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美幌駅(びほろえき)は、北海道網走郡美幌町字新町3丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)石北本線の駅である。駅番号はA65。電報略号はヒロ。
普通列車のほか、特急「オホーツク」が停車する。かつてはここから相生線が分岐していたが、1985年(昭和60年)に廃止された。
相生線の資料を展示した美幌駅交通記念館が併設されていた[1]が、2001年6月に閉館となり、同年9月に観光・物産・地域の情報提供スペースに改装された[2]。
歴史
- 1912年(大正元年)10月5日:国有鉄道の駅として開業。一般駅。
- 1924年(大正13年)11月17日:相生線開業。
- 1929年(昭和4年):駅舎及び構内改築。
- 1953年(昭和28年)6月24日:町内大火により駅舎一部類焼。同年内に復旧及び駅前拡張。
- 1959年(昭和34年)10月18日:日本甜菜製糖美幌製糖所操業開始と共に、専用線3.47kmによる貨物取扱い開始。
- 1975年(昭和50年):みどりの窓口開設。
- 1985年(昭和60年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる。
- 1990年(平成2年):日本石油専用線廃止。同社美幌油槽所の荷役設備へ続いており、石油輸送で使用されていた。そのため新富士駅(西港駅)と当駅の間に石油輸送列車が設定されていた。
- 1991年(平成3年)5月:日本甜菜製糖美幌製糖所の専用線使用が廃止となる[3]。
- 2002年(平成14年)4月1日:JR貨物の駅が廃止。
- 2008年(平成20年)7月31日:キヨスク閉店[4]。
駅構造
島式ホーム1面2線をもつ地上駅。駅舎に接した単式ホームには相生線用の1番のりばが設けられていたが、廃止に伴い線路が撤去され、ホームは現在も残るが花壇が設置されるなど立ち入ることはできない。のりばとの間は跨線橋を利用する。
2 | ■石北本線 | (上り) | 北見・遠軽・旭川・札幌方面 |
---|---|---|---|
3 | ■石北本線 | (下り) | 女満別・網走・知床斜里方面 |
社員配置駅だが、早朝、夜間、昼休みは不在となる。みどりの窓口(営業時間:8:00 - 18:00)設置駅。駅員不在時の連絡先は北見駅となる。美幌観光物産協会・ぽっぽ屋が入居し、美幌町の観光案内や特産品販売、都市間バスの乗車券発券を行う。
駅名の由来
アイヌ語の「ペ、ポロ」(水の多い)が転訛したもの。この地方は多くの川が合流するため、水が豊富であるため。
駅周辺
- 北海道道309号美幌停車場線
- 国道39号・国道240号・国道243号
- 美幌町役場
- 美幌警察署
- 美幌警察署仲町交番
- 美幌郵便局
- 美幌駅前郵便局
- 網走信用金庫美幌支店
- 北見信用金庫美幌支店
- 北洋銀行美幌支店
- 日本通運美幌支店
- 美幌町農業協同組合(JA美幌町)
- 日本甜菜製糖美幌製糖所
- 美幌町立国民健康保険病院
バス
北海道が設置する美幌駅バスターミナルが隣接。待合室を設置する。
- 阿寒バス
- 美幌町内循環
- 峠の湯・古梅方面
- 北海道北見バス
- 北見方面
- 津別(町営バス車庫)方面(相生線廃止代替)
- 網走バス
- 網走バスターミナル・小清水方面
- 網走バス・北海道北見バス・北海道中央バス
- ドリーミントオホーツク号 札幌駅前ターミナル方面
網走交通バスの北見方面、大空町東藻琴方面、阿寒バスの女満別空港方面、阿寒湖方面は休廃止されている。
その他
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- テンプレート:Color石北本線
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
- 美幌駅(JR北海道旭川支社)
- 北海道立図書館北方資料デジタルライブラリー
- 「野付牛網走間開通記念絵はがき」より、開設工事中の美幌停車場構内 構内長が短い。
- 「美幌町風景絵はがき」より、美幌駅 大正13年-昭和4年の構内改築前、中線のある複合ホーム2面3線。跨線橋の位置が貨物ホーム寄り。