礼文駅
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礼文駅(れぶんえき)は北海道虻田郡豊浦町字礼文華にある北海道旅客鉄道(JR北海道)室蘭本線の駅である。駅番号はH44。電報略号はレン。当駅から長万部方面は函館支社の管轄になる。
駅構内
単式・島式複合型の2面3線を有する地上駅。互いのホームは岩見沢方の構内踏切で連絡している。1993年(平成5年)時点では上りホーム(駅舎側)に長万部方から分岐した側線を1本、下りホームの外側にバラスト積出用の側線を2本有していた[1]。
無人駅となっている。駅舎は線路の西側(岩見沢方面に向かって右側)に位置し、開業当初の駅舎は改築されサイディングが張られ出窓を有する一見住宅風の[2]駅舎となった。駅舎内にトイレを有する。
駅名の由来
当駅の所在する地名より。地名は、アイヌ語の「レプン・ケプ」(崩壊岬)に由来する[1]。礼文華海岸を示している。
利用状況
駅周辺
- 北海道道608号大岸礼文停車場線・北海道道609号礼文停車場線
- 伊達警察署礼文華駐在所
- 礼文郵便局
- いぶり噴火湾漁業協同組合礼文出張所
- 内浦湾
- 豊浦町立礼文華小学校
- 礼文華川
- 礼文華海岸 - 奇岩で有名。
- 豊浦町営バス「礼文駅前」停留所 - 旧国鉄バス羊蹄線
歴史
ファイル:Rebun eki.jpg
1976年の礼文駅と周囲約1km範囲。右下が東室蘭方面。単式と島式の複合ホーム2面3線、駅裏に2本の砂利線、駅舎横長万部側の貨物ホームへ引込み線を有している。
ここも隣の大岸駅同様に開設当初から長らく相対式ホーム2面2線で運用され、また駅裏の砂利線も東室蘭方からの2本の引込み線として当初より設置されていた。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
ここも隣の大岸駅同様に開設当初から長らく相対式ホーム2面2線で運用され、また駅裏の砂利線も東室蘭方からの2本の引込み線として当初より設置されていた。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
- 1928年(昭和3年)9月10日 - 国有鉄道長輪線静狩駅 - 伊達紋別駅間開通に伴い開業。一般駅。
- 1931年(昭和6年)4月1日 - 長輪線を室蘭本線に編入、それに伴い同線の駅となる。
- 1980年(昭和55年)5月1日 - 貨物取扱い廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物取扱い廃止。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 無人(簡易委託)化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
- 1989年(平成元年)12月 - 駅舎改築。
- 時期不詳 - 簡易委託廃止、完全無人化。
隣の駅
- かつては小幌駅(小幌信号場)と当駅との間に鳥伏信号場が存在したが、1945年(昭和20年)12月1日の休止を経て1947年(昭和22年)11月1日に廃止された。