スカパーJSAT

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テンプレート:Otheruseslist テンプレート:Infobox スカパーJSAT株式会社(スカパージェイサット、SKY Perfect JSAT Corporation)は、日本通信衛星事業者、衛星放送プラットフォーム事業者(有料放送管理事業者)、および有線一般放送事業者である。

前身会社の一つ、株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズ(スカパー、SKY Perfect Communications Inc.)についても本項で記述する。

概要

2008年10月1日スカパーJSATグループの中核事業3社のうち、スカパーを存続会社とし、衛星運営会社のJSAT株式会社、宇宙通信株式会社を合併して成立。

衛星インフラを主軸としている電気通信事業者であり、十数機の通信衛星を運用、アジア随一、世界有数規模の通信衛星保有企業となっている。大口利用者には防衛省NTTグループ自治体衛星通信機構が挙げられる他、CS放送(CS衛星基幹放送事業者及び衛星一般放送事業者)、番組素材配信日本放送協会を含む基幹放送事業者)、ケーブルテレビ局向け番組配信日本デジタル配信)にも多くの衛星通信回線を提供している。

うち、日本国内の衛星放送分野では、唯一のCS衛星基幹放送局提供事業者、並びに衛星一般放送事業者に放送局設備を提供する電気通信事業者でもあり、全てのCS放送番組を各視聴者へ向け送信し、かつ唯一の有料放送管理事業者として スカパー!及び スカパー!プレミアムサービスというプラットフォームを運営する事で知られている。これに付随し放送番組やインターネット向けの映像コンテンツの制作・供給、CS放送受信機器の販売・レンタルなども行っている。

沿革

(旧JSATおよび宇宙通信はそれぞれの項目参照)

主要事業

衛星事業

関連衛星一覧

2013年10月時点。

シリーズ 通 算
打上数
(内失敗)
スカパーJSAT 概  略
保有数 管制数
N-SAT-110 1 1 1 2000年に打ち上げ、運用中の日本国内向け衛星。旧JSATと旧宇宙通信が区分保有、管制業務は旧宇宙通信が担当していた。このため、JCSAT-110、SUPERBIRD-Dという別名を持っている。
JCSAT 12(1) 7 7 旧JSATから続く、日本及びアジア・太平洋地域向けシリーズ。
SUPERBIRD 8(1) 3 3 旧宇宙通信によるシリーズ。但し最後に打ち上げたSUPERBIRD C2は、スカパーJSAT成立直後の2008年10月に納入となった。
BSAT-3c/
JCSAT-110R
1 1 0 2011年に打ち上げ、放送衛星システムと区分保有の日本国内向けBS・CSハイブリッド衛星。CS部分をスカパーJSATが保有しJCSAT-110Rと呼称、N-SAT-110をバックアップする。管制業務は放送衛星システムに委託。
Horizons 2 2 0 旧JSATと旧パンアムサット(インテルサットに被合併)による北米向けシリーズ。2007年までに打ち上げられた2機を運用中。インテルサットとの区分保有機で、同社に管制業務委託。但しHorizons-2は軌道遷移し次のIntelsat 15と同じ用途へ変更されている。
Intelsat 15 1 1 0 インテルサットが保有する中継器22本のうちスカパーJSATが5本区分所有し、JCSAT-85と呼称する。アジア、インド洋、中近東、ロシアなどをカバーする。
N-STAR 3 1 1 NTTグループによるシリーズ。2002年までに3機が打ち上げられ、管制業務を旧JSATが受託。運用中であるのはNTTドコモが保有していたN-STARc(2010年、スカパーJSATへ譲渡)のみ。運用を終えた2機も、運用末期に旧JSATへ譲渡となっていた。その後継機としての役割も持っているJCSAT-5Aについては運用当初から旧JSATの保有機であるが、NTTグループにおいてはN-STARdと呼称している。
WINDS
1 0 1 2008年に打ち上げられた「きずな」の愛称を持つ宇宙航空研究開発機構(JAXA)の超高速インターネット衛星。2012年に管制・運用業務受託。
MBSat 1 0 1 モバイル放送SKテレコムが区分保有する、移動体向け放送衛星。2004年に打ち上げられ運用中。管制業務を旧宇宙通信が受託。
合計 16 14 本表のJCSAT、SUPERBIRDについては、N-SAT-110、BSAT-3c/JCSAT-110R及びIntelsat 15を除外した数値。

