相澤嘉久治

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テンプレート:BLP unsourced 相澤 嘉久治(あいざわ かくじ、1934年 - )は、日本の劇作家放送作家。放送作家名は山形三吉。

人物

山形県東村山郡山辺町出身。山形県立山形南高等学校卒、早稲田大学第一文学部中退[1]

劇団中央芸術劇場を経て1959年、東京芸術座結成に参加。1969年に同劇団退団。以後フリーの劇作家、放送作家として活動したが、1976年山形県に帰郷。創刊した総合芸術誌月刊『場』が激しい妨害にあって廃刊に追い込まれたのを機に、マスコミの集中独占の排除を訴える運動を起こす。山形県下の山形新聞山形放送によるマスコミ独占状況に批判的な立場から、「マスコミの集中排除運動」の機関誌としての月刊『V』を創刊。また、それ以前にタウン情報誌『うぃずY』をも創刊しており、エフエム山形テレビユー山形の開局に影響を与えた。

その相澤が創刊して発行人をつとめ、若者たちに自由に編集させた『うぃずY』は、1987年に「NTT全国タウン誌フェスティバル」(現在終了)で大賞を受賞しており、河北新報は受賞のことを記事にしているが、山形新聞には黙殺されていた。県内では批判することがタブー視されていた服部敬雄に、正面から立ち向かった人物として稀有の存在として知られる[1]。2009年、劇作活動を再開。「月山が見ている」を執筆、上演。2010年「沖縄県伊江島を思う」を執筆、出版。

主なテレビ出演

  • イレブンPM(日本テレビ)
  • クローズアップ山梨(山梨放送)
  • ウイークエンドYTS(山形テレビ)
  • 山形の若者たちYTS(山形テレビ)

主な舞台脚本

  • 『北方の記録』(京浜協同劇団・東京芸術座他上演)
  • 『俺は雷』(早乙女勝元原作、東京芸術座上演)
  • 『沖縄の海の底深く』(望月優子と友達の会上演)
  • 『若者たち』(山内久との共同脚本・青年劇場他上演)
  • 『ベトナムを見ている・沖縄』(東京演劇アンサンブル上演)
  • 『月山が見ている』(2009年「東京・前進座劇場」ほか仙台・山形等上演・主演左右田一平)

主なテレビ台本

主な著書

1981年から1989年にかけて、服部敬雄(山形新聞・山形放送)に批判的な立場の書籍を多数編著し、後に『マスコミの集中排除運動の記録』(全5巻)としてまとめられる。いずれも「ぐるうぷ場」発行。

  • 『服部敬雄山形新聞社長・山形放送社長・山形テレビ相談役に問う!』
  • 『山形県民に訴える』
  • 『立ち上がった山形県民』
  • 『新しい山形の建設は…』
  • 『山形が変わった 一つの時代の終焉』山形が変わった 一つの時代の終焉
  • 『北越二十三人衆』(民衆社)
  • 『北方の記録-相沢嘉久治劇曲集I』(場出版局)
  • 『郷土に生きる』(甲陽書房)
  • 『草思庵から』(いちい書房)
  • 『そば処山形ーこだわりの店55選』(いちい書房)
  • 『これでいいのか、山形県民!?』(いちい書房)
  • 『続・これでいいのか、山形県民!?』(いちい書房)
  • 『続々・これでいいのか、山形県民!?』(いちい書房)
  • 『メディア帝国の恐怖と貧困~マスコミの集中排除運動と早坂茂三~』(いちい書房共著)
  • 『月山が見ている』(月刊素晴らしい山形2009年6月号・ぐるうぷ場)
  • 『沖縄県伊江島を思う』(いちい書房)第1部戯曲 第2部戯曲の周辺 第3部戯曲について
  • 『小説・望月優子』を2010年6月から月刊「素晴らしい山形」(ぐるうぷ場)に不定期連載中。

脚注

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  1. 1.0 1.1 テンプレート:Cite news