乙部
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テンプレート:特殊文字 テンプレート:部首 乙部(おつぶ)は、漢字を部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では5番目に置かれる(1画5番目)。
「乙」は草木が屈曲しながら芽を出すことの象形とされる。旁の位置に置かれたときは「乚」に変化する。また「九」や「也」のように筆画として使われているものも収めている。
韓国の国字では、下部に「乙」を置くことで読みの終声がㄹ (l) であることを示している。例えば、乭돌、dol(石を意味する固有語と同じ読み)、乫갈、gal(「加」の読み가 (ga) に終声ㄹ (l) を付加)など。人名等の固有名詞に使用される。
部首の通称
- 日本:おつ、おつにょう、つりばり
- 中国:テンプレート:Zh
- 韓国:새을부(sae eul bu、鳥の乙部)
- 英米:Radical Second
部首字
- 中古漢語
- 現代漢語
- 普通話 - テンプレート:Smaller:テンプレート:Zh テンプレート:Smaller:ㄧˇ テンプレート:Smaller:i3
- 広東語 - テンプレート:Smaller:jyut3
- 日本語 - テンプレート:Smaller:オツ(呉音) テンプレート:Smaller:きのと(十干の第2位)
- 朝鮮語 - テンプレート:Smaller:을(eul) テンプレート:Smaller:새(sae、鳥、「乙」には「つばめ」の意味がある)