ドラGO!

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テンプレート:出典の明記 テンプレート:基礎情報 テレビ番組ドラGO! -DRIVE A GOGO!-』(ドラゴー!)は、テレビ東京ほかで放送中の日本の観光名所やグルメスポットなどをクルマで巡る旅行バラエティ番組である。1998年10月4日から2013年3月31日までは『ドライブ A GO!GO!』(ドライブ・ア・ゴー!ゴー!)のタイトルで放送され、2013年4月7日から現在の番組名に改題された。

概要

この番組は毎週男女有名人ゲスト2組、もしくは3〜5人組が日本全国各地の名所やお店をドライブしながら巡るのがコンセプト。

地上波以外ではCATVCS放送のチャンネル「GAORA」(毎日放送系列)でも放送されている。以前は、BSジャパン及び独立UHF局岐阜放送で同時ネット放送していた。2010年4月4日放送分からハイビジョン放送開始。字幕放送はテレビ東京系列地上波局のみ実施している。

リニューアル

2009年4月改編

2009年4月19日の放送より、ナレーション(本番組では“ドライブDJ”と称す)が放送開始当初より担当していた高木理恵から、フリーアナウンサー大神いずみに交代(後に産休のため代役を起用)。そして2011年10月より、タレントの柳原可奈子を起用している。また、それらに伴って番組自体もオープニング曲などやテロップのリニューアルを行うと同時に「○○特集」と題し、毎月ドライブのテーマを固定している。

『ドラGO! -DRIVE A GOGO!-』へ

2013年4月7日放送分からは現在の『ドラGO! -DRIVE A GOGO!-』としてリニューアルされた。番組の基本となる構成(メインスポンサー、タレントの出演パターン等)は前番組より引き継ぐものの、新たにナレーション担当の柳原によるドライブルートの周辺情報も紹介されるコーナー「加奈子のドラぶら」が新設された。

主な出演者

近年は主に「男性タレント1-2名」と女性アイドル」の3人以上で構成される出演パターンに固定されている。

2014年現在の主な出演者・・・以下の出演者(+女性アイドル)で構成され、その出演者に応じた企画内容となる。

特別回

2006年

お正月に番組史上初となる2時間のスペシャル版を放送。3組のペアとなった男女ゲストがそれぞれ分散し富士山周辺のドライブスポットをナビゲートした。

2009年

3月29日の放送回では「特別編」と題し、ゲストにミス・ユニバース世界大会1位の森理世と同2位の知花くららを招いて通常のドライブ A GO!GO!とは趣を異にするセレブレティな内容の番組がオンエアされた。

2013年

8月18日の放送回では、同日の後継番組『モヤモヤさまぁ〜ず2』とのコラボ企画として、さまぁ〜ずがゲスト出演し「さまぁ〜ず 大人の夏休み!富士山麓1時間スペシャル!」(共演:ザ・たっち新井恵理那佐野ひなこ)と題したロングバージョンの特別編が放送された。

12月29日には「特別編・TOYOTA 86ドライブ」と題し、スペシャルゲストに音楽業界屈指のカーマニアとして知られるクレイジーケンバンド横山剣と、こちらも女性タレント随一のカーマニアである南明奈を招いて横山の所縁の地をトヨタ・86に乗って巡るという内容であったが、通常回のドラGO!では決して見ることはない、出演者による車両のインプレッション(乗り心地やエンジンサウンド、走行性能など)や、クルマ好きの横山と南がスポーツカーやドライブについて熱く語り合うなど、通常回よりもクルマやドライブそのものにフォーカスを当てた内容の特別編が放送された。

番組エピソード

一時期、温泉などの紹介時に-ドラ娘-と呼ばれた女性タレント(木舩香織等)も出演しており、また若手・ベテラン問わず有名俳優女優、ミュージシャンやスポーツ選手、フリーアナウンサーなどといった文化人も出演するなど毎回バラエティに富んでいた。番組初の海外ロケ(グアムなど日本近郊の国や地域)を行ったこともある。もちろん使用されたクルマは現地仕様のトヨタ車であった。

2010年2月に発生したトヨタ自動車の「リコール騒動」の影響で、同月の放送では他のトヨタ自動車の単独提供番組と同様に、通常の商品CMに代わって「お詫びCM」がオンエアされた。

