    • イオン - 釧路駅 - 十字街 - 釧路三慈会病院 - 千代の浦 - 望洋住宅 - 桜ヶ岡通 - 益浦入口 - 附属小学校 - 白樺台
ファイル:Kushirobus kiritappuline.JPG
霧多布線終点「霧多布温泉」の様子
くしろバス本社 - 北陽高校間は霧多布行は乗車のみ、釧路行は降車のみ。
藻散布 - 霧多布温泉間の区間便は27 散布線と呼ばれる場合がある。2005年(平成17年)10月1日改正時に25 厚岸線(釧路 - 厚岸 - 国泰寺 - 愛冠)を統合。2011年(平成23年)10月1日改正時には霧多布線第2系統に変更され、運行区間も厚岸駅 - 霧多布温泉ゆうゆに延長された。
  • 28 新富士・新野線
  • 30 昆布森線
    • 釧路駅 - 市立病院 - 湖陵高校 - みなみ病院 - コーチャンフォー - 興津4 - 桜ヶ岡通 - 益浦 - 白樺台 - 三津浦 - 昆布森
    • 岩見浜 - 三津浦 - 学園通 - 益浦入口 - 武佐1 - みなみ病院 - 市立病院 - 釧路駅
  • 32 別保線
    • 釧路駅 - 城山十字路 - 東釧路 - 北見団地4 - イオン釧路店 - 東高校 - あいぱーる - 公営住宅 - 双河辺
  • 35 遠矢線
    • 釧路駅 - 栄町6 - 松浦町通 - 入江町14 - 桂3 - イオン釧路店 - 柏東1 - 釧路陵墓公苑 - パーク108 - 三映団地
2008年10月1日、東遠野線から路線名変更
かつては栄町6発着。
  • 50 浄水場線
    • 浄水場 - 中園通 - 入江町14 - 川北町8 - 栄町6 - 釧路駅
77 イオン釧路線運行開始後に臨時便に変更
  • 53 晴海線
    • 釧路駅 - 十字街 - 生涯学習センター - 興津町 - 春採4 - 興津2 - 晴海団地 - 益浦 - 新学園台 - 白樺台
  • 55 南北線
    • 東高校 - イオン釧路店 - 愛国 - 労災病院 - 新橋大通6 - 大曲 - 喜多町 - 釧路駅 - 十字街 - 市立病院 - 湖陵高校 - 永住 - 曙団地入口 - 武佐高台 - 第2若草団地
    • 第2若草団地 - 武佐高台 - 曙団地入口 - 永住 - 湖陵高校 - 市立病院 - 十字街 - 釧路駅
  • 60 愛国線
    • くしろバス本社 - 愛国 - 新橋大通6 - 大曲 - 三共 - 十字街 - 望洋住宅 - 附属小学校 - 白樺入口
    • 美原4 - 美原入口 - 公立大学 - 木場1 - 貝塚通 - 星園高校 - 武佐高台 - 附属小学校 - 白樺入口
  • 61 東西線
    • 白樺台 - 附属小学校 - 望洋住宅 - 十字街 - 三共 - 大曲 - 労災病院 - 愛国 - イオン釧路店 - 東高校
  • 63 美原線
    • 釧路駅 - 栄町6 - 川北町8 - 入江町14 - 光陽町18 - 柳橋通 - 芦野2 - 美原南入口 - 孝仁会記念病院
  • 65 美原線
    • 釧路駅 - 栄町6 - 三共 - 大曲 - 労災病院 - 柳橋通 - 芦野5 - 公立大学 - 美原
  • 66 昭和線
    • 釧路駅 - 駅北口 - 大曲 - 鳥取大通2 - 不二橋詰 - 釧路専門学校 - 昭和団地 - イオン釧路昭和店- 釧路北病院
  • 77 イオン昭和線
    • 釧路駅 - 栄町6 - 川北町8 - 入江町14 - 柳橋通 - 景雲中学校 - 農協ビル前 - 商業高校 -イオン釧路昭和店
2011年10月1日改正で路線名変更されたが、かつてはくしろバス本社・美原・東高校経由国誉5発着便もあった。
  • 100 イオン線
    • イオン釧路昭和店- 商業高校 - 昭和橋 - 鳥取神社 - 新橋大通6 - 市民文化会館 - 景雲中学校 - くしろバス - 公立大南門 - 芦野3 - イオン釧路店 - 新開2 - 貝塚3 - 貝塚通 - 武佐中通 - 第1若草団地 - 湖畔幼稚園 - みなみ病院 - 湖陵高校 - 市立病院 - 博物館
元々は1994年10月に運行を開始した釧路サティ線で、2002年1月1日にポスフール線に変更された。2009年4月1日改正で路線名をポスフール線からポスフールイオン線に、くしろバス本社経由便をイオンモール釧路昭和(旧イオンS.C)発着に変更され、湖陵高校経由便で貝塚3が増設されたが、2011年10月1日改正でくしろバス本社経由便と湖陵高校経由便を一本化、イオン線に変更。
  • 101 イオン釧路線
    • 釧路駅 - 釧路中央郵便局 - 北中 - 若竹町7 - 共栄中学校 - 愛国 - 愛国商店街 - イオン釧路店
2011年10月1日改正で路線名変更。
  • 111 高専線
    • 三映団地 - パーク108 - 釧路陵墓公苑 - 柏東1丁目 - 国誉5 - 豊美1 - 美原 - くしろバス本社 - 商業高校 - 鳥取北10 - 星が浦北2 - 高専
2009年4月1日改正で路線変更
  • 222 たんちょう線
    • まりも団地 - 高専 - 王子製紙 - 大楽毛1 - 鳥取分岐 - 啓生園 - イオン釧路昭和店- 鶴見橋通 - 文苑1 - イオン釧路店
  • 浜中線
    • 浜中駅 - 榊町 - 幕帰別 - 新川十字路 - 霧多布温泉ゆうゆ
  • 国泰寺線床潭線
  • 上庶路線
    • 白糠高校 - 白糠駅 - 刺牛入口 - 西庶路駅 - アサヒストアー/西庶路 - 中庶路 - 新興 - 上庶路
  • 音別線
    • 白糠駅 - 和天別入口 - 古瀬 - 学園前 - 音別駅 - 中音別 - 拓北 - 二俣 - 茶安別

