白雪姫

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ガラスの棺に入れられた白雪姫

白雪姫』(しらゆきひめ、低地ドイツ語テンプレート:De、標準ドイツ語テンプレート:De)は、ドイツヘッセン州の民話テンプレート:Refnest

グリム兄弟の『グリム童話[[テンプレート:De]] 』に、KHM[注釈 1]53番、エーレンベルク稿(1810年手稿)では43番として収載されている。

話者は、「マリー」[1]テンプレート:Refnestことマリー・ハッセンプフルークde[2]テンプレート:Refnestである[3]テンプレート:Refnest

タイトル及び主人公の呼称の邦訳名は「白雪姫」が我が国では一般的である。しかし、テンプレート:Deが“雪のように白い子”の意[4][5]である事から、「雪白姫」が正しい邦訳名である[5]。因みに読みは「ゆきじろひめ」[5]

ストーリー

ある国に、「白雪姫」と称される容貌に優れた王女がいた。しかし彼女の継母(グリム童話初版本では実母)である王妃は、自分こそが世界で一番美しいと信じていた。彼女が秘蔵する魔法の鏡は、「世界で一番美しいのはだれか」との問いにいつも「それは王妃様です」と答え、王妃は満足な日々を送っていた。

白雪姫が7歳になったある日、王妃が魔法の鏡に「世界で一番美しい女は」と訊ねたところ、「それは白雪姫です」との答えが返ってくる。怒りに燃える王妃は猟師を呼び出すと、白雪姫を殺し、証拠として彼女の肝臓(※作品によっては心臓となっている)を取って帰ってくるよう命じる。しかし猟師は白雪姫を不憫がり、殺さずに森の中に置き去りにする。そして王妃へは証拠の品として、イノシシの肝臓をかわりに持ち帰る。王妃はその肝臓を白雪姫のものだと信じ、大喜びで塩茹にして食べる。

森に残された白雪姫は、7人の小人(テンプレート:Deドワーフ)たちと出会い、生活を共にするようになる。一方、白雪姫を始末して上機嫌の王妃が魔法の鏡に「世界で一番美しいのは?」と尋ねたところ「それは白雪姫です」との答えが返ってくる。白雪姫がまだ生きている事を知った王妃は物売りに化け、小人の留守を狙って腰紐を白雪姫に売りつける。そして腰紐を締めてあげる振りをして彼女を締め上げ、息を絶えさせる。

やがて帰ってきた7人の小人は、事切れている白雪姫に驚き、腰紐を切って息を吹き返させる。一方、王妃が再び世界一の美女を魔法の鏡に尋ねたことにより、白雪姫が生きている事が露見する。王妃は毒を仕込んだを作り、再度物売りに扮して白雪姫を訪ねる。白雪姫は頭に櫛を突き刺され倒れるが、小人たちに助けられる。

今度こそ白雪姫を始末したと上機嫌の王妃だが、魔法の鏡の答えで白雪姫の生還を悟る。王妃は、毒を仕込んだリンゴを造り、善良なリンゴ売りに扮して白雪姫を訪ねる。白雪姫は疑いも無くリンゴを齧り、息絶える。

やがて帰ってきた小人たちは白雪姫が本当に死んでしまったものとして悲しみに暮れ、遺体をガラスのに入れる。そこに王子が通りかかり、白雪姫を一目見るなり、死体でもいいからと白雪姫をもらい受ける。

白雪姫を棺をかついでいた家来のひとりが木につまずき、棺が揺れた拍子に白雪姫は喉に詰まっていたリンゴのかけらを吐き出し、息を吹き返す。蘇生した白雪姫に王子は喜び、自分の国に連れ帰って王妃として迎える。

