Seventeen (日本の雑誌)
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『Seventeen』(セブンティーン)は集英社が発売している女性向けファッション雑誌、情報誌。略称はST。「Popteen」と並ぶ人気雑誌。
毎月1日発売(日祝日、年末年始などの場合は1 - 3日前倒しされる)。
目次
概要
1968年に、総合少女週刊誌『マーガレット』のお姉さん雑誌『週刊セブンティーン』として創刊、アメリカで1944年に創刊された『Seventeen』の日本版として出発した。掲載内容はファッション・少女漫画・芸能等。
1987年に、誌名の表記をアルファベットの『SEVENTEEN』とし、判型も変更、リニューアルされた。通巻1000号となる1988年1号より、ファッション雑誌に方向転換し、月2回の刊行(毎月1日・15日)となる。漫画雑誌としての部分は『月刊ティアラ』として新創刊され、引き継がれた。その後、ライバル誌だった小学館の『プチセブン』の廃刊後、急速に売り上げを伸ばし(公称35万部[1])、「ティーンのNo.1雑誌」と銘打っている。2008年、創刊40周年を機に月刊化、表記を『Seventeen』に変更した。
月刊セブンティーン
1969年に『別冊セブンティーン』として創刊(1969年12月号)。毎月24日発売。掲載内容は、少女漫画の他にファッションや芸能もあった。1973年6月号より『月刊セブンティーン』へと名称を変更し、新創刊する。『週刊』の「週セ」に対し、「月セ」と呼ばれ、以下のヒット作を生み出したが、1986年12月号を最後に廃刊。同時に、それまで「月刊セブンティーン特別編集」とされていた『ヤングユー』が隔月刊から月刊になった。
掲載されていた漫画
週刊セブンティーン時代
- 西谷祥子『花びら日記』1968年1号より掲載。
- 水野英子『ファイヤー!』
- 津雲むつみ『おれは男だ!』『彩りのころ』『風と共に去りぬ』
- 武田京子『さぼてんとマシュマロ』
- 宮脇明子『ヤヌスの鏡』1981年 - 1982年掲載。1985年12月、ドラマ化され、フジテレビ系の水8枠で放映。
月刊セブンティーン
沿革
- 1968年 ティーンのための総合週刊誌として、『週刊セブンティーン』創刊。
- 1968年 『別冊セブンティーン』創刊。
- 1973年 『別冊セブンティーン』が『月刊セブンティーン』として新創刊。
- 1986年 『月刊セブンティーン』廃刊。同時に『ヤングユー』が月刊化。
- 1987年 『週刊セブンティーン』がリニューアル。表記をアルファベットの『SEVENTEEN』に変更。
- 1988年 週刊から月2回刊へ。内容もファッション雑誌となった。漫画雑誌としての部分は、『月刊ティアラ』として新創刊。
- 2008年 10月号より月2回刊から月刊へ。表記を『Seventeen』に変更。
専属モデル
誌面に登場する専属モデルは「STモ」と呼ばれる。STモは一般公募のオーディション「ミスセブンティーン」で選出されたり[2]、大手芸能事務所からの編集部への売り込みなどで定期的に補充される「プロダクション組」がいる。
人気モデルは頻繁にカバーガール(表紙)を務めたり、連載ページを担当するほか、ソロでフォトエッセイが発売されることもある。また、本誌に限らないが、『週刊プレイボーイ』、『MEN'S NON-NO』など集英社の男性向け雑誌に出演して、女性に限らず男性からも支持を集めるという手法も採られている。卒業後は、他のファッション誌に移籍し引き続きモデルとして活躍する者がほとんどだが、女優や歌手に転向し人気を得る者もいる。
本誌は10代の女性向け雑誌であるため、専属モデルは大抵20歳近くになると卒業して行くものの、近年では、高い人気を誇るモデルは成人してからもしばらくは留まる傾向にある[3]。2010年4月号より専属モデルがすべて平成生まれになった。
現行の専属モデル
過去の専属モデル
- 浅見れいな
- アユミカトリーナ(当時は池田あゆみ。ミスセブンティーン2002)
- 石川亜沙美
- 伊藤もなみ
- 大河内奈々子
- 尾形沙耶香(ミスセブンティーン2001、卒業後はPINKYなどで活躍)
- LISSA(当時は柿木理紗)
- 加藤幸子(卒業後はnon-no→withなどで活躍。結婚・出産を経て、現在はMart専属)
- 小泉絵美子
- トーマス玲奈(当時はトーマスサリー。ミスセブンティーン1999、大学卒業後は静岡第一テレビ→tvkアナウンサー)
- 鈴木えみ(ミスセブンティーン1999、表紙30回。PINKY創刊と同時に移籍し専属に。その後はMOREなどで活躍)
- 田中美保(表紙10回。卒業後はnon-no専属。現在はMOREなどで活躍)
- 月本えり(ミスセブンティーン2000)
- 土屋アンナ
- 徳澤直子(ミスセブンティーン2001、表紙8回。卒業後はCanCam専属へ。結婚・渡米・出産などを経て、帰国後は美人百花などで活躍)
