福地駅
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テンプレート:駅情報 福地駅(ふくちえき)は、愛知県西尾市川口町松原にある、名鉄西尾線の駅である。急行停車駅で、全列車が停車する。
駅構造
4両編成対応の2面2線相対ホームを持つ行違い可能な地上駅。当駅での行違いは平日朝の3本のみで、それ以外のほとんどは隣の上横須賀駅で行われる。駅集中管理システム導入の無人駅(西尾駅管理)で、manacaが利用できる。駅舎は駅集中管理システム導入の際に建て替えられた。互いのホームは構内踏切で連絡している。構内の一線スルー化は行われていないため、上下線とも別の線路に停車し、発車していく。現在のダイヤでは当駅を通過する列車は存在しないが、かつて走っていた特急や急行が通過する際はポイントの速度制限によって構内を低速で通過していた。
停車する列車は昼間のすべての列車が急行か準急であり毎時2本停車する。普通は朝・夜にしか運行されない。
出入口は西側の1ヶ所のみ。自動券売機・自動改札機・自動精算機・簡易発車案内などが設置されている。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■西尾線 | 上り | 西尾・新安城・名古屋方面 |
2 | ■西尾線 | 下り | 吉良吉田ゆき・吉良吉田乗換西浦・蒲郡方面 |
- 福地駅01.jpg
駅舎
- 福地駅02.jpg
ホーム
配線図
駅周辺
駅周辺には、公衆電話ボックス、駐輪場、駐車場がある。
鉄道が走っていない西尾市の一色町地区への最寄り駅の一つである。但し、一色町へ向かう名鉄東部交通のバスは全て隣の西尾駅まで運行されているため、当駅で乗り換える乗客は少ない。
利用状況
愛知県の統計によれば、1日平均の乗車人員は2004年度201人、2005年度213人である。西尾線では、西尾口駅・碧海堀内駅の次に利用者が少ない。また、西尾市の調査では、2008年度322人であった。鎌谷駅が廃止され、以前までそこを利用していた客が流れてきたため、大幅に当駅の利用者が増加した。
歴史
- 1915年(大正4年)2月13日 - 西尾鉄道が一色口駅を開業。
- 1926年(大正15年)12月1日 - 西尾鉄道が愛知電気鉄道へ合併したため、同社の駅となる。
- 1935年(昭和10年)8月1日 - 愛知電気鉄道が名岐鉄道への合併したことにより名古屋鉄道が発足したため、同社の駅となる。
- 1949年(昭和24年)3月1日 - 福地駅に改称。
- 1967年(昭和42年)2月16日 - 無人化。
- 2008年(平成20年)6月29日 - 駅集中管理システム・トランパス導入。同時に行われたダイヤ改正で、急行停車駅に格上げ。以降全ての列車が停車する。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。