武生駅
武生駅(たけふえき)は、福井県越前市府中一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線の駅である。
越前市(旧・武生市)の中心駅で、特急が一部停車する。また当駅を終点とする普通列車もある。
かつては福井鉄道南越線の社武生駅(しゃたけふえき)が隣接していたが、同駅は1981年(昭和56年)4月1日に廃止となった。
目次
駅構造
2面3線のホームを有する地上駅。1番のりばは西側で改札を通ってすぐの単式ホーム、2・3番のりばはそこから跨線橋(階段およびエレベーターを設置)を介して接続する島式ホームである。2番のりばは主に普通列車が特急の接続や待避、福井方面への折返しに使う。3番のりばの奥に側線があり、ラッセル車の留置に使われることがある。
駅舎はコンクリート造。福井地域鉄道部管理の直営駅でみどりの窓口、キヨスク、待合室内には立ち食いそば店の今庄そばがある。トイレは改札より内側外側両方にある。待合室のテレビは同市に本社を置くオリオン電機製 (ORION) のもの。 2010年の夏頃から駅のバリアフリー工事が行われ、これまで改札を抜け右手になった木造の跨線橋に変わり、2010年12月中旬に改札を抜け左手に新たにエレベータ付きの跨線橋が完成した。新跨線橋が完成したことにより、旧跨線橋は2011年1月中旬をもって封鎖となり、同年8月をもって撤去工事が完了した。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | テンプレート:Color北陸本線 | 下り | 福井・金沢方面 | |
2 | テンプレート:Color北陸本線 | 下り | 福井・金沢方面 | 待避・始発列車のみ |
上り | 敦賀・大阪・米原方面 | 待避列車のみ | ||
3 | テンプレート:Color北陸本線 | 上り | 敦賀・大阪・米原方面 |
- 列車運転指令上では、1番のりばが「下り本線」、2番のりばが「中線」、3番のりばが「上り本線」と呼称される。特急・急行列車は1・3番のりばに発着する。
- 駅自動放送は北陸本線標準の詳細型放送となっている。
駅弁
主な駅弁は下記の通り[1]
利用状況
1日の平均乗車人員は以下の通りである。
- 2,358人(1998年度)
- 2,312人(1999年度)
- 2,437人(2000年度)
- 2,350人(2001年度)
- 2,271人(2002年度)
- 2,219人(2003年度)
- 2,230人(2004年度)
- 2,359人(2005年度)
- 2,423人(2006年度)
- 2,440人(2007年度)
- 2,394人(2008年度)
- 2,324人(2009年度)
- 2,287人(2010年度)
- 2,262人(2011年度)
- 2,253人(2012年度)
駅周辺
駅前には駐車場を囲む形の広めのロータリーがあり、路線バスやタクシー、送迎の自家用車など停まっている車両が多い。片側2車線の道路が西にのび、南越地域の主要駅の駅前らしく大きめの建物が並ぶ。
駅裏は、かつて福井鉄道南越線の社武生駅があったが、1981年に廃止され、跡地は駐車場などになっている。歩行者用の空中通路が武生駅をまたぐ形で連絡している。車などは近くの陸橋などへ迂回が必要。
- 福井鉄道福武線 - 越前武生駅
- 北に約250m先、駅前ショッピングセンターアル・プラザ武生の裏にある。
- 武生パレスホテル
- 林病院
- 越前市役所
- 越前市立中央図書館
- 国道365号
- 芦山
- 毫摂寺
- 五皇神社
- 城福寺
- 越前温泉
- 玉川温泉
- 総社大神宮
- 蔵の辻
- 紫式部公園
- 信越化学工業武生工場
路線バス
- 福井鉄道バス
- 越前市市民バス
歴史
- 1896年(明治29年)7月15日 - 官設鉄道北陸線が敦賀駅 - 福井駅間で開業した際に設置(一般駅)。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。北陸本線の所属となる。
- 1914年(大正3年)1月29日 - 武岡軽便鉄道線(後の福井鉄道南越線)の新武生駅(後の社武生駅)が開業。
- 1924年(大正13年)2月23日 - 福武電気鉄道線(後の福井鉄道福武線)の武生新駅(現在の越前武生駅)が開業。
- 1981年(昭和56年)4月1日 - 福井鉄道南越線の社武生駅が廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 貨物の取扱を廃止(旅客駅)。信越化学工業武生工場への専用線があった。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる。
社武生駅
テンプレート:駅情報 社武生駅(しゃたけふえき)はかつて福井県武生市錦町にあった福井鉄道南越線の駅(廃駅)である。
駅構造
切欠きホーム1面2線と単式ホーム1面1線の合計2面3線を有する駅だった。
歴史
- 1914年(大正3年)1月29日 - 当駅 - 五分市間が開業。軌間762mm。
- 1924年(大正13年)7月31日 - 当駅 - 岡本新間の軌間を1067mmに改軌。
- 1941年(昭和16年)7月2日 - 福武電気鉄道に合併、同社の南越線の駅となる。
- 1981年(昭和56年)4月1日 - 当駅 - 粟田部間の廃止により廃駅となる。
駅跡
駅の名をとどめるものは残っていない。
その他
越前市内には、北陸新幹線南越駅(なんえつえき、仮称)が北陸自動車道武生IC付近に新幹線単独の駅として計画されている。武生駅との連絡の方法は未定。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color北陸本線
- テンプレート:Color快速(早朝に上り1本のみ運転)
- テンプレート:Color普通
- 王子保駅 - 武生駅 - 鯖江駅
- 福井鉄道
- 南越線(廃止)
- 社武生駅 - 福武口駅
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:福井鉄道南越線- ↑ JR時刻表2010年8月号(交通新聞社刊)291ページ