白雪姫と王子の結婚披露宴の席。王妃は真っ赤に焼けた鉄の靴を履かされ、死ぬまで踊らされる。

登場人物

白雪姫
お妃が心に浮かべた願い通りに、雪のようにい肌、血のようにい頬や唇、黒檀の窓枠の木のようにい髪を持って産まれ、その身体的特徴を以て「白雪姫」と呼ばれた王女[6]
7歳の時、既に継母であるお妃よりも美しく育ったが為に、それを妬み憎んだお妃に謀殺されそうになる。しかし言いつけられた猟師が同情し逃がしてくれる。(尤も猟師は自分の手にかけるのが忍びなかっただけで、末は獣に食べられるだけだろうと考えていた。)[6]
王女は森の中を彷徨い七つの山を越え、偶然見つけた小人たちの家で、家事をする事を条件に暮らすことになる[6]
だが、王女が生きていて、猟師に騙されたと知ったお妃の謀り事により、一度目はいろいろな色の絹で編んだ紐によって絞殺、二度目は魔術を使って拵えた櫛で術殺、三度目は毒を仕込んだ林檎で毒殺されてしまう[6]
王女は小人たちの努力も虚しく蘇生できず、しかし、遺体が余りに美しくまるで生きているようだったので、ガラスの棺に納められ山の上に置かれる[6]
ある時、森に迷い込み小人たちの家に泊まりに来たある国の王子が、山の上で王女を見つけて見初め、小人たちに頼み込み王女を棺ごと貰い受けてしまう[6]
だが、召使いたちが棺を運ぶ最中、潅木に蹴躓き、その揺れで喉に詰まった林檎が飛び出し、王女は息を吹き返す。
喜んだ王子は王女にプロポーズし、盛大な結婚式が執り行われた[6]

モデルについては近年にいたるまでドイツ各地の郷土史家によって提唱されている。テンプレート:要出典

  1. バイエルン州の都市「ローア・アム・マイン」に実在した「マリア・ソフィア・マルガレーテ・カタリーナ」姫。その地にある城郭の1つには、かつて妻に先立たれた方伯とその娘、折りの合わない継母が住んでいたといわれ、20世紀末からしばしば白雪姫城と呼ばれる。
  2. ヘッセン州ヴァルデック゠ヴィルドゥンゲン伯フィーリップ4世の次女、マルガレータ・フォン・ヴァルデック。厳格な継母カタリーナ・フォン・ハッツフェルトをもつ佳人として知られ、周辺諸国との政争の中、わずか21歳で世を去った(実家の資料によると毒殺)[7]。彼女はブロンドであったようで、エーレンベルク稿(1810年手稿)では白雪姫の髪は黄色[8] (テンプレート:En) である。
王妃
白雪姫の母親。エーレンベルク稿(1810年手稿)や初版本(1812・15年版)では実母[8][9][10][11]だが、第2版(1819年版)以降の版では、生母と継母(父王の後妻)[11]の二人になる。
生母
雪が舞い落ちる中、黒檀の窓枠のついた窓際で針仕事中、雪を見やった際に針で指を刺してしまう[6]
その血が三滴白い雪の上に滴ったのを見て、この雪のように白く、この血のように赤く、この窓枠の木のように真っ黒な子供が欲しいと思い、その思い通りの雪のように白く、血のように赤い頬と唇をし、黒檀のように真っ黒な髪をした可愛らしい王女が生まれたが、すぐに息を引き取った[6]
継母
綺麗な事を鼻にかけ、高慢で、器量で人に負ける事が嫌い[6]
問いかけると何でも答えてくれるふしぎな鏡を持っている[6]
継子の王女が自分よりも美しい事に我慢ならず、三度も王女を謀殺しようとし、最期にはその報いで真っ赤に灼けた鉄のスリッパを履かされ、祝宴の最中王女らの目前で死ぬまで踊り続けさせられる[6]
七人の小人
行く当ての無い王女に対し、「家の世話をし、料理を拵え、ベッドをつくり、洗濯をし、縫ったり繕ったりして、何もかもきちんと綺麗にしておいてくれる」事を条件に家に居ることを諒承する[6]
中には森の植物の研究をしていた者もいる。テンプレート:要出典
グリム童話などに措いて小人たちは余り重要な役どころではない為か、彼らに名前や性格付けは為されていない。しかしディズニー映画に措いて重要な役回りと成った為、各々の性格や言動に則した名前が付され、現在それが踏襲される場合が多い。
  1. ドク (Doc) = 先生
  2. グランビー (テンプレート:En) = 怒りんぼう(苦虫[12]
  3. ハッピー (テンプレート:En) = 幸せ(呑気屋[12]
  4. スリーピー (テンプレート:En) = 眠い(眠り屋[12]
  5. バッシュフル (テンプレート:En) = 恥ずかしがりや(照れ助[12]
  6. スニージー (テンプレート:En) = くしゃみっぽい(苦沙弥[12]
  7. ドーピー (テンプレート:En) = ぼんやり または おとぼけ(抜け作[12]
王子
毒リンゴを食べて身罷った王女をガラスの棺ごとタダで貰い受ける[6]
エーレンベルク稿(1810年手稿)では、最後に唐突に登場し、王女と結婚するだけで他には何もしていない[8][9]
王女が「仮死状態」であると知らず「屍体」であるという認識にも関わらず、初版本(1812・15年版)で見せた特異な行動[10][11]や、第7版で見せた執着ぶり[6]から死体愛好家もしくは死体性愛者と見られることがある。
魔法の鏡
継母であるお妃が持っているふしぎな鏡。所謂魔鏡の類である[6]
問い掛けに対して何でも答えてくれるが、嘘は絶対つかない為、その内容は全て真実である[6]

