勝浦駅
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勝浦駅(かつうらえき)は、千葉県勝浦市墨名(とな)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)外房線の駅である。
概要
外房線の運行上の拠点であり、当駅で折り返す普通列車が多数設定されている。また特急「わかしお」の全列車が停車する。
1998年(平成10年)12月7日までは総武快速線・横須賀線からの直通快速が乗り入れていた。翌日の改正で大原までに変更され、さらに2004年10月16日の改正で上総一ノ宮駅までの運転に短縮された。その代替として上総一ノ宮駅 - 当駅間の普通列車が運転されている。また、京葉線経由の通勤快速が朝上りと夜下りそれぞれ1本運転されている(土曜・休日は快速。東京駅 - 蘇我駅 - 誉田駅間は東金線経由成東駅発着の列車と連結して10両編成、誉田駅 - 当駅間は6両編成の運転)。
1995年(平成7年)12月1日のダイヤ改正で鴨川運輸区が新設されるまでは駅構内に勝浦運転区があり、房総半島南部の運転上の拠点でもあった。
1993年(平成5年)7月2日のダイヤ改正から特急「わかしお」の一部が当駅から安房鴨川駅まで普通列車扱いとなった。
2008年(平成20年)1月25日 - 27日には当駅 - 館山駅間でD51形蒸気機関車(498号機)牽引の臨時列車「SL/DL南房総号」が運転された。
歴史
- 1913年(大正2年)6月20日 - 開業。
- 1982年(昭和57年)7月1日 - 現在の橋上駅舎が完成。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 日本国有鉄道(国鉄)の分割民営化によりJR東日本の駅となる。
- 1995年(平成7年)11月26日 - 御宿駅 - 当駅間複線化。1番線ホームが増設され2面3線となる。旧1・2番線は2・3番線に繰り下げられる。
- 2009年(平成21年)3月14日 - ICカード「Suica」サービス開始。東京近郊区間に組み込まれる。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅。3番線の山側に2本の留置線があるほか、1番線の下り方に保線用施設がある。橋上駅舎と南北自由通路(夜間閉鎖)を有するほか、KIOSKがあり、コンコースには発車標がある。
直営駅であり、管理駅として三門駅 - 行川アイランド駅間の各駅を管理している。駅舎内にはみどりの窓口(営業時間 6時30分 - 20時)・自動改札機・自動精算機・指定席券売機・自動券売機が設置されている。
2010年(平成22年)2月10日より外房線PRC型自動放送が導入された。
鉄道関連施設として、JR千葉土木技術センター勝浦派出および交通建設大網営業所勝浦派出所がある。
- JRE-katsuura-station.jpg
南口(2006年10月15日)
- JR Katsuura Sta001.jpg
2・3番線ホーム(2007年)
- Katsuura-eki2.JPG
外房線複線記念の碑 (上総一ノ宮 ‐ 勝浦間部分複線化)(2012年3月)
- 勝浦駅 Katsuura station.jpg
勝浦駅(2011年12月)
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2・3 | テンプレート:Color外房線 | 下り | 安房鴨川方面 |
上り | 蘇我・千葉・東京方面 |
- 下り列車は主に2番線、上り列車は主に3番線を使用する。
運転番線 | 営業番線 | ホーム | 千葉方面着発 | 安房鴨川方面着発 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 11両分 | 到着・出発可 | 到着・出発可 | |
2 | 2 | 11両分 | 到着・出発可 | 到着・出発可 | 下り主本線 |
3 | 3 | 11両分 | 到着・出発可 | 到着・出発可 | 上り主本線 |
4 | ホームなし | 不可 | 不可 | 留置線、2列車留置可能 | |
5 | ホームなし | 不可 | 不可 | 留置線、2列車留置可能 |
- 主本線を発着する場合は通過が可能[1]。
- 運転4,5番線と、ホームとの入出区は、御宿方の上り本線上にてスイッチバックを行う[1]。
