検札
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検札(けんさつ)とは有料道路での不正通行(キセル)などを防止するためや転回の確認のために通行券などをチェックすること。またはそれを行う場所(検札場、(チェック)バリア、CB、toll barrier、TB)。
高速道路では通行券をチェックするために以下の料金所が設けられている。しかしキセルが発生するか疑問視する声も高く(以前は検札の他にもタイプが違う通行券を交換したり車種データを書き込むこともあるが、通行券のタイプが統一された今では実施されていない)、ETCの普及率も高くなってきているため、現在は以下の3つのみ設置されており、本線上に設置されている検札所は既に廃止となっている。
検札所
- 道央自動車道 : 砂川SA内(ハイウェイオアシスで転回可能なため、通過を記録。上り線側のみに設置。)
- 神戸淡路鳴門自動車道 : 淡路第二料金所(淡路SA内。転回が可能なため、通過を記録。)
- 瀬戸中央自動車道 : 与島料金所(与島PA内。転回が可能なため、通過を記録。)
廃止された検札所
- 東名高速道路 : 豊橋本線料金所(2007年5月31日に廃止)
- 北陸自動車道 : 米原本線料金所(2007年5月31日に廃止)
- 東北自動車道 : 泉本線料金所(2004年11月に廃止)
- 中国自動車道 : 山崎本線料金所(2004年12月に廃止)
検札所が廃止される背景
- 検札要員に人件費がかかる。
- 暫定2車線区間や上下線集約サービスエリア・パーキングエリアの存在により、不正通行を防止するのは事実上困難。
- 個々の車両の追跡システムが無いわけではないが、巨額の投資が必要でメリットがない。
- ETCの普及。