『白雪姫』の変遷

この物語は、グリムの他の物語同様に様々な変遷を経た。

エーレンベルク稿(1810年手稿)[8][9]での記述

  • タイトルが「白雪姫」ではなく、「雪白ちゃん/不幸な子ども」テンプレート:Refnestである[8]
  • 黒檀のように黒いのは瞳である[8][9]
  • 髪の色は黒ではなく黄色テンプレート:Refnestである[8]
  • 母親(王妃)が狩人に白雪姫を殺させようとするエピソードが無い[8][9]
  • 母親は自ら白雪姫を森の中に置き去りにしている[8][9]
  • 母親に棄られた時の白雪姫の年齢は不明[8][9]
  • 小人たちの職業が『山の仕事場に行っている』、『一日の仕事を終え』とあるだけで明確ではないテンプレート:Refnest[8]
  • 小人たちが自分たちの食事などが食べられているのを見つけた時、5人しか発言していない[8][9]
  • 白雪姫自ら食事をつくるからと、小人たちの処に置いてもらえるよう頼んでいるテンプレート:Refnest[8]
  • 半分にだけ毒を仕掛けられた林檎を白雪姫が齧り、白雪姫はその毒がもとで死んでいる(林檎が喉に詰まって仮死状態になったのではない)[8][9]
  • 白雪姫の遺体をガラスの棺に入れる前に葬っているテンプレート:Refnest[9]
  • 白雪姫の遺体を小人たちは水やワインで洗うエピソードが無い[8][9]
  • 小人たちが白雪姫の遺体をガラスの棺に入れたのは、美しい姿を永久保存テンプレート:Refnestするため[8]
  • 父親である国王がガラスの棺に入れられた白雪姫を引き取り、国王(若しくはお付きの医者)が生き返らせているテンプレート:Refnest[8]
  • その際は、一本の綱を部屋の四隅に確りと張って呪文を唱えると言う儀式が行われているテンプレート:Refnest[8]
  • 王子との馴れ初めのエピソードが無い[8][9]
  • 最後に焼けたサンダルテンプレート:Refnestを履かされ、死ぬまで踊らされたのは母親たる王妃[8][9]
  • 王妃が履かされたサンダルは鉄製とは書かれていない[8][9]
  • “ほかの話では”として、小人たちが小さな魔法の槌で32回軽く叩く事で、白雪姫が生き返ったとしている[8][9]
  • “ほかの書き出し”として、『雪のように白い、女の子が欲しい』『この血のように、きれいな赤い頬をしている娘がいたら』と望んだのは国王[注釈 2]としているテンプレート:Refnest[8][9]