2011年3月11日に発生した「東日本大震災」により、13日放送分はクレジットのみ、20日・27日放送分は表向きスポンサーなし(CMはACジャパンに全面差し替え)になったが、4月3日に復帰するも、この回のみトヨタ・AC各90秒ずつ。10日-24日放送分は、ACのCMが45秒のみ(15秒×3回)になり、5月1日放送分から全面トヨタのCMに戻した(のちに製品CMも再開)。

番組で使用される車両

トヨタ自動車一社提供番組である(開始当初はトヨタを含む複数社提供だった)ため、出演者が番組内で目的地の移動に使用する車両はすべてトヨタ車であり、番組内では使用する車両も併せて紹介される。「グルメや観光を目的としたドライブ」がコンセプトの番組ということもあり、主に「ファミリーカー」と呼ばれるクルマ(ミニバンステーションワゴンコンパクトカー)などが使われる。あくまでも出演者の移動手段として提供されているため、出演者が車に対して「乗り心地がいい」などのコメントを出すことはない。[1]

かつてはアリストプログレランドクルーザープラドといった高価格車や、セリカMR-Sといったスポーツカー、変わったところではロケ先の地元ディーラーが展開していたオリジナルパーツを組み込んだbBが登場するなど、出演者と同じく撮影車両もバラエティに富んでいた時期もあった。こうしてトヨタから新型車が発売されると、自動車雑誌等の取材にも使われる広報用車両が番組に貸し出されてトヨタの新型車をコマーシャルする役割も担っていたが、2008年4月以降の放送回からは地方でのロケはもちろん、東京近郊のロケであっても基本的にはレンタカー会社(トヨタレンタリース)所有の車両が使われている。

ただし、レンタル車両の「P5」(クラウンクラウン・マジェスタ)、「HV3」(SAIカムリ)、「HV4」(クラウン・アスリート&ロイヤルハイブリッド)、「SP1」(トヨタ・86[2])クラスの車両は使用されず、また一部地域のトヨタレンタカーで扱われるアベンシスFJクルーザープリウスPHVなどは原則として使われない。[3]

また、ごく稀にではあるが前述のレンタカーではなく、以前のようなトヨタ自動車の広報車両が使われたり、または一般ユーザー向け未発売の車両(プリウス・プラグインハイブリッド[4])や特別架装仕様の車両(ノア&ヴォクシー G SPORTS【通称:G's】、ヴォクシー「煌」など)も登場している。

2009年3月29日にオンエアされた「特別編」では、スペシャルゲストにミス・ユニバース世界大会1位の森理世と2位の知花くららを招いたこともあり、2人が当時アンバサダーとして関わっていたトヨタのプレミアムブランド「レクサス(LEXUS)」のSUV「レクサス・RX」が使われた。レクサスブランド車の登場は当回が番組史上初であり、またこの回のみスポンサーが通常のトヨタブランドからレクサスブランドに差し替えられてレクサス・RXのCMが流された。[5]

なお2012年2月26日と3月4日のオンエアのみ、前述の車両紹介シーンが省かれている(そちらの2回はトヨタの主催するモバイルサービスとのタイアップ企画で、そちらが優先的に紹介されたため)。

2013年12月29日にオンエアされた「特別編・TOYOTA 86ドライブ」では、共にカーマニアとして業界で広く知られる横山剣南明奈をゲストに招いたことで、番組史上初のスポーツカーであるトヨタ・86が使われた。[6]

スポンサー

一社提供以降の提供クレジットは、アニメーション演出の独特なものが使用されている。提供読みは当初はナレーションと同じ男性の声だったが、2005年7月から企業名の読みが「トヨタ自動車」から「トヨタ」に変更され、担当もテレビ東京アナウンサーに変更された。

2000年1月-2011年秋までの「Drive Your Dreams.」時代は飛び出すCGで表記したが、その後の「FUN TO DRIVE, AGAIN.」では提供表記が白絨毯にクレジットの表記を載せるクレジットに変更された。

再放送

テレビ東京系列局では、2009年10月2日から2010年2月23日まで、毎週月曜〜金曜の11:30 - 12:00(ハッピーチャンネル枠)に同番組の再放送が行われていた。番組中には本放送当時の年月がテロップが出されるのはもちろん、本放送でのトヨタ自動車は再放送版に限って冠スポンサーに付かないため車両紹介コーナーやエンディングはカットされている。

