南福岡駅

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テンプレート:駅情報 南福岡駅(みなみふくおかえき)は、福岡県福岡市博多区寿町二丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線である。

鹿児島本線の多数の列車の運転士が当駅で乗務交代する。待避駅でもあり、待避線側(下り:2番線、上り:4番線または5番線)で特急の通過待ちをする列車も多く、また隣接して南福岡車両区があるため、待避線を使用して分割・併結を行う列車も存在する。また、車両故障が発生した場合、当駅で列車を交換する場合もある。

なお上りの待避線は、南福岡駅下り方の春日駅の上り方すぐの所から、南福岡駅上り方の西鉄天神大牟田線がオーバークロスする手前の所まで設置され運用されている。

歴史


駅構造

3面5線の地上駅構造で、東側の駅ビルから島式ホーム2面4線と単式ホーム1面1線を有する。

以前の木造駅舎が1994年(平成6年)の放火で焼失して仮駅舎となったが、1999年(平成11年)に駅ビル式の駅舎に改築された。駅ビルは鉄骨鉄筋コンクリート9階建、1~2Fは店舗、3~9Fが賃貸マンションの構造で、改札口は2Fにある。隣にはJR九州管内最大の南福岡車両区が所在し、5番乗り場奥に多数の電車が停まっているのが見える。このため、春日市側に出入口はなく、陸上自衛隊福岡駐屯地方面へは、迂回して両端の踏み切りを渡る必要がある。かつて旧駅屋にトランドールが併設されていたが、駅舎建替え時に閉店、かつての店舗があった所にはミスタードーナツが所在する。改装後のトランドール自体は、駅ビル1階のフレスタ南福岡内で営業している。駅1Fにフレスタ南福岡があり、マックスバリュエクスプレスやトランドール、如水庵が入居している。

直営駅で、みどりの窓口が設置されている。また、同じ場所に旅行センターJR九州旅行が配置されている。

自動放送が導入されており、JR九州管轄内では唯一特急通過駅で女声放送と男声放送(通過時のみ)の両方の放送を採用している駅である。かつては国鉄の九州管内で使用されていた所謂カラカラベルが使用されていた。

JRの特定都区市内制度における「福岡市内」の駅であり、鹿児島本線では最も南になる。

のりば

1・2 テンプレート:Color鹿児島本線(下り) 二日市鳥栖久留米大牟田方面
3・4・5 テンプレート:Color鹿児島本線(上り) 博多香椎赤間小倉門司港方面

利用状況

2012年度の1日平均乗車人員は9,009人である[2]

近年の1日平均乗車人員は下表のとおりである。

年度別1日平均乗車人員[3]
年度 1日平均
乗車人員
1987年(昭和62年) 8,143
[4] 1988年(昭和63年) 8,746
1989年(平成元年) 6,310
1990年(平成テンプレート:02年) 6,245
1991年(平成テンプレート:03年) 6,656
1992年(平成テンプレート:04年) 6,936
1993年(平成テンプレート:05年) 7,088
1994年(平成テンプレート:06年) 7,202
1995年(平成テンプレート:07年) 7,299
1996年(平成テンプレート:08年) 7,364
1997年(平成テンプレート:09年) 7,476
1998年(平成10年) 7,660
1999年(平成11年) 7,604
2000年(平成12年) 7,939
2001年(平成13年) 8,218
2002年(平成14年) 8,265
2003年(平成15年) 8,138
2004年(平成16年) 8,083
2005年(平成17年) 8,059
2006年(平成18年) 8,133
2007年(平成19年) 8,198
2008年(平成20年) 8,341
2009年(平成21年) 8,319
2010年(平成22年) 8,407
2011年(平成23年) 8,838
2012年(平成24年) 9,009

駅周辺

駅周辺、また近隣の商店街周辺は風俗店が大変密集する地域で、俗に「雑餉隈ヘルス街」と呼ばれていた。しかし地元住民の要望による警察の一斉摘発で、風俗街としての面影はなくなった。

