洲先駅
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洲先駅(すざきえき)は、兵庫県西宮市東鳴尾町二丁目にある、阪神電気鉄道武庫川線の駅。駅番号はHS 52。 洲崎は誤表記。
1943年の開業から1984年の延伸まで、長らく武庫川線の終着駅であった。
駅構造
武庫川団地前方面に向かって右側(西側)に単式ホーム1面1線を有する地上駅であり、無人駅である。出入口はホーム両端にそれぞれある。
武庫川団地前駅まで延伸される前は、ホームは線路の東側にあり、駅自体も、現在よりやや南寄りに立地していた。
ICカード (PiTaPa, ICOCA) 専用自動改札機・チャージ機以外の自動券売機や自動改札機、自動精算機などはない。下車する際に、普通乗車券や精算券などの回収が必要な乗車券類は、駅出口に設置の集札箱に投入する。なお、ICカード専用改札機はホーム両端にそれぞれ入場用・出場用が各1台設置されている。かつては乗車駅証明書発行機が設置されており、磁気乗車券サイズの乗車駅証明書が発行されていた。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
西側 | テンプレート:Color武庫川線 | 上り・下り | 武庫川方面・武庫川団地前行き |
- Suzaki stn. (2).JPG
駅北寄り側、武庫川堤防上の道路より。
運賃について
ICカード用を除き、自動券売機や自動精算機がないので、運賃の支払い(乗車券の購入)については、以下のような扱いとなっている。
(注)ここでは「スルッとKANSAI対応の磁気式プリペイドカード」を「磁気カード」、PiTaPaやICOCA等の対応ICカードを「ICカード」と呼ぶ。
- 阪神本線・阪神なんば線方面へ乗り継ぐ場合
- 現金の場合 - そのまま乗車し、武庫川駅の中間改札に設置の自動券売機で乗車券を購入する(ここで乗車券ではなく磁気カードを購入することもできる)。その後、中間改札→本線ホームへと進む。
- 磁気カードの場合 - そのまま乗車し、武庫川駅の中間改札に磁気カードを直接投入→本線ホームへと進む(磁気カード裏面の乗車駅欄には「阪神 武庫線」と印字される)。なお、磁気カード利用では東鳴尾駅からの乗車と区別することができないため、運賃計算は利用者に不利とならないよう、東鳴尾駅からの乗車と同じと見なされる。
- ICカードの場合 - 乗車前にICカード専用改札機にタッチして乗車情報を記録する。武庫川駅の中間改札ではICカード対応改札機にカードをタッチする→本線ホームへと進む。
- 武庫川駅まで乗車する場合
- 現金の場合 - そのまま乗車し、武庫川駅の中間改札に設置の自動券売機で乗車券を購入する(ここで乗車券ではなく磁気カードを購入することもできる)。その後、中間改札→出口改札口へと進む。
- 磁気カードの場合 - そのまま乗車し、武庫川駅の中間改札に磁気カードを直接投入→出口改札口へと進む(出口で残額不足の場合は精算するか、不足分を満たす他の磁気カードとともに2枚投入する)。
- ICカードの場合 - 乗車前にICカード専用改札機にタッチして乗車情報を記録する。武庫川駅の中間改札ではICカード対応改札機にカードをタッチする→出口改札口へと進む(チャージ残額不足の場合は追加チャージが必要)。
- 東鳴尾駅まで乗車する場合
- 現金の場合 - そのまま乗車し、運転士に申し出て、乗車券を購入する。
- 磁気カードの場合 - 対応しておらず、この区間の乗車に磁気カードは使用できない。
- ICカードの場合 - 乗車前にICカード専用改札機にタッチして乗車情報を記録する。東鳴尾駅での下車時、ICカード専用改札機にタッチして下車情報を記録する。なお、チャージ残額不足となる場合は、下車時にICカード専用改札機でチャージすると同時に精算する。
- 武庫川団地前駅まで乗車する場合
- 現金または磁気カードの場合 - そのまま乗車し、武庫川団地前駅に設置の自動精算機で現金または磁気カードにより運賃を支払い、乗車券を購入する。その後、出口改札口へ進む。
- ICカードの場合 - 乗車前にICカード専用改札機にタッチして乗車情報を記録する。下車時は、出口改札口のICカード対応改札機にタッチすればよい。なお、チャージ残額不足となる場合は、下車時にまずICカードのチャージ機でチャージしてから、出口改札口へ進む。
- 本線・阪神なんば線方面から乗り越す場合
- 現金の場合 - 武庫川駅の中間改札に乗車券を通し、当駅の使用済み乗車券入れに乗車券を入れる。精算が必要な場合、武庫川駅での乗り換え時、中間改札に設置の自動精算機で精算する。なお相互直通先の近畿日本鉄道に属していて、阪神との連絡乗車券を発売していない駅から乗り越してきた場合も同じ。
- 磁気カードの場合 - 武庫川駅での乗り換え時、中間改札に設置の自動精算機で精算する。
- ICカードの場合 - 武庫川駅の中間改札および当駅で、下車情報を記録する。チャージ残額不足で武庫川駅の中間改札を通れない場合は、中間改札に設置のチャージ機でチャージしてから中間改札を通る。中間改札は通れるが下車時に残額不足となる場合(東鳴尾駅までは乗れるが当駅までは不足)は、下車時にICカード専用改札機でチャージすると同時に精算する。
駅周辺
駅の東方を武庫川が流れている。また、駅のすぐ横から住宅地となっていて、駅前の商店などはほとんどない。
歴史
- 1943年(昭和18年)11月21日 - 武庫川線開業と同時に、その終着駅として設置。
- 1946年(昭和21年)1月5日 - 旅客営業休止。
- 1948年(昭和23年)10月10日 - 旅客営業を再開。
- 1984年(昭和59年)4月3日 - 洲先駅 - 武庫川団地前駅間開業に伴い駅移転。途中駅となる。
- 1995年(平成7年)
- 2014年(平成26年)4月1日 - 駅番号導入。
開業当初は現在地より南側0.6キロメートルの箇所に位置し、川西航空機の工場に隣接していた。これはほぼ現在の武庫川団地前駅の位置に相当する。1948年の運転再開時に現在に近い位置に移転。1984年、現在地に再移転した。
昭和50年代半ばまでは三線軌条を見ることができた。洲先駅の南側にあった武庫川車両工業の工場(現在の武庫川団地前駅周辺)と線路はつながっており、周辺には雑草が生い茂る荒地であった。