スタジオアリス

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ファイル:Studio Alice TerraceMall Shonan Store Kanagawa Japan.JPG
ショッピングセンター型店舗 こども写真城スタジオアリス テラスモール湘南店(神奈川県藤沢市
ファイル:Studio Alice Katsushikaokudo Store Tokyo Japan.jpg
ロードサイド型店舗 こども写真城スタジオアリス 葛飾奥戸店(東京都葛飾区

株式会社 スタジオアリスStudio Alice Co.,Ltd.)は、大阪府大阪市北区に本社を置く、写真館チェーンを運営する日本の企業である。

会社概要

「こども写真城 スタジオアリス」を合計451店舗(フランチャイズの10店舗含む)展開する、こども専門写真館の最大手企業。日本国外にも進出しており、韓国に6店舗、台湾に6店舗を出店している。この他、新コンセプトのこども専門写真館「kodomo Photo Studio HALULU」やペット専門写真館「ペット写真城スタジオ わんわんアリス」を運営している。また、銀座歌舞伎座に写真館「GINZA KABUKIZA」、京都水族館やすみだ水族館にも常設写真コーナーを出店するなど、イベント撮影にも進出している(以上、店舗数は2013年12月末時点のもの)。

かつてはDPE店をチェーン展開する企業であったが、1992年(平成4年)にこども専門写真館の1号店をオープン後は、1994年(平成6年)に日本トイザらスと提携するようになり、本格的に同業態でチェーン展開し、規模を拡大していった。

従来の一般的な写真館とは異なり、気軽に利用できるよう数々の工夫が施されており、出店場所として大型商業施設内を多く選んでおり、店舗デザインは、外から店内の様子が見える明るいものとしている。また撮影スタッフは女性を中心とし、時には子供の緊張をほぐすために、ぬいぐるみを使って話し掛けることもある。 独特の料金システムも導入しており、各店に500着ずつ用意されている貸衣装は着付やヘアセットも含めて無料、撮影料金は何カット撮っても定額である。プリント料金は別途必要だが、撮った画像をモニター画面で見て、気に入ったカットのみをプリント注文できるようになっている。

しかし、このようなこども写真館はきわめてユニークな存在であったが、近年では競合するこども専門写真館やまた旧来の営業写真館でも、同社と同等・同様のシステム(料金、無料着付など)を導入する所が激増し、目新しい物では無くなり日本の各地で一般的に見られる業態となった。 ゆえに順調に成長してきた同社も、少子化・他店との競争激化に伴い苦戦、2005年度には既存店の売上が頭打ちとなる傾向がみられる中、経費削減・効率化の為、同社は2005年5月、写真プリントなどの現像所業務をおこなう子会社を設立した。

2006年1月にはウェディングドレスメーカーの株式会社マリモを完全子会社化し、撮影用衣装を創らせ、中国にある同社関連会社(上海久華紗服飾有限公司)で海外生産させることとした。同年2月には、繁忙期の要員手配などを目的として人材派遣会社を設立した。 このように、資材、人材などを自社グループ内で調達できる体制を整え、さらなる収益の確保を目指している。 また女性タレントのベッキーのデザインした衣装を揃え、集客を図っている。

2009年3月創業社長である本村昌次が会長職に退き、新社長に元専務の川村廣明が就任している。

沿革

  • 1974年 - 株式会社 日峰写真工芸として設立される。
  •  同年  - DPE店の1号店をオープンさせる。
  • 1976年 - 株式会社日峰に社名を変更する。
  • 1981年 - DPE店のチェーン本部を開設する。
  • 1986年 - ビデオレンタル店の1号店をオープンさせる。
  • 1992年 - 子供写真館の1号店をオープンさせる。
  • 1993年 - DPE店の店名を「グリーンBOX」に統一する。
  • 1994年 - 子供写真館の店名を「こども写真城スタジオアリス」に統一する。
  • 1995年 - 富士写真フイルム(後の富士フイルムホールディングス)のグループ企業と合弁で、株式会社 アリスを設立する。
  • 1999年 - 株式会社 スタジオアリスに社名を変更する。
  •  同年  - ビデオレンタル事業から撤退する。
  • 2001年 - 韓国に現地法人を設立する。
  •  同年  - DPE事業から撤退する。
  • 2002年 - ジャスダック上場する。
  • 2003年 - 東京証券取引所第二部に上場する。
  •  同年  - 「スタジオわんわんアリス」の1号店をオープンさせる。
  • 2004年 - 東京証券取引所市場第一部に上場する。
  •  同年  - 株式会社 アリスを吸収合併する。
  • 2005年 - 現像所業務を行う子会社(のちの株式会社ジェイヴィス)を設立する。
  •  同年  - 台湾に合弁企業を設立する。
  • 2006年 - 株式会社 マリモを完全子会社化する。
  •  同年  - 株式会社 アリスキャリアサービスを設立する。
  • 2008年 - 株式会社 マリモと株式会社ジェイヴィスを合併し株式会社MARIMO & JVISを設立。
  • 2010年 - 株式会社 豊匠を子会社化。
  • 2011年 - 株式会社MARIMO & JVISのマリモ事業部を廃止し、株式会社JVISへ商号変更。
  • 2013年 - 歌舞伎座タワー内に歌舞伎写真館 GINZA KABUKIZAを出店。


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開催イベント

関連企業

株式会社 JVIS
子会社。旧社名株式会社ジェイヴィス(旧・アリスデジタルソリューションセンタ)と株式会社マリモ(旧・マリモ商事株式会社)が2008年12月に合併。2011年3月31日マリモ部門(ウェディングドレス、タキシード、婚礼用小物等の企画、生産、販売)の業務終了。2011年9月1日、㈱JVISに商号を変更。主な業務領域は写真処理、加工などのラボ業務とサイン事業。
株式会社 アリスキャリアサービス
子会社。労働者派遣事業などを行っている。
スタジオアリスコリア・カンパニー・リミテッド
子会社。韓国にて写真館店舗を展開している。
スタジオアリスタイワン・カンパニー・リミテッド(愛麗絲寳貝寫真館股份有限公司)
台湾にて写真館店舗を展開している。
株式会社 豊匠
子会社。スタジオアリスの撮影用衣装(和装、洋装)の企画・デザイン・生産などを行っている
上海豊匠服飾有限公司
株式会社 豊匠の生産子会社。

外部リンク

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