落語協会
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一般社団法人 落語協会(いっぱんしゃだんほうじん らくごきょうかい)は、東京の落語家・講談師などが組織する一般社団法人。2014年6月から四代目柳亭市馬が会長。
目次
興行
- 奇数月上席(かみせき)1日〜10日 - 上野 浅草 ※初席、ゴールデンウィーク
- 奇数月中席(なかせき)11日〜20日 - 上野 新宿 池袋 ※二の席
- 奇数月下席(しもせき)21日〜30日 - 上野 浅草 池袋
- 偶数月上席(かみせき)1日〜10日 - 上野 新宿 池袋
- 偶数月中席(なかせき)11日〜20日 - 上野 浅草 ※お盆興行
- 偶数月下席(しもせき)21日〜30日 - 上野 新宿 池袋
- 他に、上席・中席には国立演芸場の定席がある。
- 初席は浅草東洋館でも芝居を打つ。一枚のチケットで観客は浅草演芸ホール・東洋館両方に入場できる。
- 浅草のお盆興行は「住吉踊り」。
- 上野の初席は特別興行(3部制)。上野のお盆興行は特別興行。
- 池袋の毎月下席は通常の寄席でなく、日替わり特別企画(落語協会特選会)
概要
- 法人形態:一般社団法人
- 正式名:一般社団法人落語協会
- 所在地:〒110-0005 東京都台東区上野一丁目9番5号
- 創立:1923年10月
- 設立:1977年12月15日
- 代表者:柳亭市馬(右藤泰幸)
- 目的:古典落語を中心とする寄席芸能の普及向上を図る
- 事業:
- 所管:文化庁文化部芸術文化課
- 加入団体:日本芸能実演家団体協議会(芸団協) 正会員
沿革
- 1923年9月1日 (関東大震災で東京は壊滅。旧来の「会社」と対立する諸派(睦会ら)の体制では立ち行かなくなる)
- 1923年10月 -「会社」も諸派も解散し、東京落語界が大同団結し、全員が合同して落語協会を設立する(設立に奔走した5代目柳亭左楽が会長となる)
- 1924年5月 - 協会分裂。会長の五代目を含む多くが脱退し「睦会」を再興。
- 1927年 - 協会分裂。人気の頂点にあった柳家三語楼#初代が一門ごと脱退し全く同名の落語協会を設立した。
- 以後、旧来の落語協会を「東京落語協会」と、三語楼一門の協会を「三語楼協会」と俗称するようになる。
- 1930年 - 三語楼協会崩壊。初代三語楼は単独で東京落語協会に復帰(1932年に再度脱退)。
- 1940年5月 - 日本芸能文化連盟が結成、その構成団体として講談落語協会が結成される。結社としての落語協会は活動を停止し、全員が講談落語協会に加盟
- 1945年 - 終戦後に講談落語協会が解散し、落語協会が事実上復活
- 1946年10月 - 「落語協会」として新たに発足。
- 1977年12月15日 - 旧法のもとで法人格を取得。社団法人落語協会となる。
- 1978年 - 協会分裂(いわゆる落語協会分裂騒動)。
- 1983年 - 協会分裂。立川談志一門が脱会。
- 2003年 - 自前の施設における協会自身による落語興行「黒門亭」がスタート。
- 2008年12月1日 - 民法が改正され、特例社団法人となる。
- 2012年8月1日 - 一般社団法人に移行[1]。これに伴い、社団法人落語協会から、一般社団法人落語協会に改称。
役員
落語協会歴代会長
- 五代目柳亭左楽(1923年 - 1924年自ら脱退、協会分裂まで)
- 三代目柳家小さん(1924年 - 1926年)
- 五代目三升家小勝(1926年 - 1939年死去まで)
