由布院駅
テンプレート:駅情報 由布院駅(ゆふいんえき)は、大分県由布市湯布院町川北にある、九州旅客鉄道(JR九州)久大本線の駅である。
温泉地として名高い由布市の代表駅で、特急「ゆふ」・「ゆふいんの森」を含め全列車が停車するほか、当駅を始発・終着とする列車もある。「ゆふいんの森」の一部もここで折り返し運転を行う。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。単式ホームに接して駅舎が置かれる。単式ホームと島式ホームは階段のほか、スロープと踏切でも接続し、車椅子でも利用できる。
直営駅で、みどりの窓口が設置されている。自動改札機はないが、駅舎のデザインに準じた独自の自動券売機が1台設置されている。
駅舎は1990年(平成2年)竣工で、設計は大分県出身の建築家磯崎新。湯布院町(当時)とJR九州が約2億円の建築費用を半分ずつ負担して完成した。
待合室は、1ヶ月ごとに展示物が変わるアートギャラリーを兼ねている。風を防ぐ大型で厚いガラス扉や温泉水を利用した床暖房の設備がある。
1番のりばホーム端には足湯(有料:大人160円、小人80円)がある。男女共用の足湯の他、周囲に壁が張り巡らされた女性専用の足湯もある。当駅と同じく駅構内に足湯を持つ京福電気鉄道嵐山本線嵐山駅および阪急電鉄箕面線箕面駅と姉妹提携を行っている。
駅舎構内に由布院温泉観光案内所があり、辻馬車やスカーボロ(観光タクシー)の予約などもここで行う。駅と温泉宿泊施設との間での手荷物託送サービス「ゆふいんチッキ」も、駅前通りを挟んだ駅舎向かいの建物で提供されている。
駅レンタカーや、一般の軽快車と電動アシスト自転車の貸し出しを行うレンタサイクルも営業している。楽チャリ設置駅。
- Yufuin Station Name Board.jpg
「ゆふいん驛」駅名板
- Yufuin-Station-wicket.jpg
改札口
- Yufuin-Station yard 20110913.jpg
ホーム・踏切
- Ashiyu by misijp in Yufuin Station, Oita.jpg
1番のりばの日田方先端には『足湯』が設置されている
- Yufuin station sign 1.jpg
温泉・由布岳・辻馬車をイメージしたイラストの描かれた駅名標
利用状況
- 2011年度の1日平均乗車人員は844人(前年度比+34人)である。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2000(平成12年) | 932 |
2001(平成13年) | 921 |
2002(平成14年) | 951 |
2003(平成15年) | 975 |
2004(平成16年) | 880 |
2005(平成17年) | 881 |
2006(平成18年) | 914 |
2007(平成19年) | 922 |
2008(平成20年) | 909 |
2009(平成21年) | 846 |
2010(平成22年) | 810 |
2011(平成23年) | 844 |
駅周辺
全国屈指の温泉街として栄える由布院の市街地にあり、由布市湯布院庁舎(旧湯布院町役場)や由布院温泉にも近い。また、駅からは由布岳を真正面に望むことができる。野矢駅方面から線路は北東の方向に進んできたが、当駅の前後から向きを180度変え、今度は南西の方向に進みはじめる。
歴史
- 1925年(大正14年)7月29日 - 鉄道省(国有鉄道)の北由布駅として開業。
- 1950年(昭和25年)1月1日 - 由布院駅に改称。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
その他
- 駅名「由布院駅」由布市合併以前の旧町名「湯布院町」とで「ゆ」の字が異なるのは、由布院駅があった旧由布院町が旧湯平村と合併した際に、両方の名を合わせて「湯布院町」という町名にしたためである(湯平+由布院=湯布院)。
- 利用客の8割を女性が占めるため、当初あった男性トイレは撤去され女子トイレが拡大される工事が行われた。駅舎に隣接して公衆トイレが設置されている。
- 当駅の制服は通常の標準の制服と異なっている。