初版本(1812・15年版)[10][11]での記述

  • “血のように赤い” は白雪姫のどの身体的特徴と合致するのか表されていない[10][11]
  • 黒檀の木のように黒いのは瞳(冒頭ではどの身体的特徴と合致するのか表されていないが、王子が登場する直前に瞳であることが記されている)[10][11]
  • 髪の色が明確ではない[10][11]
  • 小人たちは(仮死状態の)白雪姫の体を水やワインで洗っていない[10][11]
  • 小人たちは白雪姫が入れられたガラスの棺を、自分達の住む小屋の中に安置し、交代で見張っている。[10][11]
  • 王子は小人たちの住む小屋に泊めてもらう為に訪れているが、何故泊まろうとしたのかその理由は不明[10][11]
  • ガラスの棺に入れられた白雪姫を王子は棺ごと金で買おうとした[10][11]
  • 小人たちに売るのを拒否されると、王子は白雪姫の遺体を譲ってくれるよう懇願しているが、お礼をするとは言っていないテンプレート:Refnest[10]
  • ガラスの棺の白雪姫を王子は城に運び入れ、四六時中白雪姫を見つめていたテンプレート:Refnest[10]
  • 棺から離れなければならない時は、王子は白雪姫を見られない事に悲しみ、棺が横にないと食事も喉を通らない程だったテンプレート:Refnest[10]
  • 召使たちはいつも白雪姫の入った棺を運ばされるので腹を立てていた[10][11]
  • そのうちの一人が怒りに任せて白雪姫の背中を殴ると、喉につかえていた林檎の芯が飛び出しテンプレート:Refnest、白雪姫は生き返った[10]
  • 最後に真っ赤に焼けた鉄の上履きを履かされ、火傷を負いながら死ぬまで踊らされたのは、実の母親たる王妃[10][11]

 なお、“七人の小人は初版本では(白雪姫を殺しに来た)殺し屋となっていて、2版以降七人の小人に差し替えられた。若しくは七人の小人たちは初版本では殺し屋だった。”とする説テンプレート:要出典が存在するテンプレート:Refnestが、初版本[13]及びエーレンベルク稿[14]共に該当する記述が存在しない。

 但し、Johannes BolteGeorg Polivka共著『Anmerkungen Zu den Kinder-und Hausmärchen der Brüder Grimm.(グリム童話註解[15])』所収の白雪姫の類話には、自分たちの棲む洞穴にやって来る少女を手当たり次第に殺してしまう七人の小人が登場する[16]テンプレート:Refnest

 また、類話の中でもかなり古いタイプと見られるお話では、娘を見たら必ず殺してしまう十二人の悪い盗賊が登場する[17]

 他にもコルシカ島の類話『アンジウリーナ』と言うお話では、母親に頼まれてその娘のアンジウリーナを殺すために攫う山賊が登場する(お話では結局攫うだけで、殺さずに自分達の隠れ家に連れて行って匿っている。)[18][19]

 更には、スイスでの類話「まま娘」では、変装した継母に毒が仕掛けられたコルセットで締め上げられて殺されかけた継娘が、匿ってくれている小人の「今度、留守番中に誰かを家に入れたら、フライパンで焼いてしまうぞ」と言う忠告を守れず、再び変装した継母に毒りんごで殺されかけた為に、継娘をフライパンで焼くべきか否かを十二人の小人たちが多数決で決めることにするエピソードがある[20][21][22]

 

ディズニー映画の白雪姫

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1937年に発表されたディズニー初の長編カラーアニメーション映画である。

