キンモクセイ (バンド)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Infobox Musician キンモクセイは、日本のバンド。公式や、CDの帯には「ポピュラーミュージックグループ」と記されている。略称は「キンモク」。
ケイダッシュグループの田辺音楽出版所属。所属レコード会社はBMG JAPAN。
結成当時は、佐藤大(ドラムス)と杉浦愛子(コーラス)を含めた6人組であった。2000年7月に現在のメンバー構成となる。
2008年1月中旬より活動休止中だが、2011年、東日本大震災の被災地支援アルバムの新曲を録音するため、一時的に再集結した。
メンバー
伊藤俊吾(いとう しゅんご、1976年11月25日、 AB型- ) : ボーカル・ギター・キーボード
佐々木良(ささき りょう、1976年4月12日、B型 - ) : コーラス・ギター・シンセサイザー
- ニックネームは「良さん(ちゃん)」、「Mr.フツウ」など。
- CGやデザイン、カメラなど様々な分野に才能を発揮し、プロモーションビデオやグッズの製作を手がけたり、ウェブサイトの運営などを行っている。本職はギターではあるが、ライブでは曲によりドラムを担当する場面もある。
後藤秀人(ごとう ひでと、1976年12月27日、A型 - ) : リードギター(コーラス)
- ニックネームは「ゴックン」。
- 2000年12月31日まで、東京ディズニーランド/トゥモローランド・テラス・ステージにレギュラーで出演。
- 2008年から馬場俊英のコンサートでバックバンドのメンバーとして活動中。
張替智広(はりがえ ともひろ、1976年5月8日、O型 - ) : ドラムス(ボーカル)
- ニックネームは「ハリー」「ハリー・スター」(リンゴ・スターからとったものであると思われる)。メンバー一物静かだが、スティックを持つと一変する。小学生の頃からドラムを叩いており、その日の気分で演奏も変わる。
- イギリスが大好きで、ドラムにはユニオン・ジャックが描かれている。代官山で自らがデザインしたTシャツを委託販売していたこともある。他に、カーネーションなどに参加。
白井雄介(しらい ゆうすけ、1977年1月31日、O型 - ) : ベース、リーダー
- ニックネームは「しらいちゃん」「リーダー」。
伊藤、後藤、白井の3人は神奈川県相模原市出身(佐々木は東京都町田市出身、張替は静岡県出身である)[2]。また、伊藤と白井が神奈川県立相武台高等学校、後藤が神奈川県立新磯高等学校と市内の高校を卒業している。なお、この2校は現在統合され同じ高校(神奈川県立相模原青陵高等学校)となっている。
概要
- 2001年10月、シングル「僕の行方」でデビュー。
- 2002年発売の2作目のシングル「二人のアカボシ」のヒットにより、同年の『第53回NHK紅白歌合戦』に出場した。
- 2004年10月2日には、神奈川県立相模原球場で凱旋ライブが行われた。
- 2004年11月から、吉田美奈子のカバー「夢で逢えたら」が「ダイハツ・ミラジーノ」のCMで放送された。
- 2006年、毎日放送の全国高校ラグビー大会のテーマ曲として松任谷由実の「ノーサイド」のカヴァーを手がけ、2007年のカヴァーアルバム「さくら」に収録された。
- 2007年4月3日にカヴァーアルバム「さくら」発売を記念し、上野公園でさくらづくしのフリーライヴを行い、ゲストにタレントの前田健や歌手の河口恭吾が参加した。
- 2008年1月26日の全国ツアー終了後、残っているイベントを全て消化した後に活動を休止すると発表した。初めは公式ファンクラブ「お楽しみ会」会報2007年12月号に別紙を挟む形で発表され、その後公式HPにて正式に発表した。
- 2011年3月20日、東日本大震災の被災地支援のためのコンピレーション・アルバム『東北関東大震災 被災地支援コンピレーションアルバム『HOPE nau!』』のための新曲「アシタ」を録音するため、メンバーがキンモクセイとして再集結した。あくまでこの曲を録音するためだけの再集結であり、本格的な活動再開ではないことが佐々木のサイトにて語られている[3]。
作品
シングル
CDコード | リリース日 | タイトル | 作編曲者 | オリコン | |
1st single | BVCR-19040 | 2001年10月24日 | 僕の行方 |
作詞・作曲:伊藤俊吾 編曲:キンモクセイ |
最高位 - 位 |
2nd single | BVCR-19046 | 2002年1月9日 | 二人のアカボシ |
