国道252号
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国道252号(こくどう252ごう)は、新潟県柏崎市から福島県会津若松市に至る一般国道である。
目次
概要
- 陸上距離:204.6km
- 起点:新潟県柏崎市
- 終点:福島県会津若松市
- 主な経由地:新潟県十日町市、魚沼市、福島県南会津郡只見町
- 指定区間:なし
- 新潟県魚沼市大白川と福島県南会津郡只見町大字田子倉の間にある六十里越と呼ばれる峠部分は、急峻な山岳地形となっているため、冬季(おおむね11月 - 5月)は積雪により通行止めとなる。
- 柏崎市鳥越交点までと十日町盆地・魚沼盆地・会津盆地を除くとおおむね山間地を縫うように各市町村を結んでいる。したがって、ほとんど河川に沿っており、新潟県では鯖石川・信濃川・飛渡川・田河川・魚野川・破間川、福島県では只見川に沿っている。このため、新潟県内の各市と県境は分水嶺をトンネルによって越えている。
- 新潟県柏崎市・日吉町交点~鳥越交点は、JR東日本信越本線、新潟県十日町市・下条栄町交点~北原交点は、JR東日本飯山線、新潟県魚沼市・堀之内庁舎前交点~四日町交点は、JR東日本上越線、魚沼市四日町交点~福島県会津若松市中央1までは、JR東日本只見線が平行している。他の区間に平行鉄道路線はない。
歴史
- 1963年4月1日 二級国道252号柏崎会津若松線(新潟県柏崎市 - 福島県会津若松市)として指定。
- 1965年4月1日 一般国道252号となる。
- 1965年代初頭 重複区間の国道49号が一次改良。現在の七折峠の旧道が完成。それに伴い旧道に七折橋(延長75m)が完成し、名前の由来のカーブは7つから5つに減る。
- 1973年 六十里越トンネルの完成により、全線開通する。
- 1984年度 塔寺バイパス開通。それに伴い旧道部分の大部分が福島県道43号会津坂下山都線に降格(指定されていない道路は会津坂下町道に降格)。
- 1977年7月持寄トンネル(福島県柳津町内)開通。それに伴い(旧)持寄トンネルと旧道は全て廃道。
- 1991年1月持寄スノーシェルター(福島県柳津町内)開通。それに伴い旧道は全て廃道。
- 1989年 現道に当たる坂本バイパスの工事開始。
- 2001年9月 柳津隧道の大型車の相互通行不可緩和のため「松倉拡張」計画の一環で松倉トンネル(福島県柳津町内)開通。開通直後は三島方面が松倉トンネル、会津坂下方面が本トンネルの真横にある柳津隧道を利用(その部分のみ片側2車線通行)。それに伴い(新)松原橋も開通(その後、(旧)松原橋は台風により流失。柳津隧道は廃道となり、片側1車線通行に)。
- 2002年11月30日 坂本バイパス(七折峠トンネル・坂本橋)開通。それに伴い旧道の七折峠は会津坂下町道に降格。[1]。
- 2006年8月4日 2001年の松倉トンネル開通に次いで「松倉拡張」計画の一環で(新)滝谷川橋が開通。それに伴い旧道の(旧)滝谷川橋は廃道。
- 2011年7月29日 平成23年7月新潟・福島豪雨の影響による落石崩壊、岩石崩壊のおそれのため、南会津郡只見町大字田子倉字鬼面山から南会津郡只見町大字石伏字上宮渕までの14.4Kmの区間が通行止めとなっていたが、2012年7月23日に通行止めは解除された[2]。
通過市町村
主な接続道路
- 新潟県
- 福島県
新道・バイパス
- 七折(坂本)バイパス(河沼郡会津坂下町大字坂本 - 河沼郡会津坂下町大字気多宮)
- 塔寺バイパス(河沼郡会津坂下町大字気多宮 - 河沼郡会津坂下町大字塔寺)
重複路線
- 新潟県
- 福島県
トンネル
新潟県内
- 山中トンネル(柏崎市・十日町市)
- 越ヶ沢トンネル(十日町市)
- 三坂トンネル(十日町市・魚沼市)
- 六十里越トンネル(魚沼市・福島県南会津郡只見町)
福島県内
- 白沢トンネル(以下南会津郡只見町)
- 入間木トンネル
- 田子倉沢トンネル
- 苧巻岳トンネル
- 下平トンネル
- 田子倉第二トンネル
- 田子倉第一トンネル
- 滝トンネル(以下大沼郡金山町)
- 川口トンネル
- 早戸トンネル(以下大沼郡三島町)
- 川井トンネル
- 駒啼瀬トンネル
- 持寄スノーシェルター(以下河沼郡柳津町)
- 持寄トンネル
- 松倉トンネル
- 七折峠(坂本)トンネル(河沼郡会津坂下町)
橋
新潟県内
- 栄橋
福島県内
旧道・廃道
- 福島県道43号会津坂下山都線(塔寺地域の大部分が旧道)
- 七折橋
- 七折峠
- 柳津隧道
- (旧)松倉橋
- (旧)滝谷川橋
- 駒啼瀬峠
道の駅
別名
- 会津沼田街道(只見町 - 会津坂下町)
- 六十里越雪わり街道(魚沼市大白川~南会津郡只見町大字田子倉)