渚駅 (岐阜県)
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渚駅(なぎさえき)は、岐阜県高山市久々野町渚にある、東海旅客鉄道(JR東海)高山本線の駅である。
高山発の始発列車および高山行きの最終列車はともに普通列車でありながら速達列車のため、当駅を通過する。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅である。南側のホームは上り列車(下呂方面行き)が停車する1番線、北側のホームは下り列車(高山方面行き)が停車する2番線となっている。
1番線側に簡易駅舎が存在する。ホームの西端に、2つのホームを結ぶ跨線橋が設置されている。トイレは設置されていない。高山駅管理の無人駅である。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color高山本線 | 上り | 下呂・岐阜方面[1] |
2 | テンプレート:Color高山本線 | 下り | 高山・富山方面[1] |
利用状況
- 2011年度の1日平均乗車人員は5人(前年度比+1人)である。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2007 | 7 |
2008 | 5 |
2009 | 4 |
2010 | 4 |
2011 | 5 |
駅周辺
駅の周囲に民家が並ぶものの、高山本線の他の駅に比べるとやや寂しい。利用客数も線内で一位二位を争うほど少ない。
- 女男の滝(岐阜県の名水五十選認定。子宝の水といわれる)
- 道の駅飛騨街道なぎさ
歴史
- 1934年(昭和9年)10月25日 - 国鉄高山本線・飛騨小坂 - 高山 - 坂上間の開通時に開業。一般駅。
- 1963年(昭和38年)4月1日 - 貨物の取扱いを廃止。
- 1969年(昭和44年)1月1日 - 荷物の取扱いを廃止。それと同時に無人駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東海旅客鉄道(JR東海)が継承。
- 1998年(平成10年)2月 - 簡易駅舎を新築。
駅名の由来
駅は山間部にあるが、駅名は海岸を意味する「渚」である。この駅名は、かつて近くの飛騨川に渡し船があった時代、その船が作った岸に打ち寄せる波が、遠い海への思いを馳せたことに由来する。
種村直樹は著書[2]において、地元民から聞いたという「『猪』とするつもりが書き間違えた」俗説を紹介している。
隣の駅
- 東海旅客鉄道(JR東海)
- 高山本線
- テンプレート:Color普通(速達列車、早朝上りと深夜下りのみ運転)
- 通過
- テンプレート:Color普通(各駅停車)
- テンプレート:Color普通(速達列車、早朝上りと深夜下りのみ運転)