主な廃止路線

  • 茶内線
    • 厚岸駅 - 糸魚沢 - 茶内中学校 - 茶内郵便局 - 湿原センター - 霧多布高校 - 霧多布温泉ゆうゆ
2006年(平成18年)10月1日廃止。
  • 和天別線
    • 白糠駅 - 和天別入口 - 下和天別 - 駒越 - 駒の里 - (大平地区循環)
2010年(平成22年)10月1日廃止。駒の里以遠は停留所を設置しない完全フリー乗降制であった。

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  • 特急すずらん号
    • 釧路・白糠 - 音別 - 浦幌 - 幕別・帯広(十勝バスとの共同運行)
1989年(平成元年)11月24日運行開始。十勝バス一般路線バス廃止の代替として浦幌 - 帯広間の乗降制限が解除されるなどの動きがあったが、2010年(平成22年)12月6日の浦幌町議会にて路線廃止予定であることが明らかになり[5]2011年(平成23年)4月1日に廃止されている[6][7]

貸切バス

貸切バス車両は17台保有。事業は釧路北見帯広札幌の各運輸支局管内での発着が認められており[8]道東地区事業者10社で組織する東北海道貸切バス事業協同組合 (BUS CENTER)に加盟している。

車両

一般路線車は古くよりいすゞ自動車の車両を中心に導入している。1980年代末より中古車両を導入しており、在籍する大型路線車はノンステップバス4両を除いて全て中古車両。中型路線車は、ジャーニーK(前後扉)やエルガミオ(前中扉ワンステップ)、三菱エアロミディ(前中扉ワンステップ)を自社発注で導入しており、数両の車体には石川啄木肖像画が描かれ、たくぼく線で運用されている。

高速バスや貸切バスは三菱ふそうトラック・バスの中古車両が多い。カラーリングは赤・オレンジ・黄色の斜めストライプが入ったものに順次改められ、さらに近年は虹色のラインで2羽の丹頂鶴が描かれたものも運用されている。貸切バスはBUS CENTERカラーと並行して導入される。

脚注

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関連項目

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外部リンク

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「kushiro-history-list-2006」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  2. “くしろバス駅前複合ビル 乗車券販売所など一部先行オープン”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2007年12月26日)
  3. “「全室禁煙」ホテル開業 釧路駅前複合ビル内に”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2008年2月22日)
  4. テンプレート:Cite web
  5. 北海道新聞 「都市間バス 帯広 - 釧路 廃止へ」(2010年12月7日朝刊 p9経済面)
  6. テンプレート:Cite web
  7. テンプレート:Cite web
  8. テンプレート:Cite web