飛騨萩原駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
飛騨萩原駅(ひだはぎわらえき)は、岐阜県下呂市萩原町萩原にある、東海旅客鉄道(JR東海)高山本線の駅である。
エル特急「(ワイドビュー)ひだ」の一部が停車する。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅。1番線が下り本線(単式ホーム)、2番線が上り本線、3番線が上下副本線(2・3番線が島式ホーム)であるが、2012年3月改正ダイヤにおいて、3番線には一部の上下普通列車が入っている。1番線から上り方面へ本線と平行して保線車両用の引込線あり。その他、屋根付きの跨線橋や島式ホームの待合室、駅舎から跨線橋までの屋根がある。
地元商工会の職員が業務を担当する簡易委託駅で、下呂駅が当駅を管理している。2012年3月31日までは東海交通事業の職員が業務を担当する業務委託駅で、みどりの窓口が設置されていた。駅舎設備は木造で、待合所、自動販売機が設置されている。自動券売機や自動改札機はない。
2006年5月21日に第57回全国植樹祭記念式典が下呂市萩原町で開催された。式典終了後、今上天皇・皇后が当駅から乗車するため、これに合わせて駅舎等の色直しがされた。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color高山本線 | 下り | 高山・富山方面[1] |
2 | テンプレート:Color高山本線 | 上り | 下呂・岐阜方面[1] |
3 | テンプレート:Color高山本線 | 下り | 高山方面 |
上り | 美濃太田方面 |
利用状況
「岐阜県統計書」によると、一日平均の乗車人員は以下の通りである。
- 2005年度 - 530人
- 2007年度 - 569人
- 2008年度 - 535人
- 2009年度 - 520人
- 2010年度 - 516人
- 2011年度 - 517人
- 2012年度 - 494人
駅周辺
旧益田郡萩原町の中心地である。2004年(平成16年)3月1日に町村合併で下呂市となったが、萩原町は益田郡の政治の中心地であり現在も、県の出先機関、新聞社の通信局が置かれており県立高校などがある。
- 下呂市役所萩原庁舎
- 岐阜県下呂総合庁舎
- 岐阜県警察下呂警察署
- 岐阜県立益田清風高等学校
- 下呂市立萩原南中学校
- 桜谷公園
- 諏訪城跡
- あさぎりスポーツ公園
- あさぎりサニーランド
- 国道41号
- 国道257号
- 久津八幡宮
歴史
- 1931年(昭和6年)5月9日 - 高山線(1934年に高山本線へ改称)が下呂駅から延伸した際に、その終着駅として開業。旅客及び貨物の取扱を開始。
- 1933年(昭和8年)8月25日 - 高山線が飛騨小坂駅まで延伸。途中駅となる。
- 1973年(昭和48年)4月20日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる。
- 1992年(平成4年)11月 - みどりの窓口営業開始。
- 2012年(平成24年)4月1日 - 地元商工会による簡易委託駅となる。
隣の駅
※当駅に一部が停車する特急「ひだ」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。
- 東海旅客鉄道
- 高山本線
- テンプレート:Color普通(速達列車、早朝上りと深夜下りのみ運転)
- テンプレート:Color普通(各駅停車)