サラダ十勇士トマトマン
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『サラダ十勇士トマトマン』(サラダじゅうゆうしトマトマン)は、1992年4月3日から1993年3月27日までテレビ東京、TXN九州(現・TVQ九州放送)系で放送されたテレビアニメ作品。全50話。
主人公のトマトマンらは、「真田十勇士」をモデルにしている。本作は、現時点で唯一TVQが制作に参加したテレビアニメである。 作品のモチーフの関連で、メインスポンサーにカゴメが名前を連ねている。
目次
概要
野菜・果物・昆虫を擬人化したキャラクター達が登場する、ファンタジー色の強い集団ヒーローアニメ。
主人公達のモチーフとなった野菜や果物はそれぞれ、彼ら自身の名前とリンクしており、一目で「キャラクター名=キャラ造形の元になった野菜(果物)名」が判るようになっている。
ムシムシ族の悪巧みから「サラダの国」を守るため、トマトの擬人化キャラクターである主人公の少年・トマトマンとその仲間達(=サラダ十勇士)が活躍する、というのが本作のストーリーの大筋である。
スタッフ
- 原案・総監督:笹川ひろし
- 企画:大野実(読売広告社)、大西邦明(学研)
- シリーズ構成:桜井正明
- キャラクターデザイン:上北双子、橋本とよ子
- 音楽:Edison
- 美術監督:東條俊寿
- 音響監督:藤山房伸
- 監督:松浦錠平
- プロデューサー:池田朋之(テレビ東京)、深瀬直治(TXN九州)、長谷川徹(学研)
- 脚本:桜井正明、中弘子、大橋志吉、高山鬼一、井上美保子、平見瞠、池野みのり
- 絵コンテ/演出:松浦錠平、高松信司、又野弘道、ワタナベシンイチ、榊原純、大庭秀昭、石崎すすむ、細田雅弘、池端隆史、福多潤、太田ひろし、香川浩
- 作画監督:進藤満尾、増谷三郎、香川浩、高木信一郎
- 原画:大西克美、中川大輔、岩井優器、沢田恒、成田三枝子、青柳重美、桜井芳久、戸川俊信、青鉢芳信、冨沢雄三、古川達也、小林慶輝、西村幸男、土屋誌朗、楠田博樹、遠藤弘二、他
- 動画:桑本瑞恵、田島実、橋本紀美子、高島鉄雄、横川たか子、三田恭子、塚本和央、富田誠司、星名靖男、小島愛子、口無浩史、久保寺輝彦、三浦光昭、樋口美知子、他
- 動画協力:スタジオムサシ、ラジカルパーティー、じゃんぐるじむ、金星スタジオ、進藤プロダクション、荒木プロダクション、動画工房、みゆきプロダクション、他
- 動画チェック:関明美、棚橋香予、所花子、横溝達男、他
- 色指定:吉田さよ子、松浦恵理子、他
- 仕上:小林弘美、ごとうけいこ、斉藤理智子、伴野直美、醍醐玲子、谷藤美加、佐藤祐子、伊藤芳美、後藤弥生、大川希、本橋恵美子、古市綾佳、竹内美奈子、廣崎みどり、高見沢佐智子、岸好子、佐藤敦子、中野知香、伊藤亜紀美、井村光江、相原美喜、横田こずえ、他
- 特殊効果:林百花、鈴城るみ子
- 背景:佐藤寿、遠山麻理子、新井由華、藤江優子、金子香、伊藤朱美、加藤納央、秋保富恵、古谷美子、越膳滝美(以上、スタジオテイクワン)、他
- 撮影監督:金子仁
- 撮影:角原幸枝、熊谷正弘、山田廣明(以上、東京アニメーション・フィルム)
- 編集:鶴渕友彰
- 現像:IMAGICA
- タイトル:マキ・プロ
- 音響効果:井上裕(アニメサウンド・プロダクション)
- 録音スタジオ:東京テレビセンター
- 音響制作:ザックプロモーション
- 録音調整:佃安夫
- 制作進行:広川隆志、関裕幸、井上貴夫、村上杉郎、大西景介、宇佐美祐介、他
- 制作デスク:村竹保則(ライフワーク)
- 制作担当:津村豊
- 制作協力:ライフワーク
- 制作プロデューサー:栃平吉和(アニメーション21)、上田和成(読売広告社)
- アニメーション制作:アニメーション21
- 製作:テレビ東京、TXN九州※、読売広告社、学研
※TXN九州は、OP・EDでは略称の「TVQ」と表記されていた。
主題歌
- OP:『ヴェジタブル マイ ラブ』
- 作詞:津田義彦
- 作曲:大谷明裕
- 編曲:伊豆のりお
- 歌:晴山さおり
- ED:『サラダ十勇士トマトマン』
- 作詞:津田義彦
- 作曲:大谷明裕
- 編曲:伊豆のりお
- 歌:晴山さおり
上記2曲を収録したCDは、ビクター音楽産業から発売された。
ネット局
本放送時の放送時間
- 第1話-第38話 毎週金曜日 18:30~19:00
- 第39話以降 毎週土曜日 18:00~18:30(『RPG伝説ヘポイ』を放送していた枠に移動)
キャラクター
十勇士
- トマトマン(声:愛河里花子)
- 主人公。サラダ十勇士のリーダー的存在。ドジだが純粋で優しい男の子。モモモ姫のことが好き。けん玉が大の得意。
- ウメ法師(声:八奈見乗児)
- サラダ十勇士の最年長。博識で参謀的存在。
- そんなバナナ(声:亀山助清)
- とても臆病で、怖がったり都合が悪くなると顔面を皮で隠す。
