竹田真砂子
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竹田 真砂子(たけだ まさこ、1938年3月21日 - )は、日本の小説家。時代小説を得意とする。
来歴・人物
東京神楽坂出身。法政大学文学部教育学科卒。1982年『十六夜に』でオール讀物新人賞受賞、2003年『白春』で第9回中山義秀文学賞受賞、2011年『あとより恋の責めくれば-御家人南畝先生』で第30回新田次郎文学賞を受賞した。また、邦楽を軸にした舞台作品も多く、国立劇場、新橋演舞場、紀尾井ホールなどで上演されている。舞踊詞として作られた「蛍」はその後コンサートホールなどで演奏され、CD「今藤政太郎作品集1」に収録されている。
現在、中山義秀文学賞選考委員を務める。
著書
- 『写真芸者小とみ』講談社 1985
- 『鏡花幻想』講談社 1989 のち文庫
- 『信玄公ご息女の事につき』新潮社 1990 (新潮書下ろし時代小説)
- 『雪の降る音』白水社 1991 (物語の王国)
- 『三千世界の烏を殺し 高杉晋作と妻政子』祥伝社 1991 「志士の女」文庫
- 『雷鳴の中で 小説・曾我兄弟』講談社 1992
- 『花は橘』集英社 1992 「小説・十五世羽左衛門」文庫
- 『牛込御門余時』集英社 1996 のち文庫
- 『宵の夢』文藝春秋 1997
- 『七代目』集英社 1998
- 『歌舞伎ます』学陽書房 1998
- 『浄瑠璃坂の討入り 忠臣蔵への道』集英社 1999
- 『白春』集英社 2002
- 『桂昌院藤原宗子』集英社 2007
- 『あとより恋の責めくれば 御家人南畝先生』集英社 2010
- 『美しき身辺整理』新潮社 2010