  • 白雪姫は、家来がつまずいた拍子ではなく王子の口づけにより目を覚ます。
  • 継母は7人の小人に追われ、突然の雷に打たれて崖から落ちる。

サンリオ世界名作劇場の白雪姫

サンリオにも「ハローキティの白雪姫」という作品があり、ハローキティが白雪姫でダニエルが王子様であるが、 狩人に持ってくるよう命じる証拠品が「心臓」ではなく「血のついた矢」(しかし血のシーンは王女の服に隠れて一切見えない)となっている他、 七人の小人ではなく、七人のきこり。毒りんごは半分しか塗らない(毒なんて入ってないと白雪姫に証拠を見せるため)(←ただし、野村滋訳(ちくま文庫)では、リンゴの赤い方にのみ毒を塗り、白雪姫には赤い方を食べさせた、とあります。)など一部変更されている部分がある。

その他

白雪姫がリンゴを吐き出した理由は、作品によっては

  • 家来が藪に足を取られて倒れ、その拍子に吐き出した
  • 王子が白雪姫を抱いているとき藪に足を取られて倒れ、その拍子に吐き出した
  • 家来が白雪姫を運ぶのに疲れ、苛立って白雪姫を蹴りその拍子に吐き出した

などとするものも存在する。

継母の最期は、作品によっては

  • 毒リンゴを食べさせた後に再び鏡に訊ねたところ
    • 白雪姫がまだなお生きていることを知り、怒りの余り発狂し街へ飛び出しそのまま狂い死んでしまう
    • 白雪姫がまだなお生きていることを知り、癇癪を起こして鏡を叩き割り、その破片が心臓に刺さる
    • 隣国の王子の妃が最も美しいと聞いて結婚式を見に行き、妃が死んだ筈の白雪姫と知ってショック死
  • 7人の小人に崖から突き落とされ殺害される

などとするものもある。

ルートヴィヒ・ベヒシュタインde)の白雪姫では、白雪姫は気高い心の持ち主であるが故、継母である王妃を許し、仕返しも復讐も行わなかったが、一匹の“嫉妬”と言う名の毒虫に継母は心を苛まれるという結末を迎える[23]

また、『もうひとりのグリム』ことアルベルト・ルートヴィヒ・グリムde)の白雪姫では、小人の王より九十九に掛けること九十九年の長きにわたって小人の王の城のガラスの棺の中に命なく横たわるものとすると言う罰を下される[24]

また、低年齢向けの絵本では継母の最期が描かれないものもある。

白雪姫の類話

白雪姫には欧州各地を中心にアメリカやチリ、インドなどに類話が存在する。ドイツよりもケルト系やラテン系の地域に多くの話が残っている[25][18]

類話としては以下のお話を例として挙げることができる。

  • アイスランド
    1. ヴィルフリーズル・ヴェールフェグリの物語[26][27]
  • アイルランド
    1. アイルランドの輝く星[27]
  • スコットランド
    1. 金の木と銀の木[27]
  • イタリア
    1. 奴隷娘[32][18]
    2. 美しいアンナの話[27]
    3. マリアの悪い継母と七人の強盗[27]
    4. ジーリコッコラ[33]
    5. 悲嘆と不幸について[34]
  • ドイツ
    1. リヒルデ(リヒルディス)[36][18]
  • ロシア
    1. オレチュカ[38]

以下の書籍の該当頁には、類話の一部が載っているので参照されたい。

  • 小澤俊夫、『ドイツロマン派全集第Ⅱ期 第15巻 グリム兄弟』、p.95 ~p.96 参照。
  • フローチャー美和子、『【初版以前】グリム・メルヘン集』、p.144 ~p.145 参照。
  • 金田鬼一、『完訳 グリム童話集2』、p.148 ~p.150 参照。
  • 金成陽一、『誰が白雪姫を誘惑したか』、p.212 ~p.218 参照。

