ナイトメアー・ビフォア・クリスマス

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テンプレート:Portal ディズニー テンプレート:Infobox Filmナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(原題:The Nightmare Before Christmas)は、1993年公開のミュージカルアニメーション映画。原案・原作はティム・バートンによるもので、興行的に成功を収めた。

同タイトルの絵本漫画も日本で出版されている。

2006年にはデジタル3D化されたバージョンが製作、シネマイクスピアリで劇場公開されている。

作品解説

ハリーハウゼンの流れを汲む従来の伝統的ストップモーション・アニメーション技法に加え、最新のデジタル映像技法を取り入れ製作されている。ファンタジー色とホラーティックな世界観がよくマッチングした異色の作風は、ティム・バートンらしい個性のあるキャラクターと共に、この映画の大きな魅力となっており、公開から時間が経ってからも根強いファンを獲得している。ジャック、サリーを始めとしたキャラクターの独特な生き生きした動きは、ヘンリー・セリック監督の次作『ジャイアント・ピーチ』や2005年公開『ティム・バートンのコープスブライド』へと繋がる職人技に裏打ちされたアニメーション映画の真骨頂と言える見所であり、さながら人形とは思えないリアルな存在感が観客をナイトメアー(悪夢)の不思議な世界へと引き入れている。

千葉県浦安市にある東京ディズニーランドのアトラクションの一つである「ホーンテッドマンション」では、ハロウィンから年明けまで期間限定でこの映画を元にした『ホーンテッドマンション ホリデーナイトメアー』という別バージョンになり、ジャック・スケリントンやサリーなどの出演キャラクターが登場する。

あらすじ

「ハロウィン・タウン」の住人達は怖いことや、人を驚かせることが大好き。その日は丁度「ハロウィン」当日、住人達は大盛り上がり。だが、「ハロウィン・タウン」のパンプキン・キング、ジャック・スケリントンは、毎年毎年同じことの繰り返しでしかない「ハロウィン」に虚しさを感じていた。

そんな時、ジャックは森の奥で不思議な扉の付いた木を見つける。その一つを開いてみると、恐怖と悪夢に満ちた「ハロウィン・タウン」とは全く違う、陽気で明るい『クリスマス・タウン』の別世界が広がっていた。初めて見る美しい雪景色の中、色鮮やかな電飾で飾られた街全体が祝う「クリスマス」』に心を奪われたジャックは、自分達の力で「クリスマス」を作り出そうと計画を立てる。

そんな中、ジャックに密かに想いを寄せるサリーは、何か悪いことが起きるのではないかという予感にとらわれていた。サリーの心配を他所に、「クリスマス」の準備は着々と進んでいく。だが、ジャックも住人達も本当の「クリスマス」というものが理解出来ずに、事態はどんどんおかしな方向へと転がって行く。

