サンピアザ
サンピアザ(Sunpiazza)は、北海道札幌市厚別区にあるショッピングセンター[1]。札幌副都心開発公社が運営する[1]。1977年6月に新札幌副都心の核施設としてオープンした。開業当初のキャッチコピーは「札幌市、サンピアザ区とでも呼びましょうか」。
目次
概要
地下3階、地上5階構造となっている。建物の中央部は地上1階から5階までの吹き抜けとなっている広い場所があり、ガラス面の天井によって採光されていることから「光の広場」と呼ばれている。
ダイエー新さっぽろ店及びカテプリ新さっぽろの2つの核店舗を持つショッピングセンターで、同じ副都心開発公社が運営する商業施設JR新札幌駅の北隣、新さっぽろアークシティデュオduo1・duo2、さらに新さっぽろアークシティホテル、地下鉄新さっぽろ駅、JR新札幌駅、新札幌バスターミナルと連絡している。
現在は、新さっぽろアークシティの一部としても扱われている[2]。
近年は近隣へ進出した大型ショッピングセンターや、札幌駅前の商業施設との競争も激しく、新テナントの誘致や営業時間の延長などで対抗している。
年表
- 1977年(昭和52年)
- 1981年(昭和56年) - 近接地に札幌市青少年科学館開館
- 1984年(昭和59年) - サンピアザホールが「サンピアザ劇場」に改称し映画館に転身。
- 1990年(平成12年)6月1日 - 札幌副都心開発公社により新さっぽろターミナルビルが開業[6]。新札幌バスターミナル供用開始。
- 2000年(平成12年)3月1日 -フランス・プランタンとの契約満了に伴い、プランタン新さっぽろがカテプリ新さっぽろに転換[7]。
- 2005年(平成17年) - サンピアザ劇場が多目的ホールとして再オープン。
建物とテナント
主なテナントとしては各種専門店、銀行[8]、屋内遊園地[9]、水族館、多目的ホール「サンピアザ劇場」、パチンコ店、診療所、文化教室等が入居しており、3階の一部[10]と4階[11]、屋上は立体駐車場となっている。 FMコミュニティ放送局であるFMドラマシティが入居しており、3階にスタジオを構えている。 札幌副都心開発公社も4階に本社オフィスを構える。
ダイエー新さっぽろ店
ダイエー新さっぽろ店は、1977年(昭和52年)6月10日にサンピアザと共にオープンした[12]。店番号は0413。道内4号店。地下1階から2階までの店舗となっている。
開業当初は、ダイエー厚別店を名乗っていたが後に、ダイエー新さっぽろ店に名称変更した。
カテプリ新さっぽろ
カテプリ新さっぽろは、1982年(昭和57年)6月1日に前身の「プランタン新さっぽろ」として開業[5]。
当時の新さっぽろは都市開発が遅れていて客足がまばらであったこと、品揃えの面で百貨店としての特色が発揮できなかったが響き、開業直後から経営不振となった[13]。 プランタンの1982年度の連結決算で初の欠損に陥る一因を作ってしまう。そこで、1983年11月1日に、合弁会社「オ・プランタンジャポン」から分離し独立採算制を取らせるため、ダイエー全出資の子会社「プランタン北海道」の運営となった[14]。
売り場の再構築を行うがそれでも経営は伸びず[15]、1985年11月にはダイエー新さっぽろ店の増床スペースという扱いで商業活動調整協議会に申請、「北海道ダイエー」(1991年にダイエーに吸収合併)の店舗となり年間売上げ112億円を目指し、巻き返しを図った[16]。その為、ダイエーには専門店は、ほんの僅かしかなくそれをプランタンが補う形となった。
2000年3月1日から、プランタンとの「プランタン」の名称使用許諾契約の満了に伴い、なんばと共に「カテプリ」に名称変更した[7][17]。のちにカテプリなんばが閉店したため、現在ではこの店舗が唯一の「カテプリ」業態である。
サンピアザ劇場
1981年に「サンピアザホール」の名称でオープン。元々は各種催しを行うイベントホールだったが、1984年、映画館に転身したのを機に現名称となる。主にファミリー向きの邦画やアニメ映画を数多くロードショー上映する他、洋画作品のムーブ・オーバーも行っていたが、市内や近隣都市に次々と開業したシネマコンプレックスの影響で徐々に客足が落ち込み、2004年5月14日に映画館としての営業を終え一時閉鎖[18]。2005年4月にイベントホールとして再オープンし現在に至る。なお、再オープン以降も映画上映は不定期に行っている。
ちなみに映画館時代は週末の深夜興行が行われず、終映が夕方6時頃と早かった。
かつて存在した施設、テナント
屋内遊園地「こどもの国」、(映画館としての)サンピアザ劇場の他にも、ドライブインシアターが存在していた。
- 初代:現新さっぽろアークシティホテル位置に立地。
- 二代目:2箇所に分散。積雪時、及び毎年12月13日~4月2日の期間は休業。陽が落ちる時刻以降、1日計2回上映。入場料金は1人のみ乗車の車1台、もしくは2人以上乗車の車1台毎の2種類に分類設定されていた。
- 新さっぽろピット1:アークシティ北駐車場2F屋上。座席数は120台。投影スクリーン画像付き紹介HP
- 新さっぽろピット2:サンピアザ立体駐車場7F屋上。座席数は70台。
備考
交通機関
関連項目
脚注
外部リンク
テンプレート:プランタン銀座- ↑ 1.0 1.1 引用エラー: 無効な
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タグです。 「hokkaido-np-1993-5-11
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ “JRタワーに対抗 新さっぽろの2商店会合併”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2003年5月29日)
- ↑ 北海道新聞 1977年6月9日 夕刊3面 札幌副都心の発展祈る 厚別のサンピアザ完工式 あす華やかに開店より
- ↑ 北海道新聞 1977年6月10日 夕刊5面 三千人繰り出す サンピアザがオープンより
- ↑ 5.0 5.1 引用エラー: 無効な
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タグです。 「hokkaido-np-1982-6-1
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ “新さっぽろ駅ターミナルビル 来月1日開業”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1990年5月15日)
- ↑ 7.0 7.1 引用エラー: 無効な
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タグです。 「taihan-news-2000-1-24
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 入居しているのは北洋銀行厚別中央支店と北海道銀行新札幌支店。
- ↑ かつては「こどもの国」という屋内遊園地であった。
- ↑ ダイエーゾーンの屋上にあたる部分。
- ↑ 文化教室と札幌副都心開発公社は4階のオフィス部分に入居、またカテプリゾーン(旧プランタン)の4階は駐車場になる。
- ↑ 引用エラー: 無効な
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タグです。 「hokkaido-np-1977-6-9
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ “開店9カ月「プランタン」(札幌厚別)”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1983年3月18日)
- ↑ 日経流通新聞 1983年11月3日 新さっぽろ分離、別会社により
- ↑ 日経流通新聞 1983年10月13日 下期24%増収へ プランタン新さっぽろ、売り場を再構築より
- ↑ 日経流通新聞 1985年4月25日 プランタン新さっぽろ、北海道ダイエーが吸収より
- ↑ 日経流通新聞 2000年1月11日 札幌・大阪のプランタン、店名をカテプリに 3月からより
- ↑ 映画館時代の最終上映作品は『ドラえもん のび太のワンニャン時空伝』。