ハカス共和国
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テンプレート:基礎情報 ロシアの連邦構成主体 ハカス共和国(ハカスきょうわこく、ハカス語:Хакасия Республиказы、テンプレート:Lang-ru)は、アジア中央部に位置するロシア領内の共和国。
概要
標準時
この地域は、クラスノヤルスク時間帯の標準時を使用している。時差はUTC+8時間で、夏時間はない。(2011年3月までは標準時がUTC+7で夏時間がUTC+8であった)
歴史
ハカス人はテュルク系のハカス語を話す民族で、キルギス人と近縁関係にある(キルギス人が南西に移住したときに、この地に残ったのがハカス人かもしれない)。伝統的に彼らはエニセイ川中流域に住む遊牧民族だった。
テュルクやウイグルのハン国と激しく戦い13世紀まで独立を保っていたが、チンギス・ハンのモンゴル帝国に倒された。
17世紀にロシアに征服された。
ロシア政府によって強制的に正教に改宗させられた。1930年10月10日にハカス自治州が設置され、1991年に自治州から共和国になった。
産業
小麦・とうもろこし栽培、畜産、石炭・鉄鉱・貴金属の鉱業、木材工業
資源
石炭、鉄鉱、非鉄金属、希金属(銅、モリブデン、鉛、金など)、石膏、建築材料
行政地区
ハカス共和国は、共和国直轄市5都市及び8地区から成る。
- 直轄市
- 地区
- オルジョニキーゼ地区
- シラ地区
- ボグラード地区
- ウスチ=アバカン地区
- アスキズ地区
- アルタイ地区
- ベヤ地区
- タシトゥイプ地区
住民
2010年の国勢調査では、ロシア人81.7%、ハカス人12.1%、テンプレート:仮リンク(ヴォルガ・ドイツ人)1.1%、ウクライナ人1%、タタール人0.6%、その他0.5%。