作詞・作曲:伊藤俊吾 編曲:澤近泰輔・キンモクセイ |
最高位10位 |
3rd single | BVCR-19050 | 2002年5月9日 | 七色の風 |
作詞・作曲:伊藤俊吾 編曲:佐橋佳幸・キンモクセイ |
最高位14位 |
4th single | BVCR-19601 | 2002年7月3日 | さらば |
作詞・作曲:伊藤俊吾 編曲:キンモクセイ |
最高位15位 |
5th single | BVCR-19053 | 2002年11月27日 | 車線変更25時 |
作詞・作曲:伊藤俊吾 編曲:佐橋佳幸・キンモクセイ |
最高位22位 |
6th single | BVCR-19055 | 2003年4月9日 | 同じ空の下で |
作詞・作曲:伊藤俊吾 編曲:佐橋佳幸・キンモクセイ |
最高位20位 |
7th single | BVCR-19057 | 2003年9月17日 | 人とコウモリ/日曜日の夜 |
作詞:伊藤俊吾 作曲:白井雄介 編曲:佐橋佳幸・キンモクセイ |
最高位36位 |
8th single | BVCR-19617 | 2004年4月21日 | 二人のムラサキ東京 |
作詞・作曲:伊藤俊吾 編曲:佐橋佳幸・キンモクセイ |
最高位65位 |
9th single | BVCR-19932 | 2004年8月25日 | メロディ |
作詞・作曲:伊藤俊吾 編曲:佐橋佳幸・キンモクセイ |
最高位71位 |
10th single | BVCR-19636 | 2004年12月1日 | むすんでひらいて |
作詞・作曲:伊藤俊吾 編曲:伊藤俊吾 |
最高位70位 |
11th single | BVCR-19944 | 2005年2月16日 | 夢で逢えたら |
作詞・作曲:大瀧詠一 編曲:キンモクセイ |
最高位36位 |
12th single | BVCR-19649 | 2005年7月27日 | SUMMER MUSIC |
作詞・作曲:伊藤俊吾 編曲:澤近泰輔・キンモクセイ |
最高位55位 |
13th single | BVCR-19672 | 2005年11月30日 | 冬の磁石 |
作詞:伊藤俊吾 作曲:後藤秀人 編曲:澤近泰輔・キンモクセイ |
最高位49位 |
14th single | BVCR-19698 | 2006年10月18日 | さよならの表情 |
作詞・作曲:伊藤俊吾 編曲:澤近泰輔 |
最高位67位 |
15th single | BVCR-19106 | 2007年10月24日 | 金木犀e.p. |
作詞・作曲:伊藤俊吾 編曲:キンモクセイ・村山達哉・桜井秀俊 |
最高位54位 |
アルバム
品番 | リリース日 | タイトル | オリコン | |
1st | BVCR-11042 | 2002年7月3日 | 音楽は素晴らしいものだ | 10位 |
2nd | BVCR-11054 | 2003年10月20日 | 風の子でいたいね | 30位 |
3rd | BVCR-11065 | 2004年12月22日 | NICE BEAT | 45位 |
4th | BVCR-11081 | 2005年12月21日 | 13月のバラード | 57位 |
Cover | BVCR-17050 | 2007年3月21日 | さくら | 56位 |
Best | BVCR-18108 | 2007年11月21日 | ベスト・コンディション 〜kinmokusei single collection〜 | 65位 |
DVD
楽曲提供
- 乙葉 : 「やさしいピアノ」(作詞:伊藤俊吾/作曲:伊藤俊吾/演奏:キンモクセイ)
- アルバム『OtohaCD Volume 2』に収録
- 松たか子 : 「黄昏電車」(作詞:伊藤俊吾/作曲:伊藤俊吾)
- アルバム『harvest songs』に収録
- Emi with 森亀橋 : 「影法師」(作詞:伊藤俊吾)
- 太田裕美 : 「星屑」(作詞:伊藤俊吾/作曲:伊藤俊吾)
- アルバム『始まりは“まごころ”だった。』に収録
参加作品
- ナイアガラで恋をして Tribute to EIICHI OHTAKI
- 「熱き心に」をカバー
- 甲斐バンド&甲斐よしひろ グレイトトリビュートコレクション グッド・フェローズ
- 「テレフォン・ノイローゼ」をカバー
- ラヴ 〜メモリー・オブ・メロディー〜
- 「夢で逢えたら」を収録
- 友情のエール/YELL FROM NIPPON
- 伊藤俊吾のみ参加