- 六代目一龍斎貞山(1939年 - 1940年)講談師が「落語協会」の会長になった。
講談落語協会会長
歴代会長・副会長
(落語協会として再発足して社団法人になるまで)
- 会長:四代目柳家小さん(在任期間:1946年 - 1947年死去まで)
- 会長:八代目桂文治(1947年 - 1955年死去まで)
- 会長:八代目桂文楽(1955年 - 1957年)
- 会長:五代目古今亭志ん生(1957年 - 1963年)
- 会長:八代目桂文楽、副会長:二代目三遊亭円歌(1963年 - 1964年副会長死去まで)
- 会長:八代目桂文楽、副会長:六代目三遊亭圓生(1964年 - 1965年)
- 会長:六代目三遊亭圓生、副会長:八代目林家正蔵(1965年 - 1972年)
- 会長:五代目柳家小さん(1972年 - )
社団法人における歴代会長・副会長
- 会長:五代目柳家小さん( - 1978年)落語協会分裂騒動まで
- 会長:五代目柳家小さん、副会長:十代目金原亭馬生(1978年 - 1982年副会長死去まで)
- 会長:五代目柳家小さん、副会長:六代目蝶花楼馬楽(1982年 - 1987年副会長死去まで)
- 会長:五代目柳家小さん、副会長:三代目三遊亭圓歌(1987年 - 1996年)
- 会長:三代目三遊亭圓歌、副会長:三代目古今亭志ん朝(1996年 - 2001年副会長死去まで)
- 会長:三代目三遊亭圓歌、副会長:五代目鈴々舎馬風(2001年 - 2006年)
- 会長:五代目鈴々舎馬風(2006年 - 2010年)、副会長:空席
- 会長:十代目柳家小三治(2010年 - 2014年)、副会長:四代目柳亭市馬(2010年 - 2014年)
- 会長:四代目柳亭市馬(2014年 - )、副会長:九代目林家正蔵(2014年 - )
所属会員
(落語家は、亭号別)
講談師
真打
- 三遊亭圓歌(最高顧問)、三遊亭金馬(顧問)、三遊亭圓窓(相談役)、三遊亭歌笑、三遊亭圓丈(常任理事)、三遊亭圓龍、三遊亭歌司、三遊亭小歌、三遊亭小金馬、三遊亭歌之介、三遊亭歌る多(理事)、三遊亭若圓歌、三遊亭圓王、三遊亭吉窓(理事)、三遊亭窓里、三遊亭らん丈 、三遊亭歌武蔵、三遊亭多歌介、三遊亭金時、三遊亭白鳥、三遊亭萬窓、三遊亭金八、三遊亭丈二、三遊亭金也、三遊亭歌橘、三遊亭歌奴、三遊亭窓輝、三遊亭鬼丸、三遊亭天どん、三遊亭金朝、三遊亭究斗
- 鈴々舎馬風(最高顧問)、鈴々舎馬桜、鈴々舎鈴之助
- 橘家圓蔵(相談役)、橘家圓平、橘家二三蔵、橘家竹蔵、橘家半蔵、橘家富蔵、橘家蔵之助、橘家仲蔵、橘家圓太郎、橘家文左衛門、橘家圓十郎
- 柳家小三治(顧問)、柳家小のぶ、柳家さん吉、柳家小はん、柳家小満ん、柳家小さん(常任理事)、柳家小団治、柳家さん喬(常任理事)、柳家さん八(監事)、柳家小袁治、柳家さん枝、柳家権太楼(監事)、柳家せん八、柳家小里ん、柳家三寿、柳家小ゑん、柳家〆治、柳家喜多八、柳家はん治、柳家さん生、柳家花緑、柳家小三太、柳家一九、柳家さん福、柳家福治、柳家小きん、柳家喬太郎(理事)、柳家禽太夫、柳家一琴、柳家獅堂、柳家三三、柳家甚語楼、柳家喬之助、柳家我太楼、柳家三之助、柳家小せん、柳家喬志郎、柳家東三楼、柳家三語楼
- 入船亭扇橋(相談役)、入船亭扇遊(理事)、入船亭扇海、入船亭扇好、入船亭扇治、入船亭扇辰、入船亭扇里
- 林家こん平(相談役)、林家木久扇(相談役)、林家ぎん平、林家源平、林家正雀、林家種平、林家かん平、林家時蔵、林家正蔵(副会長)、林家鉄平、林家しん平、林家錦平、林家のん平、林家うん平、林家とんでん平、林家しゅう平、林家たい平(理事)、林家きく姫、林家彦いち、林家三平、林家すい平、林家久蔵、林家木久蔵、林家きく麿
