波野駅
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|} 波野駅(なみのえき)は、熊本県阿蘇市波野大字波野にある、九州旅客鉄道(JR九州)豊肥本線の駅である。
旧・波野村の代表駅。熊本方面から見て行くと当駅は線路が坂の上トンネルを抜けてちょうど阿蘇山のカルデラから出た場所にある。標高は754メートルと、九州の鉄道駅では最も高い。
隣の滝水駅とともに、豊肥本線の中で列車停車本数が最も少ない駅である。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。互いのホームは構内踏切で連絡している。
無人駅である。以前は開業時の木造駅舎が存在したが2000年頃に不審火で焼失し、以後は駅舎が再建されていない。ホームにはこの駅が九州で一番高い駅である事を示す標柱がたてられている。
のりば
(待合室側) | テンプレート:Color豊肥本線(下り) | 大分方面 |
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(反対側) | テンプレート:Color豊肥本線(上り) | 熊本方面 |
駅周辺
駅名は「波野」であるが、旧波野村の中心部へは隣の滝水駅のほうが近く、周囲には森林とわずかな集落しか存在しない。駅前には県道・小地野永谷線があるが、幹線道路の国道や主要地方道(熊本県道41号高森波野線)からは遠く離れている。
- 阿蘇市立波野小学校
- 阿蘇市立波野中学校
- 熊本県道214号小地野永谷線(駅前)
- 国道57号線 - 道の駅波野(約5km北側)
- Hohihonsen NaminoEkimae.JPG
駅前風景
歴史
- 1928年(昭和3年)12月2日 - 鉄道省が開設。
- 1983年(昭和58年)11月30日 - 無人化[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
- 2012年(平成24年)7月12日 - 九州北部豪雨により営業休止。(当駅からの代行輸送は、8月20日から行われている。)
- 2013年(平成25年)8月4日 - 豊肥本線の全線復旧に伴い営業再開(代行輸送は前日で終了)。