生駒駅
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(近鉄生駒駅から転送)
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生駒駅(いこまえき)は、奈良県生駒市元町一丁目にある、近畿日本鉄道(近鉄)の駅である。ほぼ同一地点にある生駒鋼索線の鳥居前駅と相互連絡駅。
目次
利用可能な鉄道路線
駅構造
島式ホーム3面6線を持つ地上駅で、橋上駅舎を有している。けいはんな線、奈良線、生駒線にホームが1面ずつ割り当てられている。橋上駅舎は東西双方に設けられているが、西駅舎は生駒線ホームに直接つながっていない。駅東端に改札内地下連絡通路が設けられている。
けいはんな線と他の2線は別改札内となっており、西改札口・中央改札口ともに奈良線・生駒線用(緑色)と、けいはんな線用(黄緑色)の改札口が別にある。西・中央・地下にのりかえ改札口がある。
のりば
- テンプレート:Colorけいはんな線のりば
番線 | 方向 | 方面 |
---|---|---|
1 | 下り | 学研奈良登美ヶ丘方面 |
2 | 上り | 長田・本町・コスモスクエア方面 |
- 1・2番線ホームには、ワンマン運転支援用のホームセンサーが設けられている。
- 2006年3月20日以前は、1番線と2番線双方にコスモスクエア行き(開業当初は大阪港行き)列車が発着し、着発線で直接折り返していた。
- 2006年3月21日のダイヤ変更がけいはんな線生駒 - 学研奈良登美ヶ丘間開業に先行してなされた関係上、3月21日から26日まではコスモスクエア方面からの全ての到着列車が1番線に入線して乗客を降ろした後、(3月27日以降のダイヤに合わせる形で)学研奈良登美ヶ丘駅あるいは東生駒車庫まで回送され、そこで折り返しを行い、改めてコスモスクエア行きとして2番線に入線するという形をとっていた。
- 2009年8月30日のダイヤ改正により、翌日31日から平日の朝ラッシュのコスモスクエア行きのほとんどが生駒駅始発から学研奈良登美ヶ丘駅始発へとなった。また、朝の時間帯の1日1本だけ、1番線からの(当駅始発の)コスモスクエア行きが設定された。1番線からのコスモスクエア行きの発車は学研奈良登美ヶ丘駅までの延伸開業以来3年半ぶりのことである。
- テンプレート:Color奈良・生駒線のりば
番線 | 路線 | 方向 | 方面 |
---|---|---|---|
3 | テンプレート:Color奈良線 | 下り | 学園前・大和西大寺・奈良・天理・京都方面 |
4 | 上り | 布施・大阪上本町・大阪難波・尼崎・甲子園・神戸三宮方面 | |
5・6 | テンプレート:Color生駒線 | - | 南生駒・信貴山下・王寺方面 |
- 東大阪線(現・けいはんな線)ホームが設置される前は奈良線は相対式ホームだった。生駒線は、信貴生駒電鉄時代から引き継いだ大きな屋根付きホームが残っていた。
- 自動改札機は東芝製が設置されており、赤い自動改札機(EG-2000)は出場時2枚一括処理、PiTaPa・ICOCAに対応する。ただし、けいはんな線連絡改札口の自動改札機は乗車券類を2枚以上投入すると通過できない。
利用状況
2012年11月13日の乗降人員は47,700人である。奈良線では学園前駅、近鉄奈良駅に次ぐ第3位。
近年の1日乗降人員は以下の通りである。
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2000年(平成12年) | 25,192 |
2001年(平成13年) | 25,444 |
2002年(平成14年) | 24,751 |
2003年(平成15年) | 24,425 |
2004年(平成16年) | 24,034 |
2005年(平成17年) | 23,746 |
2006年(平成18年) | 23,722 |
2007年(平成19年) | 23,189 |
2008年(平成20年) | 22,989 |
2009年(平成21年) | 22,380 |
2010年(平成22年) | 22,150 |
2011年(平成23年) | 21,887 |
2012年(平成24年) | 21,918 |
特徴
- 奈良線・けいはんな線・生駒線とも全ての列車が停車する。
- 特急券・定期券とも購入可能。
- 駅長が置かれ、奈良線の当駅と東生駒駅、生駒線の当駅から東山駅間、けいはんな線と生駒鋼索線の全駅を管理している[5]。
駅周辺
南側は古くから宝山寺への参道として発達。飲食関連の店が集中している。北側は近年、再開発途上にある。
北口
周辺は商業施設の他に閑静な住宅街が広がる。
- たけまるホール(旧生駒市中央公民館)
- アントレいこま
- ベルテラスいこま
- 生駒駅前図書室
- 生駒市アンテナショップ「おちやせん」
- スーパーマーケットKINSHO新生駒店
- コナミスポーツクラブ生駒
- 英会話イーオン生駒校
- 南都銀行生駒支店
- 京都銀行生駒支店
- みずほ銀行生駒支店
- みずほ信不動産販売奈良生駒センター
- ゴールフリー生駒教室
- 京進スクールワン生駒教室
- 生駒郵便局
- ゆうちょ銀行生駒店
南口
- 生駒市役所
