南今庄駅
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南今庄駅(みなみいまじょうえき)は、福井県南条郡南越前町南今庄にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線の駅である。
概要
北陸本線近代化案により敦賀駅 - 今庄駅間を北陸トンネル掘削により短絡することになったが、路線変更のためかつての杉津経由路線の沿線住民との折衝は慎重に行われた。新保駅、杉津駅は代替駅を造ることが地形的に不可能であったが、大桐駅の代替駅としては旧駅より2km今庄寄りになるものの北陸トンネルの出口に設定することになり新線開通に合わせ開業した。ただし、代替バスは今庄 - 大桐間である。
上りの普通電車は、敦賀駅以南の直流化に伴う新快速を含めた一連の普通列車運転体系見直しに伴い、すべて次の敦賀駅が終点となっている。その敦賀駅との駅間距離は16.6km離れており、2012年4月1日現在、JR西日本管内の在来線では最も長い駅間距離となっている[1]。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持つ山の斜面を利して築堤を構築し作られた高架駅。ホームは嵩上げされていない。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。出入口は下りホーム敦賀寄りにあり、互いのホームは構内踏切で結ばれている。
福井地域鉄道部管理の無人駅で、駅舎はなくホームと待合所がある。自動券売機は設置されていない。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
入口側 | テンプレート:Color北陸本線 | 下り | 福井・金沢方面 |
反対側 | テンプレート:Color北陸本線 | 上り | 敦賀・米原方面 |
- 案内上ののりば番号は設定されていない(ホーム上及び駅掲示時刻表にも記載はない)。
利用状況
1日の平均乗車人員は以下の通り(出典:福井県統計年鑑)。
- 46人(1998年度)
- 43人(1999年度)
- 47人(2000年度)
- 40人(2001年度)
- 36人(2002年度)
- 36人(2003年度)
- 34人(2004年度)
- 33人(2005年度)
- 28人(2006年度)
- 23人(2007年度)
- 23人(2008年度)
- 18人(2009年度)
- 20人(2010年度)
- 18人(2011年度)
- 19人(2012年度)
駅周辺
北陸トンネルを出てすぐの所にある。隣の敦賀駅とは16.6km離れている。
- 鹿蒜川
- 駅前に南今庄休憩所がある。休憩所内にトイレあり(簡易水洗式)。洗面所の水は飲用不可。 パークアンドライド用の駐車場を兼ねる。
- 駅裏には小さなスキー場があり施設は残されているが、現在は営業していない。
- 下りホーム脇の福井県道207号今庄杉津線は杉津廻りだったころの北陸本線の線路跡。ただし、新旧分岐点はここではなく、今庄駅手前の207号線踏切付近である(県道は廃線上に建てられた建物につきあたるところで東側に折れ北陸本線を踏切で跨ぐが、県道をそのまま北陸本線まで伸ばした地点が分岐点)。
歴史
- 1962年(昭和37年)6月10日 - 北陸本線の敦賀駅 - 今庄駅間新線切り替え時に、新線上に開業(旅客駅)。開業ぎりぎりまで突貫工事で整備された。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color北陸本線
- テンプレート:Color快速
- 通過
- テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color快速
脚注
- ↑ データで見るJR西日本2012(西日本旅客鉄道)P.83