長野県飯田高等学校
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テンプレート:日本の高等学校 長野県飯田高等学校(ながのけん いいだこうとうがっこう)は、長野県飯田市にある公立高校。 元は長姫城跡に校舎があった。飯伊地域唯一の進学校であり、地元では旧校名である「高松」の名称で呼ばれている。
沿革
- 1882年6月 - 郡立下伊那郡中学校として開校。
- 1884年8月 - 長野県中学校飯田支校となる。
- 1893年4月 - 長野県尋常中学校飯田支校が開校。
- 1899年4月 - 長野県松本中学校飯田支校と改称。
- 1900年4月 - 独立し、長野県飯田中学校となる。
- 1948年4月1日 - 学制改革により、長野県飯田東高等学校となる。
- 1949年5月 - 長野県飯田高松高等学校と改称。
- 1958年4月 - 長野県飯田高等学校と改称。
- 1992年1月10日 - 飯田高等学校生徒刺殺事件発生。
- 1999年4月 - 理数科設置。
- 2002年 - 飯田高等学校生徒刺殺事件第1回検証委員会が開かれる。
- 2003年4月3日 - 飯田高等学校生徒刺殺事件提言が田中康夫知事(当時)に提出される。
教育課程
普通科と理数科がある。1コマ65分授業である。
文化祭
文化祭は「高松祭」と称し、その名称は旧称に由来する。
校歌
- 校歌(作詞:福沢悦三郎 作曲:井出茂太)
最寄駅
但し、電車代の節約の為に下山村駅から徒歩で向かう生徒もいる。飯田市内は路線がオメガカーブを描くため、上り列車に乗り遅れそうな場合や、下り列車の到着では間に合わない場合は下山村駅で乗降して走った方が、ともに電車より先に着くことが可能である。伊那上郷駅から下山村駅までは飯田線で5駅だが、直線距離は2kmでその直線上に当校がある。路線に沿うと6kmで列車は大概13分〜20分で走行する。「下山ダッシュ」と言われ、当校の卒業生である長野朝日放送の草田敏彦アナも自身の担当する番組「abnステーション」で取り上げられた際「自分も高校時代に下山ダッシュをやっていた」と明言している。
著名な卒業生
- 北川原温(建築家、東京芸術大学教授)
- 本多勝一(ジャーナリスト)
- 椋鳩十(児童文学作家)
- 河竹繁俊(劇作家)
- 中島衛(元科学技術庁長官)
- 熊谷弘(元衆議院議員・保守新党代表)
- 滝沢具幸(日本画家、創画会会員)
- 井ノ口あさ子(アナウンサー)
- 奥村晃作(歌人)
- 恩地日出夫(映画監督、疎開中に在籍)
- 長谷川敬子(弁護士)
- 原広司(建築家)
- 草田敏彦(アナウンサー)
- 後藤総一郎(明治大学政治経済学部教授、常民研究)
- 小島麗逸(大東文化大学名誉教授、元アジア経済研究所調査研究部次長)
- 丸山克俊(東京理科大学理工学部教授))
- 新井章仁(TVディレクター)
- 市瀬卓(NHK-BS1キャスター)
- 菅沼龍夫(宮崎大学教授)
- 久保田祥江(アナウンサー)
- 木村政之(日本製薬団体連合会理事長、元厚生労働省総括審議官)
- 代田稔(ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株(ヤクルト菌)を発見)
- 丸山克俊(体育教育学者)
- 宮下直(東京大学農学生命科学研究科准教授)
- 寺澤孝文(岡山大学大学院教育学研究科教授)
- 吉田博美(参議院議員)
- 林史典(筑波大学元副学長・聖徳大学教授、日本語学)
- 折山淑美(アマチュアスポーツライター)
- 園原健弘(バルセロナオリンピック競歩代表)
- 井深雄二(奈良教育大学教授)
- 宮下俊也(奈良教育大学教授)