三重県立宇治山田商業高等学校
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三重県立宇治山田商業高等学校(みえけんりつうじやまだしょうぎょうこうとうがっこう)は、三重県伊勢市に所在する公立の商業高等学校。地元では「山商」と称される。
設置学科
沿革
- 1908年4月1日 宇治山田市立商業補習学校創立
- 1920年4月1日 三重県宇治山田商業学校と改める
- 1931年4月1日 県立移管
- 1948年5月23日 宇治山田市立工業学校、同女子商業学校と統合、三重県宇治山田実業高等学校となる。
- 1948年8月28日 定時制課程を併設する
- 1949年4月1日 学区制実施により三重県山田高等学校高倉校舎となる
- 1950年4月1日 学区制修正により三重県宇治山田商工高等学校となる
- 1955年4月1日 三重県立宇治山田商工高等学校と改称する
- 1958年4月1日 工・定時制課程がそれぞれ分離独立し、三重県立宇治山田商業高等学校と改称する。
- 1978年8月 硬式野球部が第60回全国高等学校野球選手権大会に初出場。1回戦、南陽工(山口)に0-2で初戦敗退。
- 1990年4月 商業科・情報処理科・国際科の3学科設立
- 2003年8月 硬式野球部が第85回全国高等学校野球選手権大会に25年ぶり2回目の出場。1回戦、近江(滋賀)に5-9で初戦敗退。
- 2007年8月 硬式野球部が第89回全国高等学校野球選手権大会に4年ぶり3回目の出場。8月14日の2回戦(初戦)、佐賀北(佐賀)に4-4のスコアで延長15回引き分けとなったが、2日後の8月16日の再試合では1-9と敗れ、甲子園初勝利はならなかった。
- 2008年3月 硬式野球部が第80回選抜高等学校野球大会に初出場。3月27日の2回戦(初戦)、安房(千葉・21世紀枠)に4-3のスコアで9回裏逆転サヨナラ、念願の甲子園初勝利を果たした。3日後の3月30日の3回戦、智弁和歌山(和歌山)に延長11回、1-2のスコアで敗退となった。
部活動
周辺の高等学校に比して部活動が盛んであり、これを目当てに入学した生徒も多い。各種大会やコンテスト等での上位入賞を果たす部も多く、県内外で強豪として知られる。
- 運動部
- 文化部
進路
かつては地元企業への就職が中心であったが、近年は進学率が上昇し、就職と進学はほぼ同数になっている。進学面では資格を生かして、推薦入試やAO入試で一橋大学や名古屋大学といった、いわゆる難関国公立大学にも合格者を輩出している。
出身者
- 森井茂(元プロ野球選手)
- 小阪三郎(元プロ野球選手)
- 服部力(元プロ野球選手)
- 三林清二(元プロ野球選手)
- 中村稔(元読売ジャイアンツ・投手)
- 山本穰(元プロ野球選手)
- 中村弘道(元プロ野球選手・投手)
- 江川智晃(福岡ソフトバンクホークス・外野手)
- 中井大介(読売ジャイアンツ・内野手)
- 野口みずき(陸上競技選手。アテネオリンピック女子マラソン金メダリスト)
- 森本葵(元駒澤大学陸上競技部監督)
- 尾西美咲(陸上競技選手)[1]
- はっとりみつる(漫画家)
- 坂口周(競艇選手)[2]
その他
出身中学校
- 平成19年(2007年)度出身中学校別生徒数[3]
- 上位5校まで、3学年の合計
脚注
関連項目
- 三重県高等学校一覧
- 日本の商業に関する学科設置高等学校一覧
- 宇治山田商業対佐賀北延長15回引き分け再試合
- ケンコー全裸系水泳部 ウミショー - 物語の舞台となる「海猫商高」は当高校がモデル。
- 豊川町 (伊勢市) - 創立の地