伊藤一朗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年5月7日 (水) 09:43時点における編集中 (トーク)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox Musician 伊藤 一朗(いとう いちろう、1967年11月10日 - )は、日本ギタリスト作曲家神奈川県横須賀市出身、神奈川県立初声高等学校卒業(第一期生)。Every Little Thing(以下、ELT)のメンバーであり、ギター作曲、編曲を担当している。ニックネームはいっくん持田香織からはいっくん、一朗さん、いっちゃんなど。

経歴

かつてX JAPANhideなどが在籍していた横須賀サーベルタイガーの弟分バンド『THE ACE』のギタリストとして活動していた。hideとはその頃に出会い、ライブの時はアンプを貸してもらったりしていた。 また、当時の伊藤は今では考えられないほどの派手な髪型やメイクをしていた。

高校時代はヘヴィメタル少年であったが、ウインドサーフィン部に入部していたことがある。比較的校則のゆるい公立の高校であったが、当時長髪の彼はうなじ辺りで髪を結びブレザーの背中に隠すと言う荒業で、教師の注意を逃れていた。

卒業後も、就職も進学もしないのを心配した姉の薦めもあり、山浦克己がリーダーを務めるバンド・FELIXに加入。バンド解散間際に加入した五十嵐充に出会う。伊藤は、横須賀のスタジオに勤務していた。

ELTは当初、持田香織がソロ・デビューする予定だったが、松浦勝人の勧めにより、五十嵐と持田の2人のユニットでデビューする予定になり、五十嵐がユニットに伊藤を入れたいと松浦に申し入れ、招かれた。1996年8月にCDデビュー。

2000年3月、五十嵐がプロデュース活動に専念するために脱退したのに伴い、ELTは持田と伊藤の2人体制になった。

人物

  • 持田と同様、が好き。
  • 映画『スター・ウォーズ・シリーズ』の大ファン。家にはたくさんのフィギュアを所有している。
  • 喫煙者であり、TBS系『うたばん』で禁煙に挑戦したが、失敗した。
  • 横須賀市出身でアメリカ軍基地が近いため、子供の頃から英語に親しんでいる。本人曰く、英語が得意。アメリカ人になりたい、とまで言った事がある。
  • ライブで汗を流すことは好きだが、スポーツなどで汗を流すことは嫌いである。また、高校時代は、体育の授業を勝手に休み、ギターの練習をすることが多かった。『新・堂本兄弟』に出演した時このことを言ったところ、バスケットボール部の部長だった高見沢俊彦から突っ込まれていた。
  • 『うたばん』で、釈由美子のファンである事を公表した。2008年のバレンタインデーでは、釈から義理チョコを貰った。
  • デビュー初期は目立たないポジションであったが、近年は、その独特のキャラクターと『うたばん』での活躍により、ファン層が拡大している。2008年3月2日のファンイベントでは、自身にトラック1台分のチョコが送られて来たことを明かした[1]
  • スタッフの関係者曰く、「一朗さんは聡明な方」だと言われている。
  • 五十嵐とは、脱退後も交友関係は持ち続けていた。2008年7月9日の五十嵐のブログ(現在は閉鎖)には、そのことについて綴られていた。なお、このブログに登場していた「マッシーさん」は、ELTのサポート・キーボーディストの林真史のことである。また、五十嵐は翌年以降再びELTへのプロデュースをするようになる。
  • 姉が1人いる。
  • 2010年2月28日旭川公演では、ピックを観客にプレゼントしている。その時、持田からは「ぴっくん」と呼ばれた。
  • 運転免許を持ってはいるが、ペーパードライバーであるため、あまり運転は上手でない。なお、自動車会社のCMソングの演奏を担当したことはある(前述のエピソードは2011年冬にトヨタ自動車のCMソングを担当するに当たり公表したことである)。
  • 私生活では、2011年12月24日に18歳年下のOLの一般人女性と結婚。2012年には第1子となる長男も誕生している。[2]

バラエティへの出演

お笑い芸人がMCを務める『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』や『うたばん』への出演がきっかけで、バラエティ番組にピンで出演する機会が増えるようになる。

楽曲

  • デビュー当時の楽曲は五十嵐のキーボードがメインで、伊藤のギター音は装飾音的な要素が強かった。それでも、3rdシングル「Dear My Friend」などでは、歪んだエレキギターの音の存在感が強く感じられた。その後も五十嵐の生み出す楽曲はシンセサウンドとギターサウンドを巧みに調和させたものが多く見受けられる。
  • ELTにバラードというイメージが定着してくると、次第に伊藤のエレキギターはイントロや間奏のみでしか主立って使用されなくなっていく(特に13thシングル「Pray/Get Into A Groove」以降)。しかし、五十嵐脱退後(特に25thシングル「また あした」以降)はELTがアコースティック路線に転換したため、メロディサビの部分でも主な伴奏として使用されるようになった。それに伴い、伊藤は主にアコースティックギターを弾くようになる。
  • また、いくつかのアルバムには自身作曲のギターインストが収録されており、それにおいては伊藤のギターサウンドを十分楽しむことが出来る。
  • ELTの6thアルバム『commonplace』に収録されているシークレットトラック「Sleepy time dog」は、伊藤が作曲した楽曲の中で唯一作詞も手がけたものである。
  • 2009年夏にソロとして伊藤一朗ファーストミニアルバム第一弾を発売。そのミニアルバムの中の1曲のボーカリストをニコニコ動画内でオーディションした[4]

ギター

  • 50~60本を所有している。
  • デビュー当初は、RG550、540Sなどを使用していたが、現在は、主にキラーギターズのシグネイチャー・モデル「KG-FIDES、KG-SCARY」を使用している。アコースティックギターに関してはTAKAMINEなどで、最近は特にテイラー・ギターを使用している。シンセサイザーの音との兼ね合いを意識して選んだ、とのこと。
  • 涼しい顔をしてギターを弾くが、テクニックは高度なものである。

サウンドメイキング

  • デビュー当時は歪んだ音にコーラスをかけるようなサウンドが多かったが、現在のスタイルは非常にシンプルな音できれいなトーンである。一方、アコースティックギターではエフェクトが非常に深くかかっている。

【ライブシステム】

  • 2003年頃のエレキギターアンプシステムは、プリアンプにEGNATER by Rocktron TOL IE4、Hughes&Kettner TRIAMP 初期型・MESA BOOGIE DUAL RECTIFIRE・Marshall JCM-800を利用し(キャビネット型アンプはCAJ AMP SELECTORにてラインレベルに変換後)、T.C.ELECTRONIC G-FORCEやBOSS Digital Dimension等でエフェクトをかけ、VHT 2092からMarshall 1960B2発にて出力するような形だった。
  • 2007年頃近年から、メインアンプにMESA BOOGIE ROADKINGを利用するようになる(エフェクトは、前述のものにフェイザーやドライブ系コンパクトが追加された)。また、パワーアンプがVHT 2562に変更されている。
  • ワイヤレスは、MAXON UR-5DJ
    コントロール系システムはCAE 4x4&RS-10を利用している。

【レコーディングシステム】

  • 主に、MESA BOOGIEのDUAL RECTIFIRE及びDENIS CORNELL のPLEXIを利用している。

アコースティックギターには、T.C ELECTRONICのG-Naturalを利用している。

ディスコグラフィ

脚注

テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:Every Little Thing

  1. 日テレNEWS24
  2. 女性自身第2608号(2013年10月29日発売号)より
  3. マネージャーROOM~ 観察日記:伊藤一朗 OFFICIAL WEB SITE
  4. ニコニコ動画×ELT伊藤一朗 ソロプロジェクトボーカルオーディション