- 中根成美(ミスセブンティーン2003)
- 仲程仁美(ミスセブンティーン2002、卒業後はPINKYなどで活躍)
- 中村榮美子
- 芳賀優里亜(表紙1回)
- 長谷川京子
- 日高薫(ミスセブンティーン2000、卒業後はPINKYなどで活躍)
- 福田明子(卒業後はnon-no専属→MORE専属)
- 房みどり(ミスセブンティーン2001)
- 真野きりな
- 宮沢りえ(1987年の誌面リニューアル前後に跨り、レギュラー表紙モデルを務める)
- 美優(卒業後はnon-no専属を経て、現在はRayなどで活躍)
- 吉川ひなの
ミスセブンティーン
旧オーディション
1970年から1986年まで、「ミスセブンティーン」と題したオーディション大会を開催していた。
1971年大会は坂口良子がグランプリ、1978年大会では松田聖子が地区大会でスカウトされた。中でも1984年大会は非常に水準の高い大会となり(応募総数歴代最大18万325人)、松本典子や網浜直子らがグランプリを受賞し、入賞者の全てが歌手ないしは女優としてデビューしている。また、国生さゆり、渡辺美里、工藤静香、渡辺満里奈、清原亜希などが出場していた。
1986年の大会では、おニャン子クラブを生み出したバラエティ番組『夕やけニャンニャン』との合同オーディションを開催した(出場者の中から7名がおニャン子クラブのメンバー、及び、おニャン子クラブB組に選出された)。なお、募集要項に記されていたグランプリ獲得者への優勝特典“ソロデビュー”と、“おニャン子クラブ内の新ユニットへの参加”は実現されなかった。
コンテスト受賞者
- 宮野凉子(初代グランプリ)
- 坂口良子(1971グランプリ)
- 朝加真由美(1971地区予選落ち後スカウト)
- 大滝裕子(1978グランプリ)
- 久保田早紀(1978全国大会スカウト)
- 松田聖子(1978本選出場辞退後スカウト)
- 佐東由梨(1982グランプリ)
- 横田早苗(1982準グランプリ)
- 菊地陽子(1982TBS賞)
- 百瀬まなみ(1982特別賞)
- 網浜直子(1984グランプリ)
- 松本典子(1984グランプリ)
- 藤原理恵(1984準グランプリ)
- 麻倉あきら(1984準グランプリ、受賞時は斉藤さおり)
- 渡辺美里(1984歌唱賞)
- 村田恵里(1984歌唱賞)
- 工藤静香(1984特別賞)
- 柴田くに子(1984特別賞)
- 清原亜希(1984全国大会スカウト、受賞時は木村亜希)
- 森村聡美(1984全国大会スカウト)
- 矢沢美紀(1984全国大会スカウト)
- 国生さゆり(1984全国大会スカウト)
- 渡辺満里奈(1984地区予選落ち後スカウト)
- ポピンズ(1984地区予選落ち後スカウト)
- 貝瀬典子(1986グランプリ)
- 斉藤満喜子(1986準グランプリ)
- 守屋寿恵(1986準グランプリ)
- 高田尚子(1986特別賞)
- 杉浦未幸(1986特別賞、受賞時は杉浦美雪)
- 吉見美津子(1986特別賞)
- 桜川佳世(1986夕やけニャンニャン賞。しかし、おニャン子クラブには参加せず、1987年にアイドル夢工場に参加)
現在のオーディション
1986年以降一時休止していたが、1999年からオーディションが再開され、現在は専属モデルの選出に特化したものとなっている(下記のテンプレートも参照)。
4月号にモデルの応募方法が記載され、8月号で最終選考で残った候補者による読者投票で決定する。
また、毎年夏には専属モデルが総出演するファッションショー「夏の学園祭」が開催され、そこで受賞者をお披露目するのが恒例となっている[4]。
さらに,10月号の紙面にて全国の読者にお披露目する。
連動番組
BS-TBSでは、2008年から「夏の学園祭」の模様を放送するようになり、翌2009年4月からは本誌とのメディアミックスとして『恋とオシャレと男のコ』というテレビドラマが放送され、セブンティーンの専属モデルが主演を務めた。7月からは、メディアミックスの第2弾となる情報・バラエティ番組『激モテ!セブンティーン学園』が開始、やはり同誌の専属モデルがレギュラー出演していた。
Seventeenモデビュ
集英社と株式会社スナウトが共同で2011年からMobageで配信しているソーシャルゲーム[5]。「STモデル」が全員ゲーム内に登場するだけでなく、『Seventeen』監修のアバターやアイテムも用意され、人気ブランドとのコラボアイテムも登場している。プレイヤーは、『Seventeen』の専属モデル「STモ」になるための様々なミッションをこなしたり、モデルの仕事をこなしたりして、自分磨きを行っていくモデルを職業として体験するゲーム。フィーチャーフォン用に公開。
脚注
その他
外部リンク
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