マリオット・インターナショナル
テンプレート:Infobox マリオット・インターナショナル (テンプレート:En) は、世界中にホテルを展開するアメリカのホテル会社である。
目次
歴史
1927年、J・ウィラード・マリオットとヒュー・コルトンという二人の男がノンアルコールビールを扱う居酒屋(店名・ホットショップ)を開業。この居酒屋は順調に業績を伸ばし、1937年に飛行機の機内食事業を開拓する。この機内食事業の誕生のきっかけは、1937年のある日、マリオットがワシントン郊外のフーバー飛行場に隣接するホットショップで、乗客が機内に持ち込む飲食物を買っていることに気づいたことによる。機内食事業も順調に業績を伸ばし、1963年には10の空港と25の航空会社にサービスをするようになり、1966年には海外進出を果たす。機内食事業開拓後も給食事業などのフード産業に進出。1967年にはマリオット・コーポレーションに社名変更。
1957年には第1号となるホテルを開業。1966年の時点では6軒だったホテルも1977年を境に急激に増やし、1981年には100軒目を突破。急激にホテルを増やした背景には、それまで巨額のローンが足枷となってホテルの数を増やせずにいたが、いったん建設したホテルを投資家や外部企業に売却し、その投資家や外部企業と契約を結ぶ手法に切り替えたことにある。現在ある世界的なホテルは投資家や外部企業と、ホテル会社との契約で成り立っている(例・ザ・リッツ・カールトン東京は、三井不動産とマリオット・コーポレーションとの契約で成り立っている)。
ホテル事業が拡大したマリオット・コーポレーションは、1993年に分社化し、ホテル事業はマリオット・インターナショナルとなる。2000年には2000軒のホテルを持つまでに成長した。
アメリカ系の高級ホテルということで、しばしばテロの標的になっており、2003年8月と2009年7月にはインドネシアのジャカルタで、2008年9月にはパキスタンのイスラマバードで大規模な爆弾テロ事件(イスラマバード・マリオット・ホテル爆破テロ事件)が起きている。
マリオットブランド
- マリオット・ホテル & リゾート
- このグループのフラッグシップである高級ホテルブランド。半数以上のホテルがアメリカに集中する。
- ルネッサンス・ホテル & リゾート
- 高級ブランド。
- JWマリオット・ホテル & リゾート
- マリオット・ホテル&リゾートより価格が高めの高級ブランド。
- コートヤード・バイ・マリオット
- 中価格ホテルブランド。
- マリオット・エグゼクティブ・アパートメント
- 名前通りアパートに近い長期滞在型ブランド。
- レジデンス・イン・バイ・マリオット
- 長期滞在型ホテルブランド。
- フェアフィールド・イン・バイ・マリオット
- 低価格ホテルブランド。
- マリオット・コンフェレンス・センター
- 会議設備が発達したブランド。
- タウンプレイス・スイート・バイ・マリオット
- 長期滞在型ホテルブランド。
- スプリングヒル・スイート・バイ・マリオット
- 部屋が広い割りにリーズナブルなホテルブランド。
- エディションホテルズ
- 2010年第一号ホテルが、ワイキキに開業。
- オートグラフコレクションズ
- マリオット・バケーション・クラブ・インターナショナル
- オーナーシップ型ブランド。
ザ・リッツ・カールトン
下記日本語公式サイトには掲載されていないが、大阪やシンガポール、ニューヨークなどにある「ザ・リッツ・カールトン」もマリオット・インターナショナルのホテルブランドのひとつである。マリオット・インターナショナルは1998年にザ・リッツ・カールトンを傘下に入れたが、他のマリオット・インターナショナルのブランドとは一線を画した独自の運営をとっているため、マリオット・インターナショナルの日本語公式サイトには掲載されていない。
日本での展開
- 北海道
- 関東
- コートヤード・バイ・マリオット東京銀座ホテル(東京都中央区) - 2007年3月31日までの名称はルネッサンス東京ホテル・銀座東武
- ザ・リッツ・カールトン東京(東京都港区)
- ザ・プリンス さくらタワー東京 - 2013年9月14日、日本のホテルとして初めて、「オートグラフ・コレクション」に加盟[1][2]。
- 東京マリオットホテル(東京都品川区) - 2013年12月3日オープン。ホテルラフォーレ東京を改装、リブランド。
- 中部
- 関西
- ザ・リッツ・カールトン大阪(大阪市北区)
- ザ・リッツ・カールトン京都(京都市中京区) - 2014年2月7日オープン。ホテルフジタ京都跡地に建設。
- 大阪マリオット都ホテル(大阪市阿倍野区) - 2014年3月7日、阿部野橋ターミナルビル(あべのハルカス)内に「都ホテル」と「マリオット」のダブルブランドで開業[3]。
- 四国
- 沖縄
- オキナワ マリオット リゾート&スパ(名護市喜瀬)
- ルネッサンス リゾート オキナワ(国頭郡恩納村)
- ザ・リッツ・カールトン沖縄(名護市喜瀬) - 2012年5月29日オープン。「喜瀬別邸ホテル&スパ」を2011年8月末で閉鎖し、同年9月から改修工事に入っていた。
オープン予定ホテル
- コートヤード・バイ・マリオット東京ステーション(2014年4月2日オープン予定。京橋トラストタワー内。[4])
- コートヤード・バイ・マリオット新大阪ステーション(2014年中オープン予定。ホテルラフォーレ新大阪をリブランド。[4])
かつて運営していたホテル
宿泊業以外での展開
- ロイヤル・マリオット・アンド・エスシー - ロイヤル(現在のロイヤルホールディングス)および住友商事との三社共同出資で1990年に設立された給食事業者。2008年にロイヤルコントラクトサービスに改称、マリオットとの提携は解消されている。