バス路線

駅前の乗り場から出発する。(路線は2013年3月16日現在)

  • テンプレート:Color 11 中・乙金・宇美方面(西鉄バス二日市
  • □ 43 中・金隈・福岡空港方面(西鉄バス二日市)
  • ■□ 45 昇町・(福岡女学院)・井尻駅・博多駅方面(西日本鉄道
  • □ 45-1 昇町・福岡女学院・福岡徳洲会病院前・井尻駅前方面(西日本鉄道)(平日・土曜のみ)
  • ■ 46 井尻六ツ角・竹下・博多駅・キャナルイーストビル前・天神方面(西日本鉄道)(平日のみ)
  • テンプレート:Color 43/45/45-1/46 雑餉隈営業所行き(西鉄バス二日市・西日本鉄道)
    • ただし、43番・45番・45-1番のLED方向幕搭載車で運行される便については、行先番号を表示せずに運行する。

上記の他、筑紫通り上の「南本町」停留所から、下記のバスが利用できる。(路線は2013年3月16日現在)

  • テンプレート:Colorテンプレート:Color 44 雑餉隈営業所・諸岡・山王一丁目・博多駅・天神・ヤフオクドーム前・福岡タワー方面(西日本鉄道)
    • ヤフオクドーム・福岡タワー方面は運行時間に注意

駅名の由来

南福岡駅は元々雑餉隈の近辺に設けられる予定だった駅であることから「雑餉隈駅」(ざっしょのくまえき)として開業し、営業していた。南福岡電車区開設により「雑餉隈」行きの列車が設定されるようになったが、難読駅名だったこともあって行き先がわかりづらいこともあり改称された。この際、南福岡電車区が隣接していることから南福岡駅に改称されたと言われる。

なお、西日本鉄道にも雑餉隈駅があるが、こちらは普通列車のみが停車する駅であり、そのまま現在に至っている。

その他

列車の待避や乗務員交代などを行うため停車時間が長くとられている。さらに南福岡車両区へ出入りする車両が徐行で移動するため、駅の博多寄りにある「相生踏切」はいわゆる「開かずの踏切」となっている。

「相生踏切」は福岡県道49号大野城二丈線が通っており、特に朝夕の通勤ラッシュ時間帯は踏切待ちの渋滞が発生している。以前から渋滞解消策として、線路下をくぐるトンネル方式の立体交差が有力視されているものの、踏切東側の住民の一部がこの立体交差工事に難色を示していると言われており、工事開始のメドがたっていない。しかし住民の要望により歩道橋が完成し歩行者に対する踏切待ちは軽減された。

博多方面から入区する回送列車は、上り待避線ホームへ到着ののち、運転方向を変えて博多方に設置されている引き上げ線へ進み、再び運転方向を変えて南福岡車両区の留置線へ入る。このように最低3回「相生踏切」を通過しなければならず、車両区内での車両入換や、出入庫時は同踏切上で踏切を塞いで停車する場合も多く、改善が要求されている。踏切通過回数を減らす改善策として、側線北端の上り線へ入るポイントを利用し下り線から上り線を経て側線に入る、渡り線(両渡り付交差(ダブル・スリップ・スイッチ、DSS)方式の設置が検討されているが、現段階では未定となっている。


隣の駅

九州旅客鉄道
鹿児島本線
テンプレート:Color快速(下記以外の列車)・テンプレート:Color準快速
博多駅 - 南福岡駅 - 大野城駅
テンプレート:Color快速(平日朝ラッシュ時・土休日朝上りの一部列車)
笹原駅 - 南福岡駅 - 大野城駅
テンプレート:Color普通
笹原駅 - 南福岡駅 - 春日駅

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ

  1. 日本経済新聞1987年2月3日西部朝刊 社会面 17ページ
  2. テンプレート:Cite web
  3. ふくおかデータウェブ 九州旅客鉄道駅別乗車人員 - 福岡県
  4. 1989年3月11日、春日駅が開業。

関連項目

外部リンク

テンプレート:鹿児島本線 (福岡地区)