奈井江駅
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奈井江駅(ないええき)は、北海道空知郡奈井江町本町2区に設置される北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅。駅番号はA18。電報略号はナイ。 駅名の由来は、アイヌ語の「ナイェ(その川)」が訛って地名になった事から。
かつては急行「かむい」・「そらち」が停車していた。
駅構造
2面3線のホームを持つ地上駅。ホーム間の連絡は跨線橋で結ばれている。
砂川駅管理の業務委託駅(北海道ジェイ・アール・サービスネット委託)。早朝夜間駅員不在(夜間連絡先は滝川駅)。みどりの窓口(営業時間:7時00分 - 18時00分)、簡易自動券売機(オレンジカード使用不可・窓口閉鎖中も利用可能)設置。
駅周辺
- 北海道道529号東奈井江奈井江停車場線
- 国道12号
- 道の駅ハウスヤルビ奈井江
- 奈井江町役場
- 砂川警察署奈井江駐在所
- 奈井江郵便局
- 北門信用金庫奈井江支店
- 新砂川農業協同組合(JA新すながわ)奈井江支所
- 奈井江町文化ホール
- 北海道奈井江商業高等学校
- 直線道路日本一のモニュメント(中間地点)
- 北海道中央バス・奈井江町営バス・浦臼町営バス「奈井江駅前」停留所
- 浦臼町営バスはジェイ・アール北海道バス石狩線の廃止代替。浦臼駅との間に運行される。
歴史
- 1891年(明治24年)7月5日 - 北海道炭礦鉄道の駅として開業[1]。一般駅。
- 1899年(明治32年)5月20日 - 奈井江市街大火により駅舎焼失。仮駅舎で営業[2]。
- 1902年(明治35年)1月12日 - 新駅舎落成[2]。
- 1906年(明治39年)10月1日 - 北海道炭礦鉄道の鉄道路線国有化により、国有鉄道に移管。
- 1910年(明治43年)- 日本鉱業奈井江炭山(後に山下汽船鉱業に売却)十二号坑及び十五号坑から当駅積込場へ、それぞれ馬車軌道敷設[2]。
- 1923年(大正12年)10月3日 - 山下汽船鉱業奈井江炭鉱閉山。馬車軌道撤去[2]。
- 1934年(昭和9年)- 駅舎改築[2]。
- 1940年(昭和15年)
- 1949年(昭和24年)10月1日 - 三井鉱山奈井江専用鉄道開業[2]。
- 1963年(昭和38年)11月30日 - 住友石炭鉱業奈井江砿、子会社の大日興産株式会社へ譲渡[3]。
- 1968年(昭和43年)9月30日 - 三井鉱山奈井江専用鉄道廃止。
- 1970年(昭和45年)5月 - 大日興産奈井江砿(旧・住友奈井江砿)専用線廃止[2]。
- 1975年(昭和50年)12月 - 駅舎改築[2]。
- 1978年(昭和53年)10月2日 - 貨物取扱い廃止。
- 1984年(昭和59年)
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
- 1998年(平成9年) - 簡易委託から直営化。
- 2007年(平成19年)10月 - 駅番号設定。
利用状況
乗車人員推移[4] | |
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年度 | 1日平均人数 |
1951 | 1,126 |
1960 | 898 |
1965 | 746 |
1975 | 706 |
1980 | 545 |
1983 | 362 |
2009 | 310 |