万国びっくりショー
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テンプレート:基礎情報 テレビ番組 『万国びっくりショー』(ばんこくびっくりショー)は、1967年11月2日からフジテレビ系列にて放送されたロート製薬一社提供のバラエティ番組。
概要
毎週木曜19:30 - 20:00の時間枠で放送されていたが、『スター千一夜』・『お茶の間寄席』の時間枠移動により金曜21:00 - 21:30に変更され、さらに『ゴールデン洋画劇場』の放送開始により月曜20:00 - 20:30に再移動。1971年9月27日をもって、直後の20:30 - 21:00に放送している桂小金治司会の『世界の秘密』と統合(統合後のタイトルは『世界びっくりスペシャル』。司会は引き続き桂小金治。放送枠は月曜20:00 - 20:56)という形で一旦終了したが、4年後の1976年4月10日 - 9月25日までの半年間にわたり毎週土曜日12:00 - 12:30に放送された(但し、この復活版はロート製薬提供ではなかった)。
NHK元アナウンサーの八木治郎が司会を務め、毎週日本・世界各国の一般素人が普通できない芸を見せる番組だった。ちなみに題名の『万国びっくりショー』は1970年の日本万国博覧会開催を記念したものになぞらえて付けたとされ、実際万博会場(吹田市)でも収録されたこともある。
番組最高視聴率は1967年11月2日放送の35.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)[1]。
その一般の素人が普通できない芸を見せる番組は後に『TVジョッキー日曜大行進』の奇人・変人等のシリーズコーナーに受け継がれた。
現在、大阪万博開催期間中に放映された1本分(但し収録はフジテレビスタジオ。「Vロート」の生CM入り)が横浜市の放送ライブラリーにおいて視聴可能。
補足
- もともとこの番組は、前年の1966年8月 - 11月につなぎ番組として放送した『びっくりショー』(提供は同じロート製薬。放送時間も同じ木曜19:30 - 20:00)が好評だった事から、前述の様に日本万国博覧会開催を記念して再スタートしたものである。ちなみに『びっくりショー』の司会はてんぷくトリオであり、タイトルの『びっくり』は、彼等のギャグネタ「びっくりしたなあ、もう」にちなんでつけたものである。
- 1970年1月1日には、新春特番『お年玉万国びっくりショー』を17:30 - 18:26の拡大版で放送、全てロート製薬の一社提供だった。製薬会社の提供番組は、製薬会社の紳士協定に基づき、30分を超える提供は出来ない規則となっていたが、特番の時は例外だった。
- 統合後の『世界びっくりスペシャル』は、その後1972年4月に日曜20:00 - 20:54に移動し、『世紀のびっくりショー』としてスタート。ここでは八木治郎が再び司会となり、更にマリ・クリスティーヌと萩本欽一が副司会を務めた。
脚注
テンプレート:Asbox- ↑ 引田惣弥『全記録 テレビ視聴率50年戦争―そのとき一億人が感動した』講談社、2004年、224頁。ISBN 4062122227