登場キャラクター

主要人物

ジャック・スケリントン(Jack Skellington)
明るく紳士的(理知的)だが純粋すぎる一面を持ち、一度のめり込むと止まらないハロウィンタウンの人気者。カボチャ畑の王と町民達から称えられている。
ハロウィンの日には人間界を訪れ、多くの人を驚かせていたが、節がハロウィンしかない街の余りの変化の無を憂いて、クリスマス行事を計画、実行に移す。しかし後に自分の過ちに気づき、元通りのクリスマスを取り戻すべく、ブギーからサンディとサリーを助けた。ラストでは、サリーと恋人同士になる。
ゼロ(Zero)
ジャックのペットの、宙を自由に飛び回る幽霊犬。普段はお墓に入っており、ジャックが足を叩くと出てくる。かぼちゃのちょうちんの鼻が明かりの役割をはたす。最後は、キスをするジャックとサリーを見届け、夜空の星となった。
サリー(Sally)
死体から作られ、偶然心を持って生まれた継ぎ接ぎだらけの人形
心優しい性格でクリスマス計画に熱を上げ過ぎて暴走するジャックを心配しているが、その一方で自分を束縛する生みの親のフィンケルスタイン博士の目を盗むため、度々「イヌホオズキ」の毒をスープに盛ったりするしたたかさも持ち合わせている。
利き手の右腕以外なら自力で縫い合わせることで修復可能なため、体がバラバラになるような無茶をすることもある。街中がジャックのクリスマス計画で浮かれる中、その行く末を懸念している。
サンディ・クローズ(Sandy Claws)(サンタクロース
クリスマス前の晩に、夢とプレゼントを世界中のいい子にしている子供達にだけ届ける、全世界の人気者であるクリスマスタウンにすむ伝説の人物で、悪い子にはプレゼントはやらんと、怒ることもある。 日本では、親しみを込めて、サンタさんともよばれているが、ジャックに「鋭い爪を持つ男」という意味の「サンディ・クローズ」(キングダム・ハーツⅡでは砂の爪)と名前を勘違いされている(理由はクリスマスタウンで彼の影の手の部分が伸び、鋭い爪のように見えてしまった為)。
ジャックの命令でハロウィンタウンに拉致されてしまうが、自分の行いを反省したジャックに助けられたことで、彼を許し、彼の行いで巻き起こされた混乱を瞬く間に収拾。その後はハロウィンタウンに雪を降らせ、暖かな声でハロウィンの祝福の言葉をかけた。
ウギー・ブギー(Oogie Boogie)
ハロウィンタウンの嫌われ者で、影の支配者の名乗っているズダ袋のお化け。
イカサマが得意なギャンブラーであり、自宅の地下はカジノも兼ねた拷問部屋になっている。ズダ袋の内部は数万匹規模ので構成されており、縫い目が裂けると、虫が散らばってしまう。
悪ガキ三人組に連れてこられたサンディ・クローズを拘束し、彼を救出しに来たサリー共々マグマで放り込んで、料理しようとした。
悪ガキ3人組
ブギーの子分であり、サンディ・クロースの誘拐を行った仲良し(悪ガキ)3人組。ジャック曰く『ハロウィンの子役スター』。
イタズラ好きで町長はこの3人が苦手としており、ジャックも実は彼らが嫌い。表面上はジャックの言うことに従っていたが、口止めされていたにも関わらず、あっさり約束を破り、ブギーにクリスマス計画のことを教えてしまう。ブギーが倒されたあとは、ジャックとサリーを助けた。英語版では一人称は3人とも「オイラ」(ただし、日本語版ではロックが「ぼく」、ショックが「あたし」、バレルが「オレ」である)。
ロック(Lock)
悪ガキ3人組のリーダー格。だが、若干ショックに主導権を取られ気味。後先を考えない性格。尻尾のようなものが付いているが、飾りなのか本物なのかは定かではない(動いているようなシーンもあった)。悪魔のマスクを被っている。
ショック(Shock)
悪ガキ3人組唯一の女の子だが気の強さは随一。悪知恵が働く(「サンタクロース誘拐」の作戦的なものも彼女が思いつく場合が多い)。ロックがリーダー格の様だが結果的に3人をまとめているのは彼女で、せっかちな二人を牽制しているシーンもある。魔女
バレル(Barrel)
悪ガキ3人組の一人。これといって得意なことがなく、損な役回りが多い(ロックに実験台にされるシーンもあった)。常にキャンディを舐めている。食屍鬼

