習志野市秋津公園サッカー場
テンプレート:スタジアム情報ボックス 習志野市秋津公園サッカー場(ならしのし・あきつこうえん・さっかーじょう)は、千葉県習志野市の臨海部に位置する秋津総合運動場内にある習志野市営のサッカーグラウンドである。スタンドはメインスタンドのみの簡素な作りで収容人員は2100人である。
歴史
1970年代から造営が始まった、習志野市臨海地区の公園地区の中に1982年に開設されたのが、秋津サッカー場の始まりである。
1992年にJリーグに参戦を表明した東日本ジェイアール古河サッカークラブ(現・ジェフユナイテッド市原・千葉)は、当初、秋津サッカー場を15000人収容のJリーグ公式戦開催基準に合わせたサッカー専用スタジアムに作りかえることで本拠地とすることを計画していた。しかし、競技場周辺の住民が騒音問題の懸念を表明したため、習志野市議会が検討をしているうちに、結局市原市(市原臨海競技場)を本拠とすることになった。
その影響から、現在も太鼓などの鳴り物の応援は禁止されている。
1998年までと2003年には12月から1月にかけての全国高等学校サッカー選手権大会の1回戦から3回戦までの試合会場として用いられた。2002年には天皇杯3回戦大分トリニータ対国際武道大学の試合でも使用された。高校選手権と天皇杯の試合は市原臨海競技場に譲る形となって行われなくなったが、2010年の天皇杯で使用された。
その他、地域リーグ(千葉県リーグ)やプリンスリーグなどの試合で使用される。
定期的に試合を行うクラブチームとして、かつて秋津をホームスタジアムにする計画を持っていたジェフユナイテッド市原・千葉と柏レイソルがある。いずれもサテライトの試合会場としてしばしば用いられている。ただし地理的な条件から使用頻度は圧倒的にジェフの方が多い。
特に2003年頃からスタジアムを移転した2005年頃にかけてジェフユナイテッド市原・千葉のホームタウン拡大に合わせて、ジェフがサテライトリーグ以外の練習試合を稲毛海浜公園球技場と並んで秋津サッカー場で行う事が多くなった。JFL所属のジェフリザーブズ公式戦、日本女子サッカーリーグ所属のジェフユナイテッド市原・千葉レディース公式戦が行われることもある。特に後者については練習場が秋津地区に隣接する習志野市茜浜地区(レナウンインテリジェントジャンクション内グラウンド)にあることもあって使用頻度が高めである。
イビチャ・オシムがサッカー日本代表監督在任当時はサッカー日本代表の練習場として使用されることが多かった。