流山温泉駅
流山温泉駅(ながれやまおんせんえき)は、北海道(渡島総合振興局)亀田郡七飯町字東大沼にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線(通称:砂原支線)の駅である。駅番号はN70。電報略号はナオ。
概要
流山温泉の最寄駅で、誕生と同時に開業した。同温泉はJR北海道が開発した施設であり[1]、この温泉のために開業した駅である[1]。少し離れたところに東大沼の集落があるが、流山温泉の営業時間外は列車が通過するため、通学や通勤には不便である。
歴史
- 2002年(平成14年)4月27日:北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線(砂原支線)池田園駅 - 銚子口駅間に新設開業。旅客のみ取扱い。
- 2013年(平成25年)6月:静態保存されていた新幹線200系車両を老朽化のため解体・撤去。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームは線路の南側(森方面に向かって右手側)に存在する。転轍機を持たない棒線駅となっている。
大沼駅管理(夜間連絡先は森駅)の無人駅となっている。ホームのみの駅で[2]駅舎及び待合所は存在しない。ホームは東側に階段、その先に誘導ブロック付きのスロープを有し駅施設外に連絡している[2]。
ホームに沿う形で東北・上越新幹線の200系電車が3輌編成で静態保存・展示されていた[2]。2001年(平成13年)に廃車となった車輌で、先頭車2輌にグリーン車を挟んだ編成となっていた[3]。当初の流山温泉の運営会社「北海道企画開発」はJR東日本も出資[4]しており、新幹線の北海道への延長を願って設置されたという[5]。基本的に車内へ立ち入ることはできないが、鉄道の日などのイベントに合わせて開放される場合があった。その後、北海道新幹線の札幌延伸が決定し役目を終えたことや、老朽化を理由に2013年(平成25年)6月に解体・撤去された[6]。現在は、同形式の動力車(モーター車)の車輪付きの車軸が一つ残っているのみである。
駅名の由来
当駅附近の温泉施設より。同温泉は火山である駒ヶ岳の麓にあり、温泉名は火山によってもたらされた流れ山地形に由来している[3]。
駅周辺
- 北海道道43号大沼公園鹿部線
- 七飯町立東大沼小学校
- 流山温泉 - JR北海道直営の温泉施設[2]。流政之監修[2]。レストランには鉄道関連の古い備品が保存・展示され[7]、敷地内の無料休憩所にはJR北海道海峡線で走っていた「カーペットカー」仕様の50系客車が設置されている[1]。
- 大沼
- ひまわり畑
路線バス
- 函館バス:七飯経由鹿部線 「東大沼」停留所
- 鹿部出張所/大沼公園・函館行き(1日3往復のみ) 停留所は駅から約1km離れた道道43号線沿いに設置されている。
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- テンプレート:Color函館本線(砂原支線)
脚注
関連項目
テンプレート:函館本線1- ↑ 1.0 1.1 1.2 書籍『すごい駅』(著:横見浩彦、牛山隆信、メディアファクトリー新書、2010年10月発行)62-63ページより。
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)20ページより。
- ↑ 3.0 3.1 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)30ページより。
- ↑ 道内には既に新幹線が上陸していた!? 流山温泉駅に200系展示のナゼ
- ↑ 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』(JTBパブリッシング、2010年4月発行)165ページより。
- ↑ テンプレート:PDFlink - 北海道旅客鉄道
- ↑ テレビ番組『秘境駅を旅する』第6回(旅チャンネル、2011年12月放送)より。