- フジTV系「めざましテレビ」39プロジェクト ありがとう〜thanks to you all〜
- 「さらば」を収録
- DEATH NOTE TRIBUTE
- 「オヤスミナサイ」を収録
- 小椋佳トリビュート 〜青春〜
- 「木戸をあけて 〜家出をする少年がその母親に捧げる歌〜」をカバー
- バーンパーク
- 「雨あがりの街で」(キンモクセイとかかし)
- 東北関東大震災 被災地支援コンピレーションアルバム『HOPE nau!』[4]
- 活動休止後初の新曲「アシタ」を収録
出演番組
- ポップジャム(総合テレビ)
- デジタルドリームライブ(BS2、BS-hi 2002年12月1日)
- 第53回NHK紅白歌合戦(総合、BS2、BS-hi、ラジオ第1 2002年12月31日)
- NHK青春メッセージ(総合テレビ 2003年1月13日)
- 音楽・夢くらぶ(総合テレビ 2003年4月3日)- 甲斐よしひろと共演
- 来日40周年記念-ビートルズ・スペシャルナイト(BS2 2005年7月2日)
- よこはまポートスタジオ アーティストスペシャル★フライデー(横浜FM、2006年12月10日)
- きょうは一日 桜・さくら・SAKURA(BS-hi 2007年4月15日)- 第4部(18:45~24:00)に出演。太田裕美と共演。
ほか多数
- 民放
- AX MUSIC TV 02(日本テレビ系)
- うたばん(TBS系)
- CDTV(TBS系)
- ミュージックステーション(テレビ朝日系)
- MUSIX!(テレビ東京系)
- キンモクセイのLIPS PARTY 21.jp(文化放送)
- あしたは日曜(Bayfm)
- キンモクセイの約30分(Fm Yokohama 84.7)
- G-ZONE〜キンモクセイは泣いている(NACK5)
ほか多数
関連項目
- 竹内めぐみ : 「二人のアカボシ」のプロモーションビデオに出演(出演当時は歌手デビュー前)。
- 乙葉 : 「七色の風」のプロモーションビデオに出演。伊藤俊吾が楽曲を提供。
- 堂島孝平 : キンモクセイとのユニット、「モクキンドウ」を結成。全国ツアーを行う。
- 松たか子 : 「二人のムラサキ東京」で東京ジェンヌとして参加。伊藤俊吾が楽曲を提供。
- 佐橋佳幸 : キンモクセイの曲の編曲を担当している。
- 澤近泰輔 : キンモクセイの曲の編曲を担当している。
- 西岡和哉 : 作曲家。白井と張替がキンモクセイとしてデビューする前に、彼と「MIND DIVE(マインドダイブ)」というユニットを組み、アルバムを1枚出している。
- 蒼井優 : 「人とコウモリ」のプロモーションビデオ、ジャケットに出演。
- 竹下恭平 : 「日曜日の夜」のプロモーションビデオ、ジャケットに出演。
- 鈴木茂 : 「日曜日の夜」の編曲を担当。
- 大瀧詠一 : 「夢で逢えたら」「熱き心に」をカバー。トリビュート・アルバムに参加。影響を受けている箇所が楽曲にもある。
- 山下達郎 : 「踊ろよ、フィッシュ」をカバー。
- 甲斐よしひろ:トリビュート・アルバムに参加。
- 宮崎あおい : 「冬の磁石」のプロモーションビデオに出演。
- 小椋佳:トリビュート・アルバムに参加。
- 松任谷由実 : 「ノーサイド」をカバー。
- かかし : アルバムにゲストボーカルとして参加。
- ChesterCopperpot : 伊藤俊吾の弟が所属。
- 吉田敬(ブラックマヨネーズ) : 「金木犀の花」のプロモーションビデオに出演。
- 中村優 : 「金木犀e.p.」2曲目「ふるさと」にヴォーカルで参加 。プロモーションビデオにも出演。
脚注
外部リンク
- キンモクセイ・オフィシャルサイト「もやし祭り」(公式ウェブサイト)
- 公式ファンクラブ「お楽しみ会」
- キンモクセイの枝(ブログ)
- SASALEAKS(佐々木良の公式ウェブサイト)
- 後藤秀人ブログ
- Hali Blaine の悲しい楽しい日々(張替智広のブログ)
- ケンイチ(佐々木良&白井雄介のPodcast)
- テンプレート:Twitter
- テンプレート:Twitter
- テンプレート:Twitter
- テンプレート:Twitter
- ↑ 【訃報】元キンモクセイの伊藤俊吾さん急死 2009.8.14 14:57 ウェブ魚拓
- ↑ 『キンモクセイ』 SPECIAL INTERVIEW
- ↑ キンモクセイ/アシタ 佐々木良・公式
- ↑ 配信限定で発売。[紹介ページ http://n-a-u.jp/push-nau/007-hope-nau.html]