- 夜間、1番線に特急列車が、3番線、運転4,5番線に普通列車が留置される。なお、運転4,5番線には2列車ずつ留置される[1]。
- 発車メロディは1番線が「JR-SH8-1」、2・3番線が「JR-SH5-1」である。「JR-SH8-1」は南武線の立川駅8番線ホーム(現7番線)や横浜線・八王子駅5番線ホームなどでも使用されていたが現在は当駅でしか使用されていない。
利用状況
2012年度の1日平均乗車人員は1,212人である。
2001年(平成13年)から毎年開催されているかつうらビッグひな祭り開催時には、当駅が最寄り駅のため混雑する。それに伴い「かつうらひなまつり号」などの臨時列車も運行される。
JR東日本および千葉県統計年鑑によると、1日の平均乗車人員の推移は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1990年 | 2,326 |
1991年 | 2,262 |
1992年 | 2,248 |
1993年 | 2,205 |
1994年 | 2,207 |
1995年 | 2,111 |
1996年 | 2,078 |
1997年 | 1,918 |
1998年 | 1,854 |
1999年 | 1,856 |
2000年 | 1,831 |
2001年 | 1,726 |
2002年 | 1,610 |
2003年 | 1,504 |
2004年 | 1,435 |
2005年 | 1,398 |
2006年 | 1,416 |
2007年 | 1,413 |
2008年 | 1,365 |
2009年 | 1,315 |
2010年 | 1,270 |
2011年 | 1,174 |
2012年 | 1,212 |
駅周辺
- 朝市
- 勝浦漁港
- 勝浦中央海水浴場
- 勝浦城跡八幡岬公園
- 勝浦市役所
- 勝浦市民会館・中央公民館
- 勝浦市立図書館・集会所
- 勝浦郵便局
- 夷隅保健所
- 勝浦警察署
- 勝浦海上保安署
- 東京管区気象台勝浦特別地域気象観測所
- 勝浦市立勝浦小学校
- 勝浦市立勝浦中学校
- 千葉県立勝浦若潮高等学校
- 国際武道大学
- 勝浦バイパス(旧勝浦有料道路)
- 国道128号
- 国道297号
- 三日月本館
- 塩田病院
バス路線
のりば | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
勝浦駅 | 1 | 勝01 | 松部港・興津駅入口・植野坂上 | 松野坂上 | 小湊鐵道 | |
勝02 | 松部港・興津駅入口・植野坂上 | 西原 | 小湊鐵道 | |||
勝03 | 松部港 | 興津駅 | 小湊鐵道 | |||
勝05 | 松部港 | 簡易保養センター | 小湊鐵道 | |||
勝04 | 松部港 | 海中公園センター | 小湊鐵道 | 土休日運転 | ||
2 | 勝11 | 宿戸・松野坂上・東総元・大多喜駅 | 大多喜車庫 | 小湊鐵道 | ||
勝12 | 宿戸・松野坂上・市ノ川・東総元・大多喜駅 | 大多喜車庫 | 小湊鐵道 | |||
勝07 | 宿戸・松野坂上 | 市ノ川 | 小湊鐵道 | |||
勝13 | 宿戸 | 松野坂上 | 小湊鐵道 | |||
勝10 | 国際武道大学 | 勝浦市役所 | 小湊鐵道 | 平日1本のみ | ||
勝08 | 勝浦若潮高校前・部原三又・御宿港 | 御宿駅 | 小湊鐵道 | |||
勝09 | 勝浦市役所・部原・御宿港 | 勝浦駅 | 小湊鐵道 | |||
塩田病院 | 小湊鐵道 | |||||
ふれあい号 | 市役所・松部山田・赤羽根 | 西原 | 勝浦市民バス | 月水金運転 | ||
市役所・松部港・海の博物館・興津久保山台 | 西原 | 火木運転 | ||||
なかよし号 | 市役所・松部山田 | 大楠消防詰所前 | 勝浦市民バス | 火曜日運行 | ||
市原鶴舞バスターミナル | 東京駅八重洲口前・浜松町 | 小湊鐵道 鴨川日東バス 京成バス |
- 東京駅八重洲口・浜松町行の高速バスのりばは墨名交差点付近。羽田空港・横浜方面、成田空港方面は市原鶴舞バスターミナルで乗り換え。
隣の駅
※特急「わかしお」の隣の停車駅は列車記事を参照されたい。
- 東日本旅客鉄道
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