日本語訳

明治期

大正期

  • 大正3年 田中楳吉 訳 『小雪姫』(独和対訳独逸国民文庫第1編) 南山堂書店 刊[43]
  • 大正3年 年岡長汀 訳註 『雪姫』(独和対訳グリム十五童話) 南江堂書店 刊[43]
  • 大正4年 藤沢衛彦 訳 『雪姫』(通俗叢書 通俗グリム童話物語) 通俗教育普及会出版局 刊[43]
  • 大正5年 中島孤島 訳 『雪子姫』(グリム御伽噺) 富山房 刊[43]
  • 大正8年 巌谷小波 訳 『小雪姫』(教訓お伽噺) 博文館 刊[43]
  • 大正10年 森川憲之助 訳 『雪子姫物語』(グリム童話集) 真珠書房(至誠堂書店) 刊[43]
  • 大正13年 金田鬼一 訳 『雪白姫』(グリム童話集 第一部) 世界童話大系刊行会 刊[43]
  • 大正14年 岸英雄 編 『雪子姫』(こどもグリム) イデア書院 刊[43]
  • 大正15年 大田黒克彦 著 『ゆき子ひめ』(ひらがなぐりむ) 文園社 刊[43]

昭和(戦前)期

  • 昭和2年 菊池寛 訳 『小雪姫[注釈 4]』(グリム童話集) 文藝春秋社 刊[43]
  • 昭和2年 日本童話翻訳研究会 訳 『雪子姫物語』(学校家庭文庫3 グリム童話) 九段書房 刊[43]
  • 昭和3年 金の星社編集部 訳 『雪姫と七人の矮人』(グリム童話集) 金の星社 刊[43]
  • 昭和4年 金田鬼一 訳 『雪白姫』(全譯 グリム童話集) 岩波書店 刊[43]
  • 昭和11年 谷崎伸 訳 『雪子ひめ』(ひらがなグリム二年生童話) 金襴社 刊[43]

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翻案

その他

「怖い童話」と言う本には、『白雪姫は初版だけに紹介されている』、『第二版以降カットしてしまった』と言う誤った記述があるテンプレート:Refnest

脚注

注釈

  1. グリム童話の通し番号。第7版(1857年版)で付された番号に由来する。
  2. 金田鬼一 訳では伯爵となっている。
  3. “グリムのメルヒェン”の巻末資料では明治22年になっている
  4. タイトルの読みは「こゆきひめ」。