- 生駒市コミュニティーセンター(セイセイビル)
- グリーンヒルいこま
- ぴっくり通り商店街
- 柿の葉寿司たなか生駒駅ショップ
- マネケン近鉄生駒店
- ジャパンブックス生駒南店
- 文具のいなもり
- ダイコクドラッグ近鉄生駒駅前店
- 三井住友銀行生駒支店
- 日本アジア証券生駒支店
- 馬渕教室生駒校
- 進学塾関西生駒校
- 明光義塾生駒教室
- KECゼミナール生駒校
- ECC外語学院生駒校
- 英会話ジオス生駒校
- 生駒本町郵便局
- 生駒警察署近鉄生駒駅前交番
バス
奈良交通により運行されており、北口、南口それぞれに乗り場がある。
北口
- 1番のりば
- 2番のりば
- [78] (生駒台循環内回り)生駒駅北口 行き(生駒台先回り)
- [80] 新生駒台北口 行き(生駒台経由)
- 生駒市コミュニティバス「たけまる号」 光陽台中央公園 方面行き
南口
- 1番のりば
- 2番のりば
- [79] 田原台一丁目 行き(北谷公園経由)
- [85] 田原台九丁目西 行き(田原台八丁目経由)
- [86] 田原台一丁目 行き(田原台八丁目経由)(深夜バスも運行)
- [96] 田原台一丁目 行き(田原台八丁目・田原台九丁目西経由)
歴史
- 1914年(大正3年)4月30日 - 大阪電気軌道(現在の近鉄奈良線)の生駒駅が、同線の上本町 - 奈良(高天町)間開業時に設置。
- 1926年(昭和元年)12月28日 - 信貴生駒電鉄(現在の近鉄生駒線)元山上口 - 仮新生駒間開業。
- 1927年(昭和2年)4月1日 - 信貴生駒電鉄の生駒駅[6][7]が開業。仮新生駒駅廃止。
- 1930年(昭和5年)頃 - 大阪電気軌道の生駒駅が大軌生駒駅に改称。
- 1941年(昭和16年)3月15日 - 大阪電気軌道が参宮急行電鉄と合併し、関西急行鉄道発足。これに伴い大軌生駒駅が関急生駒駅に改称。
- 1944年(昭和19年)6月1日 - 関西急行鉄道が戦時統合により近畿日本鉄道に改組。これに伴い関急生駒駅が近畿日本生駒駅に改称。
- 1956年(昭和31年)12月13日 - 生駒線の駅を奈良線の駅に統合[6]。
- 1964年(昭和39年)
- 1972年11月7日 - この日より、従前より通過していた無料特急を改称の上新設された「快速急行」の停車駅となる。
- 1976年のダイヤ改正までは朝ラッシュ上りのみ快速急行は通過、ダイヤ改正以降終日停車駅となる。
- 1973年9月 - ダイヤ改正により新設された有料特急の停車駅となる。
- 1986年(昭和61年)10月1日 - 東大阪線(現在のけいはんな線)長田 - 生駒間開業。
- 2001年(平成13年)2月1日 - SF(ストアードフェア)システムの導入および「スルッとKANSAI」対応カードの取り扱い開始に伴い、当駅における「途中下車指定駅」の制度が廃止される。
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)4月1日 - PiTaPa利用可能に。
その他
- 第4回近畿の駅百選認定駅。
- 近年の改修により各ホームおよび駅南北側それぞれにエレベーターが整備され、バリアフリー化が図られている。
- 平日の深夜時間帯に1本、奈良線に当駅始発大和西大寺行き普通列車の設定がある。この列車は生駒線で運用された車両の西大寺車庫への入庫回送を営業運転している。
- 生駒線ホームの5番線のみ奈良線と線路が繋がっているため、生駒線の列車はこの渡り線を使って出入りしている。さらに奈良線の新生駒トンネル出入り口付近には、このために渡り線が設置してある。
- 2009年3月20日に阪神なんば線が開業し、従来からのけいはんな線経由に加え、奈良線経由でも九条駅へ乗り換えなしで行けるようになった。さらに近鉄のほか、大阪市交通局・阪神電気鉄道の3社局の車両を同時に見られるようになった。
隣の駅
- 近畿日本鉄道
- テンプレート:Color奈良線
- テンプレート:Color快速急行
- テンプレート:Color急行
- 石切駅 - 生駒駅 - 学園前駅
- テンプレート:Color準急・テンプレート:Color区間準急・テンプレート:Color普通
- 石切駅 - 生駒駅 - 東生駒駅
- テンプレート:Color生駒線(全列車各駅に停車)
- 生駒駅 - 菜畑駅
- テンプレート:Colorけいはんな線(全列車各駅に停車)
- ()内は駅番号を示す。
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:近畿の駅百選- ↑ 駅別乗降人員 奈良線 - 近畿日本鉄道
- ↑ 近畿日本鉄道|駅別乗降人員 奈良線 橿原線 天理線
- ↑ 奈良県統計年鑑
- ↑ 生駒市統計年鑑
- ↑ 『HAND BOOK 2010』、近畿日本鉄道総合企画部編、2010年9月
- ↑ 6.0 6.1 今尾恵介『日本鉄道旅行地図 8号 関西1』新潮社、2008年、p.25
- ↑ 和久田康雄『私鉄史ハンドブック』(電気車研究会、1993年)では「新生駒」となっていたが、正誤表では「生駒」と訂正。
- ↑ 臨時停車例として、全国高等学校ラグビーフットボール大会、ラグビー国際試合、ジャパンラグビートップリーグ開催時が挙げられる。