- 桂文楽(相談役)、桂文生、桂南喬、桂藤兵衛、桂才賀、桂ひな太郎、桂扇生、桂文ぶん、桂文雀、桂やまと
- 川柳川柳、川柳つくし
- 三升家小勝
- 春風亭栄枝、春風亭小朝、春風亭一朝、春風亭正朝、春風亭勢朝、春風亭柳朝、春風亭百栄、春風亭一之輔
- 柳亭左楽、柳亭金車、柳亭風枝、柳亭小燕枝、柳亭市馬(会長)、柳亭燕路、柳亭左龍
- 金原亭伯楽、金原亭馬好、金原亭馬の助、金原亭駒三、金原亭馬生(理事)、金原亭世之介、金原亭馬遊、金原亭龍馬
- 古今亭志ん駒、古今亭志ん橋、古今亭八朝、古今亭志ん輔(理事)、古今亭菊龍、古今亭志ん弥、古今亭菊丸、古今亭菊春、古今亭菊千代、古今亭菊寿、古今亭菊輔、古今亭駿菊、古今亭菊生、古今亭菊之丞、古今亭菊志ん、古今亭志ん丸、古今亭菊太楼、古今亭志ん陽、古今亭文菊、古今亭志ん好
- 八光亭春輔
- 五街道雲助
- むかし家今松
- 月の家圓鏡
- 吉原朝馬
- 蝶花楼馬楽
- 夢月亭清麿
- 全亭武生
- 初音家左橋
- 天乃家白馬
- いなせ家半七
- 五明樓玉の輔(理事)
- 桃月庵白酒
- 隅田川馬石
- 蜃気楼龍玉
二ツ目
- 三遊亭司、三遊亭ぬう生、三遊亭時松、三遊亭たん丈、三遊亭歌太郎、三遊亭歌扇、三遊亭粋歌、三遊亭めぐろ、三遊亭美るく、三遊亭日るね
- 柳家喬之進、柳家麟太郎、柳家さん弥、柳家右太楼、柳家ろべえ、柳家さん若、柳家花ん謝、柳家わさび、柳家喬の字、柳家ほたる、柳家小太郎、柳家小んぶ、柳家緑君、柳家花いち、柳家かゑる、柳家さん光、柳家花ごめ
- 三升家う勝
- 入船亭遊一、入船亭小辰
- 金原亭馬治、金原亭馬吉
- 林家彦丸、林家たけ平、林家ぼたん、林家ひろ木、林家たこ平、林家はな平、林家さん歩、林家まめ平、林家扇、林家木りん
- 月の家鏡太
- 台所鬼〆
- 春風亭朝也、春風亭一左、春風亭正太郎、春風亭ぴっかり、春風亭一蔵、春風亭朝之助
- 鈴々舎馬るこ、鈴々舎八ゑ馬
- 桂三木男
- 柳亭こみち、柳亭市楽、柳亭市江、柳亭市弥
- 古今亭志ん八、古今亭駒次、古今亭ちよりん、古今亭志ん吉、古今亭志ん松、古今亭始
- 初音家左吉
前座
- 柳家緑太、柳家フラワー、柳家花どん、柳家さん坊、柳家圭花、柳家小はぜ、柳家小かじ
- 三遊亭ございます、三遊亭しあわせ、三遊亭ふう丈、三遊亭わん丈、三遊亭歌むい、三遊亭歌実
- 林家けい木、林家なな子、林家つる子、林家扇兵衛、林家あんこ、林家たま平
- 柳亭市助、柳亭市丸
- 入船亭ゆう京、入船亭辰のこ
- 金原亭駒松
- 春風亭ぽん吉、春風亭朝太郎
- 鏡味仙成
色物
鏡味仙三郎社中(理事)、江戸家猫八、林家正楽、あした順子・ひろし、林家ペー(台北,たいぺい,たいぺーなど)[2]、ニューマリオネット、柳家亀太郎、近藤志げる、松旭斉静花、三遊亭小円歌、宝家利二郎、東京二、鯉川のぼる、ぺぺ桜井、昭和のいる・こいる、アサダ二世、林家二楽、松旭斉美智・美登、大空遊平・かほり、三増紋之助、大瀬ゆめじ・うたじ、翁家和楽社中、すず風にゃん子・金魚、翁家勝丸、柳家紫文、柳貴家小雪、花島世津子、笑組、綾小路きみまろ、小野栄一、マギー隆司、ロケット団、柳家小菊、伊藤夢葉、ホームラン、ホンキートンク、ひびきわたる、カンジヤマ・マイム、結城たかし、ダーク広和、東京ガールズ、丸山おさむ、とんぼ・まさみ、ストレート松浦、江戸家小猫、のだゆき
おはやし
植田ひさ、森本のり、根岸きく、金近こう、小口けい、戸辺まさ、戸村ゆう、田中ふゆ、丹羽こと、太田その、中村しず、金山はる、長澤あや、千葉しん、恩田えり、岡田まい、松尾あさ