水晶島
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テンプレート:Infobox 水晶島(すいしょうじま)は、歯舞群島の島の一つ。ロシア名タンフィーリエフ島(Остров Танфильева)。
島名の由来は、アイヌ語の「シ・ショウ(大きい・裸岩)」が「シイショウ」に変化したことから。
地理
全体的に平坦な小島であり、納沙布岬から珸瑤瑁水道を隔てて僅か7kmの距離にあり、貝殻島(3.7km)に続き2番目に北海道本島に近い。
歴史
江戸時代の当初は無人島であった。
現在もロシア連邦が占領・実効支配しているが、日本も領有権を主張している。
当該地域の領有権に関する詳細は千島列島及び北方領土の項目を、現状に関してはサハリン州の項目を参照。
住民
現在、水晶島に定住民は存在しないとされている。
ロシア国境軍や水産加工会社社員が交代で常駐しており、2010年12月31日には駐在していた水産加工会社社員らが年越しパーティーの最中に23人がメチルアルコールを飲み、中毒を起こし4人が死亡する事件が発生している[2]。2011年2月5日には原因不明の黒煙が立ち上っているのが撮影された[3]。
参考文献
- 『北方領土地名考』 北方領土問題対策協会編、1978年