忠州市
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テンプレート:Mboxテンプレート:Infobox 忠州市(チュンジュし)は大韓民国忠清北道の市。道庁所在地の清州市に続く道内第2の都市である。朝鮮王朝時代には忠清道の中心であった。忠清は忠州と清州を意味する。市のブランドイメージは「Good Chungju」で、Goodの部分はGreat Opportunity Open Developmentを意味する。
目次
地理
忠清北道北部に位置し、南漢江の上流を占める。韓国有数の温泉地である水安堡(スアンボ)温泉がある。リンゴの特産地。 市の東部には1985年に完成した忠州ダムがあり、それによって出現した忠州湖がある。
歴史
高句麗の国原城があり、新羅時代の呼称である中原の名でも知られる。
- 550年 - 新羅、国原城を領有。
- 557年 - 国原を小京とする。
- 685年 - 中原小京を設置。
- 757年 - 中原京に改称。
- 940年 - 高麗、忠州府と改称。
- 983年 - 忠州牧に昇格。
- 995年 - 中原道設置。
- 1018年 - 忠州牧復活。
- 1254年 - 国原京に改称。
- 1395年 - 朝鮮王朝、忠清道を設置し、監営を忠州に置く。
- 1592年 - 文禄の役にて小西行長軍が朝鮮軍に大勝(弾琴台の戦い)。
- 1895年 - 八道制から二十三府制になるにより、忠州府観察使が置かれる。忠州牧は忠州郡となる。
- 1896年 - 旧忠清道を南北に分割し、忠清北道観察使を忠州に置く。
- 1908年 - 忠清北道観察使を清州に移す。
忠州市
- 1956年7月8日 - 忠州郡忠州邑が市制施行し、忠州市となる。
- 1995年1月1日 - 忠州市・中原郡が合併し、忠州市が発足(1邑12面)。
- 周徳面が周徳邑に昇格。
- 2005年4月1日 - 上芼面が水安堡面に改称(1邑12面)。
- 2012年1月1日 - 利柳面が大召院面に改称(1邑12面)。
- 2014年2月1日 - 可金面が中央塔面に改称(1邑12面)。
中原郡(忠州郡)
- 1914年4月1日 - 郡面併合により、忠州郡の一部が槐山郡に編入。忠州郡に以下の面が成立(13面)。
- 邑内面・周徳面・乷味面・利柳面・薪尼面・老隠面・仰城面・可金面・金加面・東良面・山尺面・厳政面・蘇台面
- 1917年 - 邑内面が忠州面に改称(13面)。
- 1931年4月1日 - 忠州面が忠州邑に昇格(1邑12面)。
- 1956年7月8日(12面)
- 忠州邑が市制施行し、忠州市となり、郡より離脱。
- 忠州郡が中原郡に改称。
- 1963年1月1日 - 槐山郡上芼面を編入(13面)。
- 1995年1月1日 - 中原郡が忠州市と合併し、忠州市が発足。中原郡消滅。
行政
警察
消防
気候
- 最高気温極値37.9℃(1994年7月25日)
- 最低気温極値-28.5℃(1981年1月5日)
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平均気温(C) | -4.1 | -1.4 | 4.5 | 11.6 | 17.0 | 21.6 | 24.7 | 24.8 | 19.3 | 12.4 | 5.1 | -1.4 | 11.2 |
最高気温(C) | 1.9 | 4.8 | 11.2 | 19.1 | 23.9 | 27.4 | 29.6 | 30.0 | 25.8 | 20.0 | 11.8 | 4.6 | 17.5 |
最低気温(C) | -9.4 | -6.9 | -1.4 | 4.5 | 10.4 | 16.5 | 20.7 | 20.7 | 14.4 | 6.6 | -0.2 | -6.4 | 5.8 |
降水量(mm) | 21.7 | 24.1 | 44.9 | 76.5 | 88.7 | 143.7 | 272.4 | 259.4 | 136.3 | 54.1 | 42.2 | 23.8 | 1187.7 |
交通
鉄道
現在通っている路線は忠北線のみで、大田駅と堤川駅を結ぶ列車が1日8往復、及びソウル駅と堤川駅を結ぶ列車が1日1往復停車する。これらはいずれもムグンファ号で、清州駅への所要時間は約55分、大田駅へ100分。 現在、首都圏と直接結ぶ中部内陸線が建設中である。
バス
- 忠州共用バスターミナル 忠州駅より北北東に900mに位置する。高速バスは、ソウル高速バスターミナルへ15~30分間隔、東ソウルバスターミナルへ20分間隔で運行し、所要時間は1時間40分。その他大邱などへの便がある。市外バスは、清州行きが20分間隔で運行され、所要時間は1時間30分。大田行きが40~80分間隔で運行で、所要時間1時間30分。その他仁川国際空港・金浦国際空港・原州・堤川・水原・釜山などへの便がある。
道路
- 中部内陸高速道路(45号線)
- JCT予定地 - 忠州インターチェンジ - 忠州サービスエリア - 北忠州インターチェンジ
教育
大学
スポーツ
忠州ヒュンメルFCは、2013年にKリーグチャレンジに参入し、忠北道初のKリーグクラブとなった。
種目 | チーム名 | 創立年度 | ホーム競技場 |
Kリーグチャレンジ | 忠州ヒュンメルFC | 1999年 | 忠州総合運動場 |
メディア
テレビ・ラジオ
- 民放テレビは清州放送(CJB)のサービスエリアで、忠州には支社がある。
ラジオ
忠州市を本拠とするラジオ専業局はないが、下記の局の中継局が存在する。
- 韓国交通放送 大田本部
国際交流
姉妹都市
友好協力都市