蛙チョコレート

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蛙チョコレート(かえるチョコレート、Chocolate Frogs)は、J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズに登場するお菓子である。

概要

名前通りカエルの形をしていて、アマガエル程度の大きさの物が、掌サイズの五角形の紙製の箱に1つ入っている。魔法の力でまるで生きているように動き回る(ジャンプもする)が、食べてしまえばただのチョコレートで、色もこげ茶色である。

蛙チョコレートには1個につき1枚、「有名魔女・魔法使いカード」がおまけでついていて、古今東西の有名な魔法使いの写真またはイラストと、その簡単な経歴が記されている。 ロン・ウィーズリーはカードを約500枚集めるほどの収集家であり、寮の掲示板には「蛙チョコレート交換会」の告知が出されている等、魔法族の子供達に人気で、競って集められている。

カード

カードには魔法がかかっていて、マグルホログラムのように立体的に見えるが、作中の絵画や写真のように、時々中に映っている人の姿が消えてしまうことがある。

作中に登場したカードに描かれている人物

商品化

2001年に『ハリー・ポッターと賢者の石』が映画化されると、映画内にも五角形のパッケージで登場。関連グッズとして、「百味ビーンズ」等ともに、実際に販売された。おまけも立体的に見えるレンチキュラーカードで、登場人物が中心だった。

2010年、ユニバーサル・オーランド・リゾート内にザ・ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリーポッターが開園。園内では映画版のパッケージを忠実に再現した「蛙チョコ」や「百味ビーンズ」を販売している。おまけのカードは、ハリー、ロン、ハーマイオニー、ダンブルドア、ホグワーツ創設者4名、マーリンやモルガナなどの伝説上の人物、作中に名前だけ登場した人物、カードオリジナルの人物など、全約50種がある。

テンプレート:ハリー・ポッターシリーズen:Magical_objects_in_Harry_Potter#Chocolate_Frog