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有料多チャンネル事業

プラットフォーム

放送・番組供給

スカパー!向けチャンネル
スカパー・エンターテイメントによる衛星基幹放送へのみ供給している。
スカパー!プレミアムサービス向けチャンネル
スカパーJSATが衛星一般放送事業者及び有線一般放送事業者として放送。
スカパーJSATが有線一般放送事業者として放送、スカパー・ブロードキャスティングによる衛星一般放送へ供給。
一部番組の供給

スカパーJSATが、上記チャンネル放送分以外に放映権を得て制作するスポーツ中継番組などがあり、グループ・関連企業が編成するFIGHTING TV サムライJ SPORTSなどのチャンネルへ番組供給している。

海外における放送供給

2014年2月22日、インドネシアの衛星放送・INDOVISION(英語版)にて日本のテレビ番組を放送するチャンネル「WAKUWAKU JAPAN」の放送を開始した[1]

コンテンツ配信

衛星通信回線提供

  • スカパー!通信サービス - スカパー!のシステムを利用した映像通信サービス

映像機器販売・レンタル等

  • スカパー!ダイレクト - 自社も販売元のひとつとなっているスカパー!プレミアムサービス用チューナー(以下参照)をはじめ、他社製品を含む各種映像機器・アンテナ関連製品の直販・レンタル、一般世帯向けCS受信設備の工事仲介などを行っている。
製品群
  • スカパー!プレミアムサービス用チューナー製品
    • スカパー!標準チューナー - CS-5000S(2006年)、SP-SR100H(2007年)
    • スカパー!HD対応チューナー - SP-HR200H(2008年)
    • スカパー!DVR(HDDレコーダー) - SP-DV100S(2007年)
  • スカパー!プレミアムサービス光用チューナー製品(レンタルのみ)
    • スカパー!光HD対応チューナー - SP-HR250H(2010年)
  • スカパー!プレミアムサービス用アンテナ製品
    • スカパー!標準アンテナ(1端子出力) - SP-AS100M(2007年)
    • スカパー!2ルームアンテナ(2端子出力) - SP-AM100M(2007年)
  • スカパー!・スカパー!プレミアムサービス用アンテナ製品
    • スカパー!マルチ衛星アンテナ(プレミアムサービスは2端子出力、BS・110度CSは1端子出力) - SP-AM200M(2008年)、SP-AM400M(2010年)、SP-AM500M(2012年)
  • スカパー!用テレビリモコン製品
    • スカパー!e2かんたんリモコン - SP-RM110U(2009年非売配布、2010年契約者限定発売)

スカパーJSAT独自ブランド製品であるSPシリーズは、末尾のアルファベットが開発協力メーカーを示している(H-ヒューマックス、M-マスプロ電工、S-ソニー、U-ユニデン)。なおCS-5000Sは、ヒューマックスジャパンのスカパー!用チューナーCS-5000をプライベートブランド化した製品である。

事業所等

主なグループ企業

親会社
連結子会社
関連会社
  • 株式会社ジェイ・スポーツ(東京都江東区
  • 日活株式会社(東京都文京区
  • ホライゾンズ・サテライト・ホールディングスLLC(米国) - JSATインターナショナルとインテルサット(旧・パンアムサット)が共同出資する持株会社
    • ホライゾンズ-1・サテライトLLC(米国) - 通信衛星Horizons-1の運営会社
    • ホライゾンズ-2・サテライトLLC(米国) - 通信衛星Horizons-2の運営会社
その他の出資先

過去の子会社・関連会社

現スカパーJSATの子会社・関連会社であったもの、及び旧スカパーグループのみ。

持株会社の直接子会社へ移行
グループ内他企業へ合併または解散
グループを離脱

脚注

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関連項目

外部リンク

テンプレート:スカパーJSATグループ テンプレート:BSデジタル放送 テンプレート:日本の宇宙探査機・人工衛星

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  1. スカパーJSAT、インドネシアで日本チャンネル「WAKUWAKU JAPAN」開局へ(CNET Japan, 2014年1月30日)
  2. スカパー・マーケティングはスカイパーフェクTV!受信機器のレンタルを行っていた企業。株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズが全事業を引き継ぎ解散。主要株主は株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズ51%、JSAT株式会社49%であった。