ハロウィンタウンの住人

メイヤー(町長)
温厚でお人好しのハロウィンタウンの町長で細長いシルクハットが特徴。楽観的と悲観的の両方の顔を持ち、気分で入れ替わる。町の役人は彼しかいないため、ジャック無しでは何も決められない。胸に着けているクモの蝶ネクタイは動くことができ、町長が目を放すたびにどこかへ行く。ただし、町長が叩くとおとなしくなる、
フィンケルスタイン博士(Dr. Finklestein)
ハロウィン・タウンに住む偏屈で足が不自由なマッドサイエンティストで頭蓋を開閉することが出来、たまに自分の脳みそをいじっている。
自分が造ったサリーのことを家政婦のように考えており、いつも自分の世話をするよう強制することから、あまりサリーとの折り合いは良くない。その為、自由を夢見るサリーに一服盛られかけることもあり、彼女を閉じ込めるなどして喧嘩が絶えない。ただし、空を飛ぶトナカイをシンプルと呼ぶなど、ミステリアスな性格も見せる。ラストでは、博士そっくりの人形を作り、その人形が車椅子を押していた。
イゴール
フィンケルスタイン博士の元で雑用係をやっている片目しか開いていないモンスター。骨ビスケットが大好きで、命令された仕事をこなすと博士からご褒美として骨ビスケットを貰っていた。
ヴァンパイアブラザーズ
体格がそれぞれ違う4人のヴァンパイアで、昼間はコウモリ傘を差している。そのうち、一番背が高いヴァンパイアがサイクロプスの目玉の奥と、湖のほとりでジャックを探していた。クリスマスプレゼントを製作するシーンでは、何でも噛み付くアヒルのおもちゃを作っていた。
ビヒーマス
いつも畑でかぼちゃのお世話をしているハロウィンタウンの町民。頭に斧が刺さっている。ジャックにくるみ割り人形を作るように頼まれた。
また、未公開シーンでは、彼が美声を鳴らして歌うシーンがある。
スパイダーヘアーモンスター
ハロウィンタウンの町民。指がヘビで髪の毛がクモになっている。
ウェアウルフ
ハロウィンタウンの町民である狼男。今にもはち切れそうなシャツを来ている。
ハーレクイン・デーモン
ハロウィンタウンの町民。頭にオレンジ色の縞模様の入った3本の触手のようなものが生えている。
クリスマスプレゼントを制作するシーンでネズミの帽子を作り、ジャックに駄目出しをされていた。
メルティングガイ
ハロウィンタウンの町民。全身がドロドロに溶けている。クリスマスプレゼントを製作するシーンでは、亀のおもちゃを作っていた。
ウイッチズ
ハロウィンタウンの二人組の魔女で、背が高い魔女と背が低い魔女。クラウンと共に墓場でジャックを探していたが、「棺おけは残らず開けた」とのことである。なぜか、二人とも噴水の近くで寝ている。
ミスターハイド
シルクハットを被ったハロウィンタウンの町民。カボチャ畑でジャックを探していた。シルクハットの中には小さいハイドが、更にその小さいハイドの被ったシルクハットの中にもう一人小さなハイドがいる。クリスマスプレゼントを制作するシーンで、マトリョーシカのような物を作っていた(中身はサソリ)。
アンダーシーガール
ハロウィンタウンの町民で、抹茶色をした半魚人。寝る時はアイマスクを着用して水の中で寝る。
ザ・デヴィル
ハロウィンタウンの町民。黒いマントのような服を着た赤色の悪魔。集会で「ああ、罠ならすばらしいわな~」とベタなダジャレを言っていた。
サイクロプス
ハロウィンタウンの町民。一つ目で耳が長いモンスター。
クラウン
ピエロのようなハロウィンタウンの町民。一輪車に乗っており、顔を取り外すことができる。墓場でウイッチズと共にジャックを探していた。
コープスメン
コープスチャイルドの父親。クリスマスプレゼントを製作するシーンでは、鎖でバンパイアテディを作る、大蛇に喰われるシーンがあった。
コープスマム
コープスチャイルドの母親。コープスチャイルドに首輪を付けて歩いているシーンがある。
コープスチャイルド
ハロウィンタウンの子供。ロックショックバレルとは違い良い子。骨ビスケットが大好き。
マミーボーイ
ハロウィンタウンの子供。全身が包帯で覆われている一つ目のミイラ。コープスチャイルドと一緒にいることが多い。
バットキッド
ハロウィンタウンの子供。自分の体以上あるコウモリの羽を持っており、歩く時は羽の先を杖のように使って歩く。
ハンギングツリー
ハロウィンタウンに住む木のお化け。常にハングドマン(骸骨)を連れている。
バンドマン
町の隅っこなどで音楽を奏でる3人のモンスターでハロウィンタウンの住民の中で一番人間らしい外見を持つ。

声の出演

役名 俳優 日本語吹替
ジャック・スケリントン クリス・サランドン 市村正親
歌: ダニー・エルフマン
サリー キャサリン・オハラ 土居裕子
ショック
フィンケルスタイン博士 ウィリアム・ヒッキー 三ツ矢雄二
町長 グレン・シャディックス 大平透
ロック ポール・ルーベンス 園岡新太郎
バレル ダニー・エルフマン 松澤重雄
ブギー ケン・ペイジ 小林アトム
サンディ・クローズ
(サンタクロース)
エド・アイヴォリー 永江智明
警官 松本保典
ピエロ 梅津秀行

スタッフ

作品に登場する休日

コンピュータゲーム

脚注

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外部リンク

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