大塩駅
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大塩駅(おおしおえき)は、兵庫県姫路市大塩町字宮前にある、山陽電気鉄道本線の駅。駅番号はSY 35。
駅構造
島式ホーム2面4線の地上駅である。駅舎は線路北側神戸寄りにあり、各ホームへは構内踏切で連絡している。
下りホームの長さは阪神・山陽車6両分程度、上りホームについては5両分程度であるが、駅ホームの神戸方・姫路方のいずれも直近に踏切道があり、さらに2 - 4番線の最も神戸寄りに先述の構内踏切が下りホームに差し掛かる形で設置されているため、停車列車については以下のような制約がある。
- 1番線(下り待避線)は6両編成まで対応可
- 2番線(下り主本線)と4番線(上り待避線)は4両編成まで対応可
- 3番線(上り主本線)は5両編成まで対応可
このような変則的な構造になっているのは、過去にかなり無理なホーム延長工事を重ねたためで、3番線から発着する上り直通特急など6両編成の列車は、最後尾の車両のドアが開かないドアカットを実施している。同様に、配線上1番線が待避線であるにも関わらず、下り直通特急・特急は1番線にしか停車できない(緩急接続時も普通車が2番線で待ち合わせを行う)。大塩駅近辺の線路付け替え構想があり、駅も移設が予定されていることから現行の駅施設において抜本的な改良は予定されていない。
駅南側には保守用側線がある。かつては、この側線には貨物ホームが併設されていた。
のりば
1・2 | テンプレート:Color本線(下り) | 飾磨・姫路・網干方面 |
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3・4 | テンプレート:Color本線(上り) | 明石・三宮・大阪・京都方面 |
1番線・2番線から明石方面への発車も可能で、実際に2009年3月19日以前は1番線で折り返して発車する当駅始発の上り列車(S特急)も設定されていた。
またかつて設定されていた当駅(大塩)止まりの直通特急と山陽特急は1番線到着後、東二見車庫まで折り返し回送していた。
利用状況
乗降者数 4,766人(2008年11月11日調査) 山陽特急一部停車駅の荒井駅より利用者が少ない。
駅周辺
- 大塩天満宮
- 日笠山公園
- のじぎく自生地
- 大塩郵便局
- 養源寺
- 妙経寺
- 円龍寺
- 西光寺
- 西方寺
- 清勝寺
- 明泉寺
- 姫路市立大塩小学校
- 姫路市立大的中学校
- 高砂市立北浜小学校
- 近大姫路大学(旧 賢明女子学院短期大学)
路線バス
じょうとんバス3系統 当駅からやや北側に離れた場所に大塩駅北停留場がありJR曽根駅まで運行されている。
歴史
- 1923年(大正12年)8月19日 - 神戸姫路電気鉄道開業と同時に設置。
- 1927年(昭和2年)4月1日 - 神戸姫路電気鉄道が宇治川電気により合併され、同社の駅となる。
- 1930年(昭和5年)1月15日 - 上下追越設備設置。
- 1933年(昭和8年)6月6日 - 宇治川電気の鉄道部門が分離され、山陽電気鉄道の駅となる。
- 1948年(昭和23年)3月1日 - 戦後改めて設定された急行の停車駅となる(急行は1984年に設定消滅)。
- 1968年(昭和43年)4月7日 - 特急停車駅となる。
- 2013年(平成25年)2月12日 - 荒井駅姫路方の神鋼前踏切において阪神梅田ゆき直通特急がトラックと接触する事故が発生した。これにより、高砂駅~当駅間が運休となった。テンプレート:Main
- 2013年(平成25年)2月14日の始発より通常運行に戻った。
隣の駅
- 山陽電気鉄道
- 本線
- テンプレート:Color特急・テンプレート:Colorテンプレート:Color直通特急(ともに下記以外)
- テンプレート:Color特急・テンプレート:Colorテンプレート:Color直通特急(ともにラッシュ時)
- テンプレート:ColorS特急・テンプレート:Color普通