天王山トンネル
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天王山トンネル(てんのうざんトンネル)は、京都府乙訓郡大山崎町と大阪府三島郡島本町の名神高速道路大山崎IC-茨木IC間にあるトンネルである。
概要
- 上り線
- 右ルート 長さ : 1,720m
- 左ルート 長さ : 2,010m
- 下り線
- 右ルート 長さ : 1,490m
- 左ルート 長さ : 1,440m
京都府と大阪府の府境に位置し、名神高速道路では最長トンネルである。上下線とも左ルートと右ルートにわかれた2車線のトンネルが4本あり、合計8車線である。現在の上り線のトンネル2本は新たに建設されたトンネルであり、元来あったトンネル2本は下り線として利用されている。
開通当時は上下線に1本ずつのトンネルであったが、次第に交通量が増加して当トンネルを先頭に渋滞が多発したことから、1998年にトンネルを2本追加して車線数を倍増させた経緯がある[1]。これにより渋滞発生回数が大幅に減少し改善されたものの、今日においても、主に前後の渋滞ポイントである高槻BSや京都南ICなどからの渋滞が伸びてくるなどして渋滞していることがあるため新名神高速道路の開通が待たれている。
当トンネルは車線変更禁止となっており、危険物積載車両など制限速度を厳守する車両がいると流れが悪くなる。
歴史
- 1963年7月16日 : 栗東IC-尼崎IC開通に伴い供用開始(現在の下り線左右ルートで、現下り線右ルートが上り線、同左ルートが下り線だった)。
- 19xx年 : 京都南IC-吹田IC拡幅工事着工、新トンネル(現在の上り線左右ルート)掘削開始。
- 1996年 : 新トンネル(天王山・梶原トンネル)完成。従来の天王山・梶原トンネルのリフレッシュ工事の為、暫定的に現上り線左ルートを上り線、同右ルートを下り線として供用開始。なお渋滞緩和の為、この時から拡幅工事完成までの間、上り線トンネルを3車線で供用していた。
- 1998年4月4日 : 従来の天王山・梶原トンネルのリフレッシュ工事完了。トンネル部分を上下線左右ルートで供用開始。
- 1998年7月19日 : 京都南IC-吹田IC拡幅工事完了。
天王山トンネル | |||
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位置 | [[[:テンプレート:座標URL]]34_52_09.46_N_135_39_01.30_E_ 北緯34度52分09.46秒東経135度39分01.30秒] |
関連項目
- 天王山
- サントリー - 天王山を避けたルートを当初は予定していたが、近くの山崎に醸造所を持つサントリーが反対したため、当トンネルを建設することとなった[2]。
- ボトルネック
- 宝塚トンネル(中国自動車道)(名塩坂。日本有数の渋滞名所)
- 須磨料金所(第二神明道路)(名塩坂・天王山と並ぶ関西3大渋滞名所の一つ)
- 大和トンネル(東名高速道路)(日本有数の渋滞名所)
- 小仏トンネル(中央自動車道)(日本有数の渋滞名所)
- 花園IC及び新座料金所(日本有数の渋滞名所)
- 三ヶ日JCT-豊田JCT(東名高速道路)(日本有数の渋滞名所)
- 四日市JCT-亀山JCT(東名阪自動車道)(日本有数の渋滞名所)