スタッフ

  • ドライブDJ(ナレーション):柳原可奈子(2011年10月 - )、宮島史年(2011年10月 - )
  • 構成 : 兵頭潤
  • CAM(カメラマン) : 佐々木健、寺内浩二、橋口和利、野澤慎二、田中智裕、中村敦
  • VE(ビデオエンジニア) : 荻原浩一、白峰秀治、吉原輝久、岩崎伸也、植木久梨子、黒川佳輔
  • 車載CCD : 岡賢治
  • VTR編集 : 角田丈太郎、中村武
  • MA : 田村陽介
  • 音効 : 平澤亜希( - 2014年8月)・篠原光(2014年8月 - )(佳夢音
  • ヘア&メイク : おかもと技粧
  • アシスタントディレクター:酒井完慈、小野寺景、広瀬将平
  • ディレクター : 関昌志、小野貴之、本田史典、野中哲也
  • プロデューサー : 高砂佳典(テレビ東京)、中村準一
  • 車輌協力 : M・BROS
  • 技術協力 : ハートビーツ、LOOP、マイシャ、千代田ビデオ3one、RAMECA RAMECA、テクニカルアート
  • 製作 : テレビ東京、nexus
  • エンディングテーマ:
    • 「箱根スカイライン」クレイジーケンバンド(2013年7月 - 2014年7月)
    • 「ドライヴ!ドライヴ!ドライヴ!」クレイジーケンバンド(2014年8月 - )

過去のスタッフ

  • ドライブDJ(ナレーション)
  • プロデューサー : 中原健一→斎藤勇→平山大吾→内田久善→村上徹夫(テレビ東京)

各地の放送時間

放送対象地域 放送局 系列 放送日時 備考
関東広域圏 テレビ東京 テレビ東京系列 日曜 18:00 - 18:30 制作局
北海道 テレビ北海道 同時ネット
愛知県 テレビ愛知
大阪府 テレビ大阪
岡山県·香川県 テレビせとうち
福岡県 TVQ九州放送
山形県 テレビユー山形 TBS系列 土曜 6:00 - 6:30 34日遅れ
滋賀県 びわ湖放送 独立UHF局 月曜 10:30 - 11:00 64日遅れ
和歌山県 テレビ和歌山 火曜 19:00 - 19:30 39日遅れ
福島県 福島中央テレビ 日本テレビ系列 不定期放送
(土曜・日曜に放送)
-
石川県 北陸放送 TBS系列 不定期放送
(主に土曜・日曜の午後に放送)
-
日本全国 BSジャパン テレビ東京系列
BSデジタル放送
火曜 23:24 - 23:54 9日遅れ
GAORA CS放送 毎週土曜
(再放送)毎週月曜
6日遅れ
  • BSジャパンでは2008年9月まで土曜24:00 - 24:30に放送され、地上波より20日遅れの放送となっていた。2013年3月までは土曜 19:00 - 19:30に放送されていた。

過去のネット局

脚注

  1. しかし、かつて初代プリウスが番組で使われた際、当時はハイブリッドカーがまだ珍しかったこともあって運転・同乗した出演者がプリウスのハイブリッドシステムを監視するモニターを見て珍しがってコメントをする、といった場面も見られた。また、2013年12月29日放送の特別回では、運転そのものを楽しむスポーツカー(トヨタ・86)が使われたこともあり、出演者が車両のインプレッションを行う場面が久しぶりに見られた(詳しくは「特別回」の項目を参照)。
  2. 例外として、2013年12月29日放送の特別回における撮影車両はトヨタ自動車所有の広報車両が番組に提供されていた。
  3. このうち、FJクルーザーとプリウスPHVは番組に過去1〜2回程度登場している。
  4. リース販売モデル仕様
  5. なおレクサス・RXは本番組の開始以来、史上最高価格の車両(500-600万円)である。
  6. なお前番組(ドライブ A GO!GO)時代の2000年頃に、当時発売されたばかりのセリカとMR-Sが1回ずつ使われているため、厳密には番組史上初ではなく13年ぶり3度目のスポーツカーあり、かつMT(マニュアルトランスミッション)車としても10年ぶり以上の登場となった。

外部リンク

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