上横須賀駅
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上横須賀駅(かみよこすかえき)は、愛知県西尾市吉良町上横須賀宮前にある、名古屋鉄道(名鉄)西尾線の駅である。急行停車駅で、全ての列車が停車する。2008年(平成20年)6月28日までは特急も停車していた。かつては当駅を通過する特急が1本だけ存在した。
駅構造
4両編成対応の2面2線相対ホームを持つ行違い可能な地上駅で、互いのホームは構内踏切で連絡している。現在、標準ダイヤでは急行(準急)同士がすれ違う。駅集中管理システム導入(西尾駅管理)の無人駅であり、manacaが利用できる。なお、2005年以降は全列車が停車することと、それ以前も朝の特急1本を除いて停車していたため、構内の一線スルー化は行われていない。
古い駅舎が残っていたが駅集中管理システム導入の際に建て替えられた。駅舎は西側の新安城方面ホームに面している。建て替えの際にバリアフリーにも対応し、車椅子対応のスロープも双方のホームに設置された。自動改札機・自動精算機・自動券売機・簡易列車案内が設置されている。ミューチケットは特急が停車していた時代を含めて当駅では購入不可。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■西尾線 | 上り | 新安城・名古屋方面 |
2 | ■西尾線 | 下り | 吉良吉田ゆき・吉良吉田乗換蒲郡方面 |
配線図
利用状況
西尾市(旧吉良町)の統計によれば、2009年度1,131人(西尾線では13駅中8位)である。
駅周辺
- 吉良町郵便局
- 西尾市立横須賀小学校
- JA西三河横須賀支店
- 西尾信用金庫横須賀支店
- 愛知県道317号西尾幡豆線
- 愛知県道42号西尾吉良線
歴史
- 1915年(大正4年)8月5日 - 西尾鉄道の横須賀口駅(本駅開業と同時に廃止。後の鎌谷駅付近) - 吉良吉田駅間開通と同時に開業。
- 1926年(大正15年)12月1日 - 西尾鉄道が愛知電気鉄道へ合併したため、同社の駅となる。
- 1935年(昭和10年)8月1日 - 愛知電気鉄道が名岐鉄道への合併したことにより名古屋鉄道が発足したため、同社の駅となる。
- 1982年(昭和57年)頃 特急停車駅となる。
- 1988年(昭和63年)9月1日 - 無人化。
- 2005年(平成17年)1月29日 - この日のダイヤ改正により、平日朝1本存在した特急の通過を廃止し全ての列車が停車するようになる。
- 2008年(平成20年)6月29日 - 駅集中管理システム・トランパス導入。特急が入線しなくなったため、急行停車駅になる。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。