梅田新道
梅田新道(うめだしんみち)は、かつて大阪府大阪市北区の大阪駅前交差点から同市東区(現・中央区)の淀屋橋交差点にかけて敷設された道路。現在は御堂筋の一部区間になっている。
梅田新道交差点や銀行の支店名などにその名を残す。現在では「梅田新道」といえば「梅田新道交差点」を指すことがほとんどである。
目次
概要
1901年に大阪駅が現在地へ移転し、1903年に大阪駅(梅田)と船場を結ぶ道路として敷設された。移転前の大阪駅は現在地より西にあり、梅田入堀川沿いの梅田道(現・阪神高速11号池田線)を経由して田蓑橋・筑前橋を渡る道や、桜橋・渡辺橋・肥後橋を渡る道(現・四つ橋筋の一部区間)があったが、いずれも下船場へ出る道だった。そこで、梅田と船場を直結する新たな道を作ることとなり、「梅田新道」と名付けられた。一部区間は露天神社(お初天神)の南から蜆橋・大江橋・淀屋橋を渡って船場へ出る既存の道を利用している。1911年には12間幅に拡幅され、大阪市電が開通した。
銀行の支店名
現在梅田新道自体は御堂筋の一部となっているが、今でも交差点の名や銀行の「梅田新道支店」表記などに、名残を留めている。
- 三菱東京UFJ銀行梅田新道支店(曽根崎一丁目。旧三和銀行)
以下の銀行支店は現存しない
- 三井住友銀行 梅田新道支店(旧住友銀行)
- 第一勧業銀行梅田新道支店(店舗統合後は大阪三菱ビルディングの北隣に無人出張所(みずほ銀行堂島支店梅田新道出張所)が存在したが、2005年撤退)
- 池田銀行 梅田新道支店(梅新東交差点北東にあった)
- 近畿大阪銀行 梅田新道支店(梅新東の交差点北西角にあった)
なお、梅田新道交差点北西角にある駅前第3ビルの1階に関西アーバン銀行(旧関西さわやか銀行、その前は旧幸福銀行)が現存するが、支店名は大阪駅前支店である。同じビルの30階に阿波銀行梅田支店も現存する。
梅田新道交差点
梅田新道交差点(うめだしんみちこうさてん)とは、大阪市北区梅田一丁目の南東角にある交差点である。略して単に「梅田新道」あるいは「ウメシン」と呼ばれる事が多い。
国道1号と国道2号などの結節点であり、1952年12月からは国道の起点終点を示す道路元標が設置されている(以前は高麗橋東詰、次いで大阪市役所前に設置されていた)。ここより南、難波までは御堂筋の南行き一方通行路である。東隣の交差点はウメシンヒガシ(梅新東)で、渋滞の先頭になることが多い交差点である。南隣の交差点はウメシンミナミ(梅新南)である。
交差点の地下では、JR東西線と大阪市営地下鉄御堂筋線が交差し、大阪市営地下鉄谷町線がこの交差点を曲がっている。
梅田新道交差点を終点とする国道
- テンプレート:Ja Route Sign 国道1号(始点: 東京都中央区日本橋)
- テンプレート:Ja Route Sign 国道25号(始点: 三重県四日市市)
- テンプレート:Ja Route Sign 国道176号(始点: 京都府宮津市)
梅田新道交差点を起点とする国道
- テンプレート:Ja Route Sign 国道2号(終点: 福岡県北九州市門司区)
- テンプレート:Ja Route Sign 国道26号(終点: 和歌山県和歌山市)
- テンプレート:Ja Route Sign 国道163号(終点: 三重県津市)
- テンプレート:Ja Route Sign 国道165号(終点: 三重県津市)
梅田新道交差点からの距離
- テンプレート:Ja Route Sign 国道1号 名古屋・京都・枚方方面
- テンプレート:Ja Route Sign 国道2号 岡山・姫路・神戸方面
- 岡山 155km
- 姫路 88km
- 明石 53km
- 神戸 32km
- 尼崎 12km
- テンプレート:Ja Route Sign 国道25号 四日市・伊賀・八尾方面
- 四日市 141km(名阪国道経由)
- 伊賀 84km(名阪国道経由)
- 八尾 15km
- テンプレート:Ja Route Sign 国道26号 和歌山・岸和田・堺方面
- 和歌山 72km
- 岸和田 32km
- 堺 15km
- テンプレート:Ja Route Sign 国道163号 津・木津川・門真方面
- 津 117km
- 木津川 35km
- 門真 10km
- テンプレート:Ja Route Sign 国道165号 名張・橿原・大和高田方面
- 名張 80km
- 橿原 41km
- 大和高田 37km
- テンプレート:Ja Route Sign 国道176号 福知山・宝塚・豊中方面
- 福知山 109km
- 宝塚 23km
- 豊中 11km