ラーチャブリー県
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ラーチャブリー県(ラーチャブリーけん、タイ語: จังหวัดราชบุรี )はタイ王国・中部の県(チャンワット)の一つ。カーンチャナブリー県、ナコーンパトム県、サムットサーコーン県、サムットソンクラーム県、ペッチャブリー県と接し、西にはミャンマーの国境を有する。
地理
県の東部は、メークローン川と呼ばれる川とそれに連なる運河が流れ、全体的に平地である。運河には観光地として有名なダムヌーンサドゥワック水上市場がある。西部は東部よりも山地のような地形が広がり、ほとんどが石灰岩でできている。鍾乳洞もありコウモリなども生息する。
歴史
ラーチャブリーの歴史はドヴァーラヴァティ時代にまで遡り、モン族の王国の重要な都市であった。
民族
1.1%の住民が山岳少数民族である。そのほとんどがカレン族でモン族、ラワ族、ラオス人(移民)、クメール人(移民)などである。
県章
県章はラーチャブリーの県名の意味「王の町」をイメージして、チャクリー王朝の五種の神器のうち、王の草履、王の刀をデザインしたものである。
県木はカッシア・バケリアナ(テンプレート:Snamei)、県花はジャワライトカズラ(テンプレート:Snamei)。 |
行政区分
ラーチャブリー県は10の郡(アムプー)に分かれ、さらにその下位には104の町(タムボン)と、975の村(ムーバーン)がある。