サムットソンクラーム県
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サムットソンクラーム県(サムットソンクラームけん、タイ語: จังหวัดสมุทรสงคราม )はタイ・中央部の県(チャンワット)の一つ。ペッチャブリー県、ラーチャブリー県、サムットサーコーン県と接する。
歴史
アユタヤ王朝時代、現在の中心地であるサムットソンクラームはスワンノーク (สวนนอก) とよばれておりラーチャブリー県の領域の一つだったが、トンブリー王朝時代にラーチャブリーから分離しメークローンの街が設置された[1]。ラーマ1世の妻、アマリンの誕生地としても知られる[2]。また、ラーマ2世の生誕の地でもあり、生誕地にはラーマ2世公園がある[3]。
地理
サムットソンクラームはメークローン川がタイランド湾に注ぐ河口に位置する。その他県内には灌漑用に多数の運河が掘られている。
海岸にはドーン・ホーイロートと呼ばれる、マテガイの仲間 (テンプレート:Snamei) が群生する砂洲がある。この砂洲は2001年からラムサール条約で保護されている。
県章
県章はクローンと呼ばれる太鼓が水に浮かんでいるところが描かれている。これは、県内を流れるクローン川を象徴している。この川のタイ語の呼称「メークローン」はサムットソンクラームの旧称である。川の両側にはヤシの木が描かれているが、これは県の主要産物である。 県木はトキワギョウリュウ (テンプレート:Snamei) である。 |
行政区
サムットソンクラーム県は3つの郡(アムプー)に分かれ、その下に38の町(タムボン)と、284の村(ムーバーン)がある。