出典

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参考文献

テンプレート:参照方法

外部リンク

  • 鈴木晶、前掲書、1991年、p.117 ~p.118 参照。
  • 鈴木晶、前掲書、1991年、p.118、p.124 参照。
  • 吉原高志吉原素子、初版 グリム童話集2、白水社、2007年、p.191 参照。
  • 富山芳正、Sneewittchen、第三書房、1956年、p.31 参照。
  • 5.0 5.1 5.2 テンプレート:Cite book
  • 6.00 6.01 6.02 6.03 6.04 6.05 6.06 6.07 6.08 6.09 6.10 6.11 6.12 6.13 6.14 6.15 6.16 テンプレート:Cite book
  • 「Schneewittchen kommt aus Bad Wildungen und die sieben Zwerge aus Bergfreiheit[1]」2014年8月2日 閲覧
  • 8.00 8.01 8.02 8.03 8.04 8.05 8.06 8.07 8.08 8.09 8.10 8.11 8.12 8.13 8.14 8.15 8.16 8.17 8.18 8.19 8.20 8.21 8.22 テンプレート:Cite book
  • 9.00 9.01 9.02 9.03 9.04 9.05 9.06 9.07 9.08 9.09 9.10 9.11 9.12 9.13 9.14 9.15 テンプレート:Cite book
  • 10.00 10.01 10.02 10.03 10.04 10.05 10.06 10.07 10.08 10.09 10.10 10.11 10.12 10.13 10.14 10.15 テンプレート:Cite book
  • 11.00 11.01 11.02 11.03 11.04 11.05 11.06 11.07 11.08 11.09 11.10 11.11 11.12 テンプレート:Cite book
  • 12.0 12.1 12.2 12.3 12.4 12.5 テンプレート:Cite book
  • 吉原高志吉原素子、前掲書、2007年、p.174~p.191 参照。
  • フローチャー美和子、前掲書、2001年、p.137~p.145 参照。
  • 金田鬼一、完訳 グリム童話1、岩波書店、1979年、p.10 参照。
  • 金成陽一、誰が白雪姫を誘惑したか、大和書房、1991年、p.214~p.215 参照。
  • カール=ハインツ・マレ、首をはねろ!、みすず書房、1989年、p.191 参照。
  • 18.0 18.1 18.2 18.3 18.4 18.5 18.6 18.7 18.8 18.9 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「iyi」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  • 樋口淳樋口仁枝、前掲書、1989年、p.177~p.183 参照。
  • 竹原威滋、前掲書、2008年、p.129~p.130 参照及び引用。
  • マリオ・ヤコービヴェレーナ・カーストイングリット・リーデル、悪とメルヘン、新曜社、2002年、p.20~p.21 参照。
  • 竹原威滋、王子と美しいパセリちゃん、小峰書店、1989年、p.161~p.167 参照。
  • 板倉敏之佐藤茂樹杉田正樹浜田恂子藤原怜子、もうひとつのいばら姫、八千代出版、1993年、 p.111 参照。
  • 板倉敏之佐藤茂樹浜田恂子藤原怜子、もうひとりのグリム、北星堂、1998年、 p.248 参照及び引用。
  • 竹原威滋、前掲書、2008年、p.120~p.121 参照。
  • ヨウーン・アウトナソン 著、菅原邦城 訳、アイスランドの昔話、三弥井書店、1979年、p.271 ~p.287 参照。
  • 27.0 27.1 27.2 27.3 27.4 27.5 テンプレート:Cite book
  • 新倉朗子、前掲書、1993年、p.154 ~p.159 参照。
  • 新倉朗子、前掲書、1993年、p.297 参照。
  • 樋口淳樋口仁枝 編訳、前掲書、1989年、p.177 ~p.183 参照。
  • 小澤俊夫 編、中村志朗 訳、新装 世界の民話第二期15巻 アイルランド・ブルターニュ、ぎょうせい、1999年、p.335 ~p.338 参照。
  • ジャンバッティスタ・バジーレ 著、杉山洋子三宅忠明 訳、ペンタメローネ、大修館書店、1995年、p.182 ~p.186 参照。
  • イタロ・カルヴィーノ 著、河島英昭 訳、みどりの小鳥、岩波書店、1994年、p.79 ~p.86 参照。
  • 永野藤夫 訳、ローマ人物語、東峰書店、1996年、p.35 ~p.37 参照。
  • 竹原威滋、前掲書、1989年、p.161 ~p.167 参照。
  • ヨーハン・カール・アウグスト・ムゼーウス 著、鈴木満 訳、リューベツァールの物語、国書刊行会、2003年、p.61 ~p.102 参照。
  • 小澤俊夫 編、飯豊道男 訳、世界の民話第一期4巻 東欧Ⅰ、ぎょうせい、1977年、p.152 ~p.163 参照。
  • 金成陽一、前掲書、1991年、p.179 ~p.195 参照。
  • A.K.ラーマーヌジャン 著、中島健 訳、インドの民話、青土社、1995年、p.184 ~p.191 参照。
  • 小澤俊夫 編、関楠生 訳、新装 世界の民話第二期19巻 パンジャブ、ぎょうせい、1999年、p.47 ~p.52 参照。
  • 41.0 41.1 41.2 41.3 テンプレート:Cite book
  • 42.0 42.1 42.2 42.3 42.4 42.5 42.6 テンプレート:Cite book
  • 43.00 43.01 43.02 43.03 43.04 43.05 43.06 43.07 43.08 43.09 43.10 43.11 43.12 43.13 テンプレート:Cite book