今庄駅
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今庄駅(いまじょうえき)は、福井県南条郡南越前町今庄にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線の駅である。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅。かつては島式2面4線(旧1・2番のりば、旧3・4番のりばでそれぞれ島式)であったが、旧1番のりばの線路が撤去され、現在の形となった。2011年までにホーム番号は、それまでの旧2 - 4番のりばから、新1 - 3番のりばに改番された。駅舎から各ホームへは跨線橋で連絡している。ホームは嵩上げされていない。
駅舎はコンクリート平屋建てである。福井地域鉄道部が管理し、南越前町が発券業務を受託する簡易委託駅であり、駅舎内の観光案内所兼売店にPOS端末を設置して発券業務を行っている。
北陸本線が杉津駅経由だったころ、敦賀方面の列車は急勾配を上らなければならなかったため、当駅で補助機関車を増結・開放していた。このため構内は非常に広くかつては機関区もあり、非常に賑やかであった。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color北陸本線 | 下り | 福井・金沢方面 | |
2 | テンプレート:Color北陸本線 | 下り | 福井・金沢方面 | 特急待避時のみ |
上り | 敦賀・米原方面 | |||
3 | テンプレート:Color北陸本線 | 上り | 敦賀・米原方面 |
- 列車運転指令上では、1番のりばが「下り本線」、2番のりばが「中線」、3番のりばが「上り本線」となっている。
- 2004年10月16日の改正で当駅で折り返す列車が午前・午後に2往復設定されていたが、2008年3月15日のダイヤ改正で敦賀駅発着になる形で廃止された。当該列車は2番のりばを使用していた。
利用状況
1日の平均乗車人員は以下の通りである。
- 328人(1998年度)
- 307人(1999年度)
- 294人(2000年度)
- 286人(2001年度)
- 274人(2002年度)
- 275人(2003年度)
- 252人(2004年度)
- 243人(2005年度)
- 232人(2006年度)
- 240人(2007年度)
- 230人(2008年度)
- 231人(2009年度)
- 225人(2010年度)
- 207人(2011年度)
- 185人(2012年度)
駅周辺
- 慈眼寺
- 燧ヶ城
- 夜叉ヶ池
- 伊藤氏庭園
- 京藤甚五郎家
- 本陣跡
- 今庄そば道場
- 南越前町立今庄小学校
- 南越前町役場今庄総合事務所(旧今庄町役場)
- 今庄郵便局
- 国道365号
- 国道476号
- 今庄サイクリングターミナル
歴史
- 1896年(明治29年)7月15日 - 官設鉄道北陸線の敦賀駅 - 福井駅開業時に設置。一般駅。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定、北陸本線所属駅となる。
- 1962年(昭和37年)
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物の取扱を廃止。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 貨物の取扱を廃止(旅客駅となる)。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
その他
- 北陸トンネル開通までは金津駅 - 福井駅 - 当駅間折り返しの通勤ダイヤが組まれていた。現在、停車する列車は朝の上り快速列車および普通列車のみで、日中の停車本数はは1時間あたり1本である。
- 人気のあった駅構内での名物、駅弁屋(高野商店)は大聖寺駅に(その後、加賀市内の特急停車駅統合に伴い加賀温泉駅に移転)、今庄そば(豊岡商店)は福井駅に移転した(武生駅にも店舗がある)。
- 旧線地区への代替バスは当初より当駅前 - 大桐止まりで今庄側から杉津・新保方面へ抜ける公共交通機関は存在しない。当駅から敦賀駅まで出て代替路線バスを利用しなければならない。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color北陸本線
- テンプレート:Color快速(早朝に上り1本のみ運転)
- テンプレート:Color普通
かつて存在した路線
- 日本国有鉄道
- 北陸本線(旧線)
- 大桐駅 - 今庄駅