新田次郎文学賞
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新田次郎文学賞(にったじろうぶんがくしょう)は 財団法人新田次郎記念会が主催する文学賞である。前年に発表された、歴史、現代にわたり、ノンフィクション文学、または自然界を材の取った作品(形式にはこだわらず)に対し、年一回発表されている。 受賞は選考委員の合議によって決定され、受賞者には正賞として気圧計、副賞として100万円(2012年現在)が授与される。
受賞者一覧
第1回から第10回
- 第01回 (1982年) 沢木耕太郎 「一瞬の夏」
- 第02回 (1983年) 若城希伊子 「小さな島の明治維新 ドミンゴ松次郎の旅」
- 第03回 (1984年) 辺見じゅん 「男たちの大和」
- 第04回 (1985年) 角田房子 「責任」 ・ 佐藤雅美 「大君の通貨」
- 第05回 (1986年) 岡松和夫 「異郷の歌」
- 第06回 (1987年) 長部日出雄 「見知らぬ戦場」
- 第07回 (1988年) 海老沢泰久 「F1地上の夢」 ・ 中野孝次 「ハラスのいた日々」
- 第08回 (1989年) 入江曜子 「我が名はエリザベス」
- 第09回 (1990年) 鎌田慧 「反骨-鈴木東民の生涯」 ・ 佐江衆一 「北の海明け」 ・ 早坂暁 「華日記 昭和いけ花戦国史」
- 第10回 (1991年) 宮城谷昌光 「天空の舟」
第11回から第20回
- 第11回 (1992年) 大島昌宏 「九頭竜川」 ・ 高橋揆一郎 「友子」
- 第12回 (1993年) 半藤一利 「漱石先生ぞな、もし」 ・ 池宮彰一郎 「四十七人の刺客」 ・ もりたなるお 「山を貫く」
- 第13回 (1994年) 岩橋邦枝 「評伝 長谷川時雨」
- 第14回 (1995年) 西木正明 「夢幻の山旅」
- 第15回 (1996年) 谷甲州 「白き嶺の男」
- 第16回 (1997年) 吉川潮 「江戸前の男 春風亭柳朝一代記」
- 第17回 (1998年) 山崎光夫 「薮の中の家 芥川自死の謎を解く」
- 第18回 (1999年) 大村彦次郎 「文壇栄華物語」
- 第19回 (2000年) 熊谷達也 「漂泊の牙」 ・ 酒見賢一 「周公旦」
- 第20回 (2001年) 杉山正樹 「寺山修司・遊戯の人」
第21回から第30回
- 第21回 (2002年) 佐々木譲 「武揚伝」
- 第22回 (2003年) 津野海太郎 「滑稽な巨人」
- 第23回 (2004年) 東郷隆 「狙うて候」
- 第24回 (2005年) 中村彰彦「落花は枝に還らずとも-会津藩士・秋月悌次郎」
- 第25回 (2006年) 真保裕一「灰色の北壁」
- 第26回 (2007年) 諸田玲子「奸婦にあらず」
- 第27回 (2008年) 見延典子「頼山陽」
- 第28回 (2009年) 植松三十里「群青 日本海軍の礎を築いた男」
- 第29回 (2010年) 帚木蓬生「水神」、松本侑子「恋の蛍 - 山崎富栄と太宰治」
- 第30回 (2011年) 竹田真砂子「あとより恋の責めくれば-御家人南畝先生」
第31回から第40回
- 第31回 (2012年) 角幡唯介「雪男は向こうからやって来た」
- 第32回 (2013年) 澤田瞳子「満つる月の如し 仏師・定朝」
- 第33回 (2014年) 川内有緒「バウルを探して」、幸田真音「天佑なり 高橋是清・百年前の日本国債」