塩町駅
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塩町駅(しおまちえき)は、広島県三次市塩町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅である。
当駅の所属線[1]である芸備線と、当駅を終点とする福塩線が乗り入れ、接続駅となっている。ただし、福塩線の列車は運転系統上は三次駅まで乗り入れるため、当駅止まりの列車は無い。
駅構造
島式ホーム1面2線を有し行違い可能な地上駅。ホームと駅舎は1984年竣工の地下道で結ばれる。木造瓦葺による古くからの駅舎はタクシー会社の営業所となっており、2005年までは出札業務が委託され、携帯型車内券発行機での出札が行われていたが、現在は無人駅扱いである。管理は三次鉄道部が行っている。便所あり(水洗式で改札内外で分かれているが、改札外の大便器は使用不可)。
急行列車が運転されていた時期は、急行列車も停車していた。
ホームは芸備線と福塩線が方向別で共有している。駅の東城方で芸備線と福塩線が分岐するがその配線はシーサスクロッシングとなっている(渡り線がX字状になっている)。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color芸備線 | 上り | 備後落合方面 |
テンプレート:Color福塩線 | 府中方面 | ||
2 | テンプレート:Color芸備線 (テンプレート:Color福塩線含む) |
下り | 三次・広島方面 |
※なお、2番のりばは三次方からの入線及び備後落合方面・府中方面への発車にも対応している。
駅周辺
- 国道184号
- 塩町郵便局
- 三次製作所(自動車部品製造)
- みよし風土記の丘 - 広島県立歴史民族資料館あり
- フルーツの森ひらた(平田観光農園)
- 馬洗川
- 三次市立田幸小学校
- 三次市立塩町中学校
- 広島県立三次青陵高等学校
- 天良山(向江田町)
- 国史跡陣山墳墓群(向江田町,四拾貫町)
歴史
- 1930年(昭和5年)4月22日 - 芸備鉄道の田幸駅(たこうえき)として開業。芸備線の両隣の駅よりも遅い開業である。
- 1933年(昭和8年)
- 1934年(昭和9年)1月1日 - 塩町駅(2代目)に改称。(初代)塩町駅は神杉駅に改称。
- 1936年(昭和11年)10月10日 - 庄原線が三神線に編入され、当駅もその所属となる。
- 1937年(昭和12年)7月1日 - 三神線が芸備線の一部となり、当駅もその所属となる。
- 1938年(昭和13年)7月28日 - 当駅から福山駅までの全通により、福塩北線は福塩線の一部となる。
- 1985年(昭和60年)12月1日 - 無人駅化(簡易委託駅化)。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 簡易委託を廃止。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color芸備線
- テンプレート:Color福塩線(塩町駅 - 三次駅間は芸備線)
- 三良坂駅 - 塩町駅 - 神杉駅
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:福塩線- ↑ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年