- ホレタスおばさん(声:堀越真己)
- ふくよかで穏やか。料理が得意。
- ダンシャク(声:小形満)
- 熱血漢だが気が短い。語尾に「~じゃい」と付ける。
- ピーマンシスター(声:前田雅恵)
- 教会で子供達の世話をしている。
- あたしダーレモン(声:深居みさ)
- 毎回、画面に向かって「あたしダーレモン」と聞いてくる。
- ナップル博士(声:藤原啓治)
- 頭脳明晰で、十勇士のブレイン。色んな発明品を作り出している。
- ニンジン忍者(声:鈴木祐子)
- 忍者なだけあり、運動神経が優れていてストイックな性格。
- オニオン(声:野村真弓)
サラダの国
- オメロン王(声:神山卓三)
- サラダの国の国王。モモモ姫の父。
- モモモ姫(声:遠藤みやこ)
- オメロン王の娘。美しく心優しいお姫様で、トマトマンの意中の人。
- ミカン王子(声:置鮎龍太郎)
- ユズ長老(声:緒方賢一)
- ヒカル坊(声:野村真弓)
- メロンプリンス(声:渕崎ゆり子)
- パパイヤ姫(声:西原久美子)
- パパイヤ(声:小形満)
- パパイアン(声:村松康雄)
- カボチャおじさん(声:菅原淳一)
- キューリ夫人(声:江沢昌子)
- マロン麿(声:佐々木望)
- スモモ(声:伊藤美紀)
- マクフウリック(声:菅原淳一)
- ヒキタレンコン(声:田仲美夕紀)
- カリフラワー(声:堀本等)
- ハクサイ(声:三木眞一郎)
- サトイモ(声:小桜エツ子)
- イン・ゲン(声:鈴木勝美)
- 金時(声:藤原啓治)
- キャプテンココナッツ(声:村松康雄)
- バンプー(声:藤原啓治)
- ダイコン(声:亀山助清)
- ガーリック(声:永山あけみ)
- コーンJr.(声:渕崎ゆり子)
- ハクサイ(声:小島敏彦)
- はくさい(声:くればやしたくみ)
- リンゴー姫(声:野村真弓)
- プチトマト(声:渡辺菜生子)
- ダイコン伍長(声:仲木隆司)
- パセリ(声:石田彰)
- いまイチゴ(声:永山あけみ)
- ブドウスキーマスカット(声:永山あけみ)
- キュータロウ(声:亀井芳子)
- スイッカ殿下(声:緒方賢一)
- スイートポテト(声:山田妙子)
- ポテトの父(声:小形満)
- ポテトの母(声:鈴木祐子)
- みょうがおばさん(声:種田文子)
- マッシュ(声:真殿光昭)
ムシムシ族
- バタフライ(声:本多知恵子)
- カマキリ卿(声:千葉繁)
- デカブトン(声:桜井敏治)
- テントピー(声:小桜エツ子)
- クイーンバタフライ(声:小原乃梨子)
- ミンミンスキー(声:滝口順平)
- コレッキリギリス博士(声:小形満)
その他
- コンピューター:小桜エツ子
放送リスト
- 勇者は真っ赤っか
- ポロロン!竜のなみだ
- きらいきらい!モモモ姫
- バタフライはピザが好き
- 幽霊森に消えたモモモ姫
- スイートポテトと地下の町
- サラダの国の恐怖の大予言
- ホレタスグルメ大作戦
- ニンジン忍者の宝箱
- リンゴー王のクールなおくちもの
- ナップル博士のとめとめかめら
- コンコン泉の水中戦
- 走れ!サラダスロン
- ライバルはメロンプリンス
- 主役は私 ダーレモン
- ピーマン先生大キライ
- 葉っぱですっぱい大失敗
- こわれたトマコプター!?
- そんなバナナの片思い
- 小さな勇士の大てがら
- 登場!十一番目の勇士
- 空飛ぶピンクの招きブタ
- 救え!小さくなったモモモ姫
- ドラキューリがやってきた
- モモモ姫の秘密の絵日記
- ミンミンスキーは歌が好き
- 原始時代のトマトマン!?
- あたしダーレモンはデザイナー
- オレは海賊ココナッツ
- 出動!魔法のミニトマト
- 正義の味方パパイヤ姫参上!
- モテモテトマトの大ピンチ
- 心をうつす魔法の鏡
- 能あるバナナは顔をかくす
- 星の王様スターキング
- 決死のマジック大脱出
- ウラナイ花で早起きバッチリ
- クリスマスはさんざんクロース
- スーパースターに大作戦
- モーレツ大食いチャンピオン
- モモモ姫はあやつり人形
- 恋するカマキリ卿
- ほら吹きホラフキン
- 走れ!きかん車サラダ号
- 登場!クイーンバタフライ
- ゴリちゃんは美人が大好き
- ラッキーベビーかぼっちゃん
- バタフライはモモモ姫
- 未来を守る幸せの木
- サラダ王国よ永遠に
CS局での放送
2010年9月から2011年9月まで、AT-Xにて放送された。
2012年1月より、AT-Xにて再放送が実施される事となった。
こぼれ話
基本的に悪役であるムシムシ族の主役級の3人、バタフライ、カマキリ卿、デカブトンはそれぞれ美女、眼鏡をかけた学者肌、大男である。原作・総監督が笹川ひろしであることもあり、いわゆる「三悪」を彷彿とさせた[1]。
脚注
- ↑ 他に三悪の親玉で有名な滝口の悪玉出演もその空気を感じさせる。但し八奈見は善玉側で、たてかべに